次男が通院していたメンタルクリニックは、診察の他にリワークやリスタートの為のプログラムや親の会などに力を入れており、

口コミで広がり人気のあるクリニックでした。



そのドクターの夢が

【働きづらさを感じている人でも働ける会社を作る】でした。


昨年春からプロジェクトが立ち上がり(通院してる人でも外部の人でも参加できる) 

次男も張り切って参加していました。 


最初は「どんな会社なら働きやすいか?」からの討論が始まり、 

例えばコミュニケーションが苦手な人はその旨の札を下げておけば挨拶しなくても良いとか、 

体調により出勤時間を選べるとか、さまざまな意見が出る中で、 

次男は、自分の経験から、

「面接の時に履歴書のブランクを問われて正直に話すと(引きこもり)採用されない」事を話したそうです。 


その当事者ならではの辛い魂の叫びのような力説がその場にいた人達の胸に響いたそうです。 


その後、次男は心が不安定になり、その11月に旅立ちました。



先日、そのクリニックから電話が来ました。(次男の事は連絡済み) 


会社の名前が決まり、社名のロゴにプロジェクトのメンバーのイラストを入れたいので、

もし良ければ◯◯さんのイラストも使わせていただけませんか?と、 

私達の悲しみを配慮して、断られるのを覚悟で、

とても丁重なお話でした。 



【新しく作る会社では履歴書は不要】と次男の意見が採用されたそうです。


私は、その新しい会社に次男の意志も尊重され、生きていた証みたいなのが残る事に感激したので、

イラストを使ってもらう事に快諾しました。 

 

次男は、またまた母さん勝手な事を👊と怒るかも😅 



社名は、一から始めるみたいな名前で、

どんなイラストでもいいとの事でいくつかのイラストを選んで送りました。 

その中の一枚です。





次男は、こんな斬新な会社で働きたいと楽しみにしていたのに、

間に合いませんでした😢

残念で悲しすぎます😢