The Danish Girl
【アリシア・ヴィキャンデル】
Alicia Vikanderスウェーデンの女優。スウェーデン系とフィンランド系の血筋を引いている。

本名:アリシア・アマンダ・ヴィキャンデル
Alicia Amanda Vikander
生年月日:1988年10月3日
出生地:スウェーデン・ヨーテボリ
国籍:スウェーデン
職業:女優
活動期間:2002年 - 現在
配偶者:マイケル・ファスベンダー(2017 - )
主な作品
『エクス・マキナ』
『コードネーム U.N.C.L.E.』
『リリーのすべて』
『ジェイソン・ボーン』
『トゥームレイダー ファースト・ミッション』
受賞
アカデミー賞
助演女優賞
2015年『リリーのすべて』
ロサンゼルス映画批評家協会賞
助演女優賞
2015年『エクス・マキナ』
放送映画批評家協会賞
助演女優賞
2015年『リリーのすべて』
全米映画俳優組合賞
助演女優賞
2015年『リリーのすべて』
姓「Vikander」の発音はヴィカンダルがスウェーデン語発音に近い。なお、ここでは日本において多く使われている「ヴィキャンデル」とする。

《生い立ち》
スウェーデンのヴェストラ・イェーターランド県ヨーテボリで、精神科医である父親スヴァンテ・ヴィキャンデルと女優マリア・ファール・ヴィキャンデル(Maria Fahl Vikander)の間に生まれる。両親は彼女が5か月の時に別れ、彼女自身は母に育てられた。 5人の兄弟姉妹がいる。
9歳からヨーテボリにあるスウェーデン王立バレエ学校(Kungliga Svenska Balettskolan)でバレエの特訓を受ける。
15歳の時、プリンシパルダンサーになることを目指し、上級学校でさらなる特訓を積むため、ヨーテボリからストックホルムへ移る。ヨーテボリ歌劇場でレ・ミゼラブル、サウンド・オブ・ミュージック等、複数のミュージカルに出演し、夏にアメリカのバレエ学校で夏期教育課程、トレーニングを受けるなど、世界中を回る。
16歳の時、トーマス・アルフレッドソン監督と取り組んでいたテレビシリーズへの出演に専念するため、学校を離れることが多くなる。やがて、10代後半頃のケガによってバレエへの道を諦める。
その後、演劇学校のオーディションを受けるが、2度にわたり落選する。一時は、ロースクールに入学したものの、一度も通わずに、女優になる夢を追い求め続けた。
スウェーデンの複数の短編映画やテレビ作品に出演し始める。2008年からスタートしたスウェーデンの人気テレビドラマ『Andra Avenyn』でスカンディナヴィアで有名になる。
2010年、長編映画デビュー作となるスウェーデン映画『ピュア 純潔』で主演し、批評家から絶賛され、ストックホルム国際映画祭ライジングスター賞、ベルリン国際映画祭シューティングスター賞、グルドバッゲ賞(スウェーデンのアカデミー賞)主演女優賞を受賞する。
2012年、キーラ・ナイトレイやドーナル・グリーソンらとともにアンナ・カレーニナの英語版『アンナ・カレーニナ』でキティ役を演じ国際的注目を集める。同年、ニコライ・アーセル監督作『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』に王妃キャロライン・マティルダ・オブ・ウェールズ役でマッツ・ミケルセンと共演する。作品は第62回ベルリン国際映画祭でワールドプレミアが行われ、批評家の称賛を受け、第85回アカデミー賞でアカデミー外国語映画賞にノミネートされた。自身も英国アカデミー賞ライジングスター賞にノミネートされる。
2015年、彼女は複数の映画に出演した。中でも、アレックス・ガーランド監督デビュー作『エクス・マキナ』ではAIを備えたガイノイドを演じ、その年の映画賞を多数受賞、本作で英国アカデミー賞助演女優賞やゴールデングローブ賞助演女優賞にノミネートされた。
同年、トム・フーパー監督作『リリーのすべて』で画家ゲルダ・ヴェイナーを演じ、『エクス・マキナ』同様ゴールデングローブ賞主演女優賞など多数ノミネートされ、第88回アカデミー賞では助演女優賞を受賞し、彼女にとって飛躍の年となった。


2016年現在、ルイ・ヴィトンのミューゼの1人としても活躍している。
2016年5月、自身の映画製作会社Vikariousを立ち上げる。エヴァ・グリーン、シャーロット・ランプリング共演の『Euphoria』が第1弾作品となる予定。
2018年公開の『トゥームレイダー ファースト・ミッション』では役作りのため、4か月間にわたる食事制限とトレーニングによって肉体改造に励んだ。
2019年続編制作が決定。
2019年に出演した『アースクエイクバード』では日本語に挑戦している。
私生活
『光をくれた人』で共演したマイケル・ファスベンダーと2014年から2015年9月まで交際していたと報じられる一方、2016年1月10日第73回ゴールデングローブ賞授賞式に連れ添って出席している他、同年2月28日第88回アカデミー賞授賞式にも連れ添って出席した。2017年10月にイビサ島にて近親者のみで結婚式を挙げた。
2021年に第1子を出産し、2024年に第に2子を出産した。
フェミニストであり、 #MeTooが盛り上がった時期には他の多くの女優とともにスウェーデンの映画界での性暴力の根絶を求めて声をあげた。

《フィルモグラフィ》
映画
年 原題 備考
2010 ピュア 純潔/Till det som ・r vackert グルドバッゲ賞主演女優賞受賞
2011 Kronjuvelerna Fragancia Fernandez
2012 ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮/En kongelig aff・re
アンナ・カレーニナ/Anna Karenina
2013 ホテルセラピー/Hotell
フィフス・エステート/世界から狙われた男/The Fifth Estate
2014 ガンズ&ゴールド/Son of a Gun
戦場からのラブレター/Testament of Youth
2015 エクス・マキナ/Ex Machina エヴァ 英国アカデミー賞助演女優賞ノミネート
ゴールデングローブ賞 助演女優賞ノミネート
ヨーロッパ映画賞女優賞ノミネート
ロサンゼルス映画批評家協会賞助演女優賞受賞
オースティン映画批評家協会賞助演女優賞受賞
シカゴ映画批評家協会賞助演女優賞受賞
セントラルオハイオ映画批評家協会賞助演女優賞他受賞(複数作品)
デンバー映画批評家協会賞助演女優賞受賞
デトロイト映画批評家協会賞ブレーク・スルー賞受賞
ジョージア映画批評家協会賞助演女優賞他受賞
カンザスシティ映画批評家協会賞助演女優賞受賞
ニューヨーク映画批評家オンライン賞ブレーク・スルー賞受賞(複数作品)
ノースカロライナ映画批評家協会賞助演女優賞受賞
ネヴァダ映画批評家協会賞助演女優賞受賞
オクラホマ映画批評家協会賞助演女優賞他受賞
フェニックス映画批評家サークル賞助演女優賞受賞
サンディエゴ映画批評家協会賞Body of Work賞受賞(複数作品)
サウスイースタン映画批評家協会賞助演女優賞受賞
セントルイス映画批評家協会賞助演女優賞受賞
ワシントンD.C.映画批評家協会賞助演女優賞受賞
トロント映画批評家協会賞助演女優賞受賞
バンクーバー映画批評家協会賞助演女優賞受賞
女性映画ジャーナリスト同盟賞ブレーク・スルー賞受賞(複数作品)
コードネーム U.N.C.L.E./The Man from U.N.C.L.E
リリーのすべて/The Danish Girl アカデミー助演女優賞受賞
英国アカデミー賞主演女優賞ノミネート
ゴールデングローブ賞主演女優賞ノミネート
全米映画俳優組合賞助演女優賞受賞
放送映画批評家協会賞助演女優賞受賞
デトロイト映画批評家協会賞助演女優賞他受賞
フェニックス映画批評家協会賞助演女優賞受賞
サテライト賞助演女優賞受賞
女性映画批評家協会賞インビジブル女性賞受賞
ハリウッド・フィルム・アワードブレイクアウト女優賞受賞
エンパイア賞主演女優賞受賞
二ツ星の料理人/Burnt
2016 光をくれた人/The Light Between Oceans

ジェイソン・ボーン/Jason Bourne
世界の涯ての鼓動/Submergence 日本公開は2019年
2018 トゥームレイダー ファースト・ミッション/Tomb Raider
2019 アースクエイクバード/Earthquake Bird
2020 グロリアス 世界を動かした女たち/The Glorias
2021 ブルー・バイユー/Blue Bayou
2023 ファイアーブランドヘンリー8世最後の妻/ Firebrand
2024 Rumours
アセスメント ~愛を試す7日間~ /The Assessment
2025 The Wizard of the Kremlin ポストプロダクション
TBA Hope 韓国映画
TBA The Last Day.
テレビシリーズ
年 原題 備考
2007 - 2008 Andra Avenyn Jossan Tegebrandt Bj・rn 39話出演
2019 ダーククリスタル: エイジ・オブ・レジスタンス/The Dark Crystal
2022 イルマ・ヴェップ/Irma Vep 出演兼製作総指揮
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The International
【クライヴ・オーウェン】
Clive Owen
イギリスの俳優。ハリウッド大作からインディペンデント系まで、様々なジャンルの映画に出演している。

クライヴ・オーウェン
Clive Owen
生年月日:1964年10月3日
出生地:イングランド、コヴェントリー
国籍:イギリス
職業:俳優
ジャンル:映画
活動内容:1988年:映画デビュー
配偶者:サラ=ジェーン・フェントン(1988年 - )
《主な作品》
映画
『ボーン・アイデンティティー』

『キング・アーサー』
『シン・シティ』

『トゥモロー・ワールド』
『シューテム・アップ 』


テレビドラマ
『The Knick/ザ・ニック』
《受賞》
ニューヨーク映画批評家協会賞
助演男優賞
2004年『クローサー』
放送映画批評家協会賞
アンサンブル演技賞
2001年『ゴスフォード・パーク』
英国アカデミー賞
助演男優賞
2004年『クローサー』
ゴールデングローブ賞
助演男優賞
2004年『クローサー』
全米映画俳優組合賞
キャスト賞
2001年『ゴスフォード・パーク』
その他の賞

《経歴》
イングランド・ウェスト・ミッドランズ州コヴェントリーにて、5人兄弟の四男として出生。父親はカントリー・シンガーだったが、オーウェンが3歳の時に家を出ている。
イギリス王立演劇学校で演技を学び、卒業後は劇団ヤング・ヴィク・シアターに所属して数々の舞台に出演。1988年に『ブルーム』で映画デビューするが、大きな役が得られず、しばらくテレビシリーズやテレビ映画などの出演が続いた。
1998年にイギリス映画『ルール・オブ・デス/カジノの死角』でアメリカ国内で注目を集め、翌年放送のアメリカのテレビシリーズ『セカンド・サイト』で名前が知られるようになった。
2002年の『ボーン・アイデンティティー』で寡黙な殺し屋役を演じ、ハリウッド作品に初出演。

2004年公開の『キング・アーサー』では主役を演じ、同年公開の『クローサー』でゴールデングローブ賞 助演男優賞と英国アカデミー賞 助演男優賞を受賞。アカデミー助演男優賞にもノミネートされ、トップスターの仲間入りを果たした。
抑制された演技で一見地味な印象を与えるが、悪役から善良な市民、英雄まで幅広い役柄をこなし、それぞれに強い印象を与える実力派俳優。
《私生活》
1988年に舞台『ロミオとジュリエット』で共演した女優サラ=ジェーン・フェントンと結婚。二人の娘(ハンナ、イヴ)がいる 。現在も家族とともにロンドンで暮らしている。
コヴェントリー出身だが、リヴァプールFCのファンである。
《主な出演作品》
映画
公開年 邦題
原題 役名 備考
1988 ブルーム
Vroom ジェイク
1991 クローズ・マイ・アイズ
Close My Eyes リチャード
1993 南北戦争前夜
Class of '61 デヴィン・オニール テレビ映画
1994 帰郷/荒れ地に燃える恋
The Return of the Native デイモン テレビ映画
1996 潜在殺意
The Rich Man's Wife ジェイク・ゴールデン
1997 ルール・オブ・デス/カジノの死角
Croupier ジャック
ベント/堕ちた饗宴
Bent マックス
1999 セカンド・サイト
Second Sight DCI ロス・ターナー テレビシリーズ
2000 グリーンフィンガーズ
Greenfingers コリン・ブリッジス
2001 ゴスフォード・パーク
Gosford Park ロバート・パークス
2002 ボーン・アイデンティティー
The Bourne Identity 教授
2003 すべては愛のために
Beyond Borders ニック・キャラハン
ブラザー・ハート
I'll Sleep When I'm Dead ウィル
2004 クローサー
Closer ラリー ゴールデングローブ賞 助演男優賞受賞
英国アカデミー賞 助演男優賞受賞
アカデミー助演男優賞ノミネート
キング・アーサー
King Arthur アーサー
2005 シン・シティ
Sin City ドワイト
すべてはその朝始まった
Derailed チャールズ
2006 インサイド・マン
Inside Man ダルトン・ラッセル
ピンクパンサー
The Pink Panther ナイジェル・ボスウェル / エージェント006 クレジット表記なし
トゥモロー・ワールド
Children of Men セオ・ファロン
2007 エリザベス:ゴールデン・エイジ
Elizabeth: The Golden Age ウォルター・ローリー
シューテム・アップ
Shoot 'Em Up スミス

The International ルイス・サリンジャー
デュプリシティ ~スパイは、スパイに嘘をつく~
Duplicity レイ・コヴァル
2010 チャット ~罠に堕ちた美少女~
Trust ウィル
2011 キラー・エリート
Killer Elite スパイク・ローガン

Intruders ジョン・ファロウ
2012 私が愛したヘミングウェイ
Hemingway & Gellhorn アーネスト・ヘミングウェイ テレビ映画
シャドー・ダンサー
Shadow Dancer マック
2013 マイ・ブラザー 哀しみの銃弾
Blood Ties クリス
2015 ラスト・ナイツ
Last Knights ライデン

2017 ヴァレリアン 千の惑星の救世主
Valerian and the City of a Thousand Planets アルン・フィリット司令官
2018 オフィーリア
Ophelia クローディアス 日本劇場未公開、・WOWOW・にて放映
ANON アノン
Anon サル・フリーラン
2019 THE INFORMER/三秒間の死角
The Informer モンゴメリー
ジェミニマン
Gemini Man クレイ・ヴァリス
天才 ヴァイオリニストと消えた旋律
The Song of Names ドヴィドル・ラバポート
テレビシリーズ
放映年 邦題 原題 役名 備考
2014-2015 The Knick/ザ・ニック
The Knick ジョン・サッカリー医師 兼製作総指揮 計20話出演
2021 アメリカン・クライム・ストーリー/弾劾裁判
Impeachment: American Crime Story ビル・クリントン
We got a Blackhawk down, We got a Blackhawk down
【モガディシュの戦闘】
1993年10月3日、ソマリアの首都モガディシュにおいてアメリカ軍とソマリア民兵とのあいだで発生し、のちにアメリカがソマリア内戦介入から撤収するきっかけとなった戦闘である。戦闘の激しかった地域の名を取って「ブラック・シーの戦い」とも呼ばれる。
戦争:ソマリア内戦
年月日:1993年10月3日-10月4日
場所:モガディシュ市内
バッカラ市場周辺
結果:ハブル・ジェディド派の指導者たちの捕縛に成功するも、米軍の損害甚大
交戦勢力:アメリカ合衆国・パキスタン・マレーシア
アイディード派民兵
指揮官:ウィリアム・ガリソン(米国)
戦力:デルタフォース、第75レンジャー連隊第3大隊B中隊、第160特殊作戦航空連隊第1大隊、第10山岳師団、SEALs チーム6、空軍第24特殊戦術飛行隊、米陸軍情報支援隊、パキスタン陸軍、マレーシア陸軍
合計160名に対し民兵1,500-2,000名
損害:戦死19名、負傷73名、MH-60損失2機に対し推定戦死者350-1,000名
1993年10月3日に統合特殊作戦コマンド(JSOC)の実行した作戦であり、ソマリアで行われたもので、第一目標はソマリア民兵の将軍であるモハメッド・ファッラ・アイディードとその副官二人を捕らえることだった。後にこの出来事は世界中のメディアによって『モガディシュの戦闘』と名づけられた。
冷戦の終結と共に始まったソマリア内戦は泥沼化し、戦争による難民の飢餓が国際的な課題となった。
国際連合(UN)は難民への食糧援助を行うため、平和維持活動から平和強制活動による軍事的介入を行った。アイディード派による敵対者たちへの軍事的包囲をやめさせ、飢餓状態を救おうとした。
作戦は国連主導のものではなく、米国(当時の大統領はビル・クリントン)が単独で行ったものであった。
米軍は作戦を30分程度で終わらせる自信があったが、実際には15時間を費やし、2機のヘリコプターを失い、銃撃戦によって18名の米兵を殺害され(国連軍兵士1名を入れると19名)、ソマリア民兵・市民350名以上(米国は1,000名以上としている)を殺害した。
撃墜されたヘリ「スーパー61」の『We got a Blackhawk down, We got a Blackhawk down(ブラックホークの墜落を確認、ブラックホークの墜落を確認)』という墜落時の交信で有名である。なお、撃墜された2機のMH-60 ブラックホークのうち1機目が海の近くに墜落し、第一墜落地点が激戦地となった。
1999年、マーク・ボウデンにより'Black Hawk Down: A Story of Modern War'(邦題『ブラックホーク・ダウン アメリカ最強特殊部隊の戦闘記録』早川書房刊)という本として出版され、2001年に製作総指揮ジェリー・ブラッカイマー、監督リドリー・スコットにより『ブラックホーク・ダウン』として映画化された。出演はジョシュ・ハートネット、ユアン・マクレガー、トム・サイズモア、エリック・バナ、オーランド・ブルーム、トム・ハーディ、ウィリアム・フィクトナー、サム・シェパード他。
《作戦状況》
主にレンジャー部隊とデルタフォース(第1特殊作戦部隊分遣隊-デルタ)から成るアメリカ特別作戦部隊は、アイディード派の外務大臣オマール・サラッドと最高政治顧問モハメッド・ハッサン・エワレを捕らえる事を目的とした作戦コード「アイリーン」を発動した。
《作戦計画》
作戦コード「アイリーン」
ナイトストーカーズが航空支援を担当し、以下の機種が投入される。
MH-60 ブラックホーク
OH-6 カイユース
MH-6/AH-6 リトルバード - OH-6の特殊部隊向けモデル。
《侵入》
タスクフォースレンジャーは、ブラックホークから迅速に目標ビルに降下し、建物の四隅を占拠し目標周辺の安全を確保する。
デルタフォースは、リトルバードから建物内に突入し、生きたまま対象人物を捕らえる。



ハンヴィーの車両部隊が、全員を収容する。
ナイトストーカーズが空から支援する。
作戦開始後の数分間、4組のチョーク(積載班、ヘリコプターへの搭乗を前提として編成された戦闘班の意)から成るレンジャーが作戦対象のビルの四隅に展開し、安全地帯を確保する事に成功したものの、ソマリア人の住民や民兵の手により、ハンヴィーで構成された地上部隊が安全地帯に辿り着けないように、岩や火のついたタイヤを用いてモガディシュの通りにバリケードが作られていた。



ブラックホークによる急襲部隊と車両から展開した地上部隊は互いを視認できないまま20分間ひたすらに戦線を維持していたが、何とか接触する事に成功する。だが、この直後に2機目のブラックホークが撃墜された。この際、デルタフォースの2人の狙撃員、ランディ・シュガート一等軍曹とゲーリー・ゴードン曹長が、近づきつつある民兵たちから負傷したブラックホークのパイロット(マイケル・デュラント准尉)を守るために地上に降下した。しかし、後に両兵士とも民兵たちによって殺害された。だが、民兵の規模や攻撃の危険を知りつつ、また、統合タスクフォース指令センターからヘリにとどまった方がよいと助言されながらも、躊躇することなく地上に降下したその決断力からベトナム戦争以来の名誉勲章を授与された。
航空支援が十分に受けられない状況下で、次の日の早朝に米軍第10山岳師団やマレーシアとパキスタンの国連部隊が救援に来るまで、レンジャーたちは夜通し戦い続けた。
他の国連部隊による救援の計画や調整は作戦の困難さを考慮しながら行われたため、時間がかかった。
兵士たちの話によると、戦闘が続くにつれてアイディード派の民兵たちは兵士を遮蔽するために市民を彼らの前に押し出していた。しかしながら、アメリカ軍兵士が民兵を隠すような市民を何度もためらわずに射殺したため、市民による遮蔽は減った。また、少数の米兵(車両)を多数で挟み銃撃し、その流れ弾による同士討ちも多数目撃されている。
翌10月4日午前6時30分、米軍は国連のパキスタン・スタジアムに引き上げてきた。米兵18人とマレーシア兵の国連軍兵1人が死亡し、73人が負傷していた。
この戦闘は、ソマリアの国連活動の中でアメリカ軍が直面したもっとも激しい市街戦のうちの1つであった。また、この戦いの後、死亡した米兵(上記の降下した2名とブラックホークの乗員)の遺体が裸にされ、住民に引きずり回されるという悲惨な映像が公開され、アメリカのニュース番組で放映された(後に身体を切断された状態で発見される)。これに衝撃を受けたアメリカ国民の間で撤退論が高まった。アメリカ世論を背景にビル・クリントンは1994年、ソマリアからの撤兵を決定したが、この戦闘が平和維持活動から撤退したことの理由の1つとして挙げられている。また、クリントンはこの作戦の痛手によって、その後は地上軍の派遣を渋り、ミサイルや航空機によるハイテク戦争への方向を推し進めていく。
この作戦の所期の目的は達成されたため「作戦上は成功」であったが、当初30分程度で終了する予定の任務が夜をまたいで15時間にもおよび、多くの犠牲を出した。
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