The Dark Knight
Christopher Nolan
イギリスの映画監督、脚本家、映画プロデューサー

本名:クリストファー・ノーラン
Christopher Nolan
生年月日:1970年7月30日
出生地:イングランド・ロンドン
国籍:イギリス、アメリカ合衆国
職業:映画監督
ジャンル:映画監督・映画プロデューサー・脚本家
配偶者:エマ・トーマス(1997年 - )
著名な家族:ジョナサン・ノーラン(弟)
《主な作品》
『メメント』『ダークナイト トリロジー』『インセプション』『インターステラー』『ダンケルク』
《受賞》
アカデミー賞
作品賞
2023年「オッペンハイマー」
監督賞
2023年「オッペンハイマー」
ニューヨーク映画批評家協会賞
監督賞
2023年「オッペンハイマー」
ロサンゼルス映画批評家協会賞
2001「メメント」
放送映画批評家協会賞
2023年「オッペンハイマー」
オリジナル脚本賞
2001年「メメント」
アクション映画賞
2008年「ダークナイト」
2010年「インセプション」
SF/ホラー映画賞
2014年「インターステラー」
MTVムービーアワード
新人監督賞
2002年「メメント」
AFI賞
脚本賞
2001年「メメント」
英国アカデミー賞
作品賞
2023年「オッペンハイマー」
監督賞
2023年「オッペンハイマー」
ゴールデングローブ賞
監督賞
2023年「オッペンハイマー」
セザール賞
名誉賞


《プロフィール》
ロンドンでコピーライターの父と客室乗務員の母のもとに生まれる。父親はイングランド人、母親はアメリカ人であるため、イギリスとアメリカの国籍を持つ。幼少の頃はロンドンとシカゴの両方で過ごした。その後ハートフォードシャーのインデペンデント・スクールであるヘイリーベリー・アンド・インペリアル・サービス・カレッジを卒業後、ロンドン大学ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンに入学。イギリス小説を学ぶ傍ら、短編映画の制作をはじめる。
1998年、『フォロウィング』で初めて長編映画の監督を務める。2作目となった『メメント』の脚本は、弟のジョナサン・ノーランが書いた短編を基にしている。この作品で一気に注目されるようになり、ロサンゼルス映画批評家協会賞やインディペンデント・スピリット賞などを受賞、アカデミー脚本賞にもノミネートされる。
2000年代には新生『バットマン』シリーズの監督に抜擢される。2005年公開の『バットマン ビギンズ』では期待に反し平凡な興行成績に留まるも、2008年公開の続編『ダークナイト』は公開6日で『バットマン ビギンズ』の興行収入を超えて『バットマン』シリーズ最大のヒットとなり、最終的に全米興行収入歴代2位、世界興行収入歴代4位を記録した(全て公開時)。
また、悪役「ジョーカー」を演じたヒース・レジャーは第81回アカデミー賞助演男優賞を受賞。この作品の成功によりノーランが監督した『バットマン』シリーズはアメリカでは『ダークナイト・トリロジー』と呼ばれるようになった。2012年公開の完結作『ダークナイト ライジング』でも監督を務めた。
以降も製作費1億ドル超のオリジナル作品である『インターステラー』(2014年)、『ダンケルク』(2017年)がいずれも全米興収1億8000万ドル、アカデミー賞複数部門ノミネートとなるなど、作家主義と大作主義の両立に最も成功している一人と評される。
2019年1月25日 には、次回作『TENT テネット』の公開日が2020年7月17日であるとワーナー・ブラザースが発表した。しかし新型コロナウイルス感染拡大の影響でアメリカ国内では映画館が閉鎖されている状況を受け、公開日は7月31日、8月12日と延期され、最終的には8月26日に欧州から段階的に世界で公開し、全米 公開は9月2日となった(日本国内公開は9月18日)。この影響で、『TENT テネット』の全米興収は約5700万ドルと大きく低迷、興行としては失敗に終わった(ただし2020年の全世界興行収入としては5位である)。
2021年9月、ノーランは次回作の製作と配給をこれまでのワーナーからユニバーサル・ピクチャーズに変えることが決まったと報じられた。これにより、ノーランは2002年公開の『インソムニア』から約20年間続いてきたワーナーとの関係が解消することになった。
私生活では、1997年に映画プロデューサーのエマ・トーマスと結婚。4人の子供と共にロサンゼルスに住む。
インターネット嫌いを公言しており、『インターステラー』にはパソコン、携帯電話などインターネットを想起させるものは出さなかった。その理由としてインタビューで「ネットのせいでみんな本を読まなくなった。書物は知識の歴史的な体系だ。ネットのつまみ食いの知識ではコンテクストが失われてしまう」と語っている。
IMAXを初めて長編映画で使用した監督である。あまり最先端技術には興味を示さず、『ダークナイト』ではCGではない本物のビルを丸ごと1棟爆破して撮影を行った。『インターステラー』で使われている一部の地球の映像はCGではなく実際にジェット機の先端にIMAXカメラを搭載し成層圏で撮ったものである。大掛かりな撮影が困難な時はミニチュアなどによる特撮を起用し極力CGの使用を避けている。撮影現場では第二班(本編撮影とは別に、背景やアクションシーンなど、ドラマシーケンス間を構成する、つなぎのシーケンスを担当する撮影チーム)監督をほとんど使わず、自らカメラの横に立って撮影を行う姿勢を貫いている。
同じ俳優を積極的に起用することで知られる。特にマイケル・ケインは『バットマン ビギンズ』以降の長編7作品全てに出演している(『ダンケルク』はカメオ出演)。また、主要な製作スタッフを固定することでも知られ、音楽をハンス・ジマー(『バットマン ビギンズ』以降の監督作7作品中6作品)、編集をリー・スミス(『バットマン ビギンズ』以降の7作品全て)、美術をネイサン・クロウリー(『バットマン ビギンズ』以降の7作品中6作品)が担当することが多い。撮影は『メメント』以降『ダークナイト ライジング』まで一貫してウォーリー・フィスターを起用していたが、フィスターが映画監督を志向したため、『インターステラー』以降はオランダの撮影監督であるホイテ・ヴァン・ホイテマを起用している。
現在の映画界ではほとんどの監督がデジタルカメラで撮影しているが、彼はフィルムを使った撮影を行っている。
『007』シリーズのファンであり、2010年の『インセプション』公開時に初めて「いつかボンド映画を監督したい」と発言しており、現在もシリーズのプロデューサーと話し合いを続けている。特に『女王陛下の007』が気に入っていると述べている。また、『バットマン』シリーズや『インセプション』がボンド映画の影響を受けていることも明かしている。『バットマン』3部作を監督するにあたって最も影響を受けた映画として、リチャード・ドナー監督の『スーパーマン』と「007」シリーズ、特に『007 ロシアより愛をこめて』を挙げ、『ダークナイト』ではヒース・レジャー演じるジョーカーが『ロシアより愛をこめて』に登場するナイフ付きの靴を使用するシーンがある。
また『私を愛したスパイ』以来「007」シリーズでフィジカル・エフェクトやミニチュア撮影を担当しているクリス・コーボールドを特技監督に起用し、『007 サンダーボール作戦』末尾のフルトン回収システムを『ダークナイト』に「スカイフック」として登場させ、『消されたライセンス』冒頭の飛行機を飛行機で釣り上げる場面は『ダークナイト ライジング』でそっくりな見せ場を作っている。
2013年には「Sight and Sound マガジン」にて、好きな映画として『殺し屋たちの挽歌』(1984年)、『十二人の怒れる男』(1957年)、『シン・レッド・ライン』(1998年)、『怪人マブゼ博士』(1933年)、『ジェラシー』(1980年)、『戦場のメリークリスマス』(1983年)、『宇宙へのフロンティア』(1989年)、『コヤニスカッツィ』(1983年)、『アーカディン/秘密調査報告書』(1955年)、『グリード』(1925年)の10本を挙げている。
《フィルモグラフィ》
長編映画
公開年 タイトル クレジット
1998 フォロウィング/Following 監督/製作/脚本/撮影/編集
2000 メメント/Memento 監督/脚本
2002 インソムニア/Insomnia 監督
2005 バットマン ビギンズ/Batman Begins 監督/脚本
2006 プレステージ/The Prestige 監督/製作/脚本
2008 ダークナイト/The Dark Knight 監督/製作/原案/脚本
2010 インセプション/Inception 監督/製作/原案/脚本
2012 ダークナイト ライジング/The Dark Knight Rises 監督/製作/原案/脚本
2013 マン・オブ・スティール/Man of Steel 製作/原案
2014 トランセンデンス/Transcendence 製作総指揮
インターステラー/Interstellar 監督/製作/脚本
2016 バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生/Batman v Superman: Dawn of Justice 製作総指揮
2017 ダンケルク/Dunkirk 監督/製作/脚本
ジャスティス・リーグ/Justice League 製作総指揮
2020 TENET テネット/Tenet 監督/脚本/製作
2021 ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット/Zack Snyder's Justice League 製作総指揮
2024 オッペンハイマー/Oppenheimer
2026 オデュッセイア/The Odyssey
短編映画
1989 Tarantella 監督/脚本/製作 未公開
1995 Larceny 監督/脚本/製作 未公開
1997 Doodlebug 監督/脚本/撮影/編集/美術
2015 Quay 監督 ドキュメンタリー
出演
2012 サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ Side by Side
2020 ようこそ映画音響の世界へ Making Wes:a The Art Cinematic Sound
2022 ハンス・ジマー 映画音楽の革命児
Hans Zimmer. Hollywood Rebel
2023 “原爆の父”オッペンハイマー To End All War: Oppenheimer & The Atomic Bomb



