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The Hurt Locker


【ガイ・ピアース】

イギリス生まれのオーストラリアの俳優。 





本名:ガイ・エドワード・ピアース
Guy Edward Pearce
生年月日:1967年10月5日
出生地:イングランド・ケンブリッジシャー・イーリー
配偶者:Kate Mestitz (1997 - 2015)

《主な作品 》
『L.A.コンフィデンシャル』 

『メメント』 
『ミルドレッド・ピアース 幸せの代償』 
『プロメテウス』 
『アイアンマン3』 


《受賞》
エミー賞
プライムタイム・エミー賞
助演男優賞(ミニシリーズ/テレビ映画部門)
2011年『ミルドレッド・ピアース 幸せの代償』

1967年にイギリスのケンブリッジシャー・イーリーに生まれる。3歳のときにイギリス空軍のパイロットだった父の仕事上、オーストラリア・ジーロングに移住。9歳の時に父が飛行機事故により死亡したが、イギリスには戻らなかった。10代より劇団に所属し、いくつかの舞台に立った。またボディビルに打ち込み、16歳で大会に出場し優勝している。
テレビシリーズ『ネイバーズ』で4年間主演を務めて人気者となり、1990年にオーストラリアのミュージシャン、ジョン・ウォーターズと共演した『Heaven Tonight』で映画デビューを果たす。オーストラリア国内で知名度を押し上げたのは1994年にテレンス・スタンプ、ヒューゴ・ウィーヴィングと共演したロード・ムービーの『プリシラ』で、同作品では能天気なゲイのドラァグクイーンを演じた。同作品は国内外で高評価を得て、ピアース自身もそれがきっかけで1997年公開の『L.A.コンフィデンシャル』でハリウッドデビューを飾っている。同作品は、同じくオーストラリア出身ラッセル・クロウと組んだほか、サイモン・ベイカーのハリウッド・デビュー作品でもあった。作品はアカデミー作品賞にノミネートされ、名だたる共演者たち相手に堂々とした演技を披露したピアース自身も高い評価を得た。
2000年に出演したクリストファー・ノーラン監督のミステリー『メメント』も彼の代表作品となっている。それ以来、コンスタントにハリウッド映画に顔を出しており、古典SF映画のリメイク『タイムマシン』や法廷サスペンス『英雄の条件』、アダム・サンドラー主演のファンタジーコメディ『ベッドタイム・ストーリー』などにも顔を出している。2006年に出演したシエナ・ミラー主演の『ファクトリー・ガール』では実在したアーティストアンディ・ウォーホルを演じている。2009年に出演したキャスリン・ビグロー監督の『ハート・ロッカー』と、2010年に出演したトム・フーパー監督の『英国王のスピーチ』は両方ともアカデミー作品賞を受賞しており、2年連続でアカデミー賞を受賞した作品に出演した。2013年にはロバート・ダウニー・Jr主演の人気ヒーロー作品『アイアンマン3』に出演するなど、文芸作品からエンターテイメント作品まで、国内外で現在も着実にキャリアを築いている。
2011年にHBOで放送されたケイト・ウィンスレット共演のテレビ・ミニシリーズ『ミルドレッド・ピアース 幸せの代償』でエミー賞・プライムタイム・エミー賞助演男優賞(ミニシリーズ/テレビ映画部門)を受賞した。

1997年に心理学者の女性と結婚している。2015年、妻とすでに離婚していることを認めた。2016年3月、交際相手の俳優カリス・ファン・ハウテンが妊娠していることを公表した。ピアース、ファン・ハウテンともに第1子となる。9月に第1子男児誕生が明らかとなる。

《主な出演作品》
映画
1994
プリシラ/The Adventures of Priscilla, Queen of the Desert アダム/フェリシア役

1996
月に願いを/Daiting The Enemy ブレット役

1997
L.A.コンフィデンシャル/L.A. Confidential エド・エクスリー役 




1998
ブランニュー・ワールド/Woundings ジミー・コンプトン役

1999
ラビナス/Ravenous ジョン・ボイド役

2000
英雄の条件/Rules of Engagement マーク・ビッグス役

メメント/Memento レナード・シェルビー役

2002
モンテ・クリスト伯/The Count of Monte Cristo フェルナン・モンデーゴ役

タイムマシン/The Time Machine アレクサンダー・ハーデゲン役

トエンティマン・ブラザーズ/The Hard Word デール役

記憶の羽ばたき/Till Human Voices Wake Us サム・フランク役

2004
トゥー・ブラザーズ/Two Brothers エイダン・マクロリー役

2005
プロポジション -血の誓約-/The Proposition チャーリー・バーンズ役

2006
デスティニー 未来を知ってしまった男/First Snow ジミー・スタークス役

ファクトリー・ガール/Factory Girl アンディ・ウォーホル役

2008
奇術師フーディーニ ~妖しき幻想~/Death Defying Acts ハリー・フーディーニ役

ブレイキング・ポイント/Winged Creatures ブルース・ララバイ役

トレイター 大国の敵/Traitor ロイ・クレイトン役 




ハート・ロッカー/The Hurt Locker マット・トンプソン軍曹役 


ベッドタイム・ストーリー/Bedtime Stories ケンダル役

2009
IN HER SKIN/イン・ハー・スキン/In Her Skin バーバー役

ザ・ロード/The Road 退役軍人役

2010
アニマル・キングダム/Animal Kingdom ネイサン・レッキー役

英国王のスピーチ/The King's Speech エドワード8世役

2011
ダーク・フェアリー/Don't Be Afraid of the Dark アレックス・ハースト役

ハングリー・ラビット/Seeking Justice サイモン役

2012
ロックアウト/Lockout マリオン・スノウ役 


欲望のバージニア/Lawless チャーリー・レイクス役

プロメテウス/Prometheus ピーター・ウェイランド 役

不良探偵ジャック・アイリッシュ 死者からの依頼/Jack Irish: Bad Debts ジャック・アイリッシュ役 テレビ映画

不良探偵ジャック・アイリッシュ 2人の父への鎮魂歌/Jack Irish: Black Tide ジャック・アイリッシュ役 テレビ映画

2013
アイアンマン3/Iron Man 3 アルドリッチ・キリアン役 


あなたとのキスまでの距離/Breathe In キース・レイノルズ役 日本劇場未公開

2014
不良探偵ジャック・アイリッシュ 3度目の絶体絶命/Jack Irish: Dead Point ジャック・アイリッシュ役 テレビ映画

奪還者/The Rover エリック役

2015
ロスト・エモーション/Equals ジョナス役

2016
ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ/Genius F・スコット・フィッツジェラルド役

ブリムストーン/Brimstone 牧師役 


2017
エイリアン: コヴェナント/Alien: Covenant ピーター・ウェイランド役 クレジットなし

2018
Swinging Safari キース・ホール役

The Catcher Was a Spy ロバート・ファーマン役

ミッシング・レポート/Spinning Man エヴァン・バーチ役 


ふたりの女王 メアリーとエリザベス/Mary Queen of Scots ウィリアム・セシル(バーリー男爵)役

2019
ドミノ 復讐の咆哮/Domino ジョー・マーティン役

最後のフェルメール  ナチを欺いた画家/The Last Vermeer ハン・ファン・メーヘレン


2020

ブレイク・タウン/Disturbing the Peace ジム・ディロン 日本 未公開 



ブラッドショット/Bloodshot エミール・ハーティング博士


2021

スレイヤー7日目の煉獄/The Seventh Day 



ウィズアウト・リモース/Without Remorse クレイ長官 Amazon オリジナル作品


ゾーン414(原題)/Zone 414 デェヴィッド・カーマイケル


バック・トゥ・ザ・アウトバック~めざせ!母なる大地~/Back to the Outback フランク 声の出演


2022

メモリー(原題)/Memory


TBA

The Infernel Machine ポストプロダクション


Neponset Circle 製作中 





テレビシリーズ
放映年 邦題 原題 役名 備考
1986-1989
Neighbours Mike Young 計497話出演

1991
Home and Away David Croft 計12話出演

1994-1996
Snowy River: The McGregor Saga Rob McGregor 計65話出演

2011
ミルドレッド・ピアース 幸せの代償/Mildred Pierce モンティ・ベラゴン役 ミニシリーズ、計5話出演

2016
The Wizards of Aus Morgan Wright 計1話出演

2016-2018
Jack Irish ジャック・アイリッシュ役 計12話出演

2018
THE INNOCENTS/イノセンツ/The Innocents ベンディク・“ベン”・ハルバーソン役 Netflixシリーズ

2019
A Christmas Carol エベニーザ・スクルージ役 ミニシリーズ

2021

メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実/Mare of Easttown リチャード・ライアン ミニシリーズ


2022 

英国サスペンス「亡国のスパイ~かくも親密な裏切り~」A Spy Among Friends キム・フィルビー 



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防諜・テロ・報復・恐喝を目的とする特別執行機関、それがSPECTRE


(つづき)






CIAエージェントのフェリックス・ライターは、原作では第1作『カジノ・ロワイヤル』から登場し、しばしばボンドに協力する盟友であるが、実は『ドクター・ノオ』には登場していない。本作でライターを演じたジャック・ロードは、後にテレビシリーズ『ハワイ5-0』のスティーブ・マクギャレットが当たり役となるアメリカの俳優である。ライターは、映画版でも原作同様しばしば登場することになるが、俳優は毎回異なっている。2度演じたのは『死ぬのは奴らだ』と『消されたライセンス』のデビッド・ヘディスンと、『カジノ・ロワイヤル』と『慰めの報酬』のジェフリー・ライトのみ。
原作では第2作の『死ぬのは奴らだ』もジャマイカを舞台にしており、ストラングウェイズやクオレルは、そこで一度登場したキャラクターであった。映画の『死ぬのは奴らだ』は製作順序が後になったうえ、舞台も変更されてしまったが、クオレルの息子クオレル・Jr.が登場する。空港に登場するフォトグラファーを演じているのは、マーゲリット・ルウォーズ。航空会社 BWIA の空港カウンター職員をしているところを、ヤング監督にスカウトされ出演が決まったが、実はミス・ジャマイカでもあった。ボンドを拉致しようとする運転手ジョーンズ役のレジー・カーターは、彼女の義兄である。また、ボンドとライターが食事するバックで演奏している楽団は、ジャマイカのバイロン・リー&ドラゴネアズである。

初回上映時の邦題『007は殺しの番号』は、字幕を担当した映画翻訳家の高瀬鎮夫が進言して採用された。





ボンドはライターにスーツはどこの仕立てかを聞かれ、サヴィル・ロウ(ロンドンの高級仕立て屋街)と答えているが、実際に仕立てたのは、サヴィル・ロウに近いコンデュイット(コンジット)・ストリートに店を構えていたアンソニー・シンクレアであった。元もとは陸軍将校を顧客にしていたテーラーで、陸軍出身のヤング監督がその常連だったことから、撮影用のコネリーのスーツの仕立てを依頼された。また、コネリー着用のシャツは、ロンドンのジャーミン・ストリートに本店のある、1885年創業のターンブル&アッサー製。元々はオーダー・メイドのシャツの店で、チャールズ皇太子やウィンストン・チャーチル御用達としても知られる。

呼び出しを受けたボンドが赴いたのは、7階建ての某ビル内にある5階のユニバーサル貿易(Universal Exports)だった。これは、007シリーズの英国秘密情報部が使っている隠れ蓑の会社で、原作ではリージェンツ・パーク沿いのビルにあることになっているが映画では、ウェストミンスター宮殿のすぐ近くということになっている。この設定は『消されたライセンス』まで続けられたが、建物の外観が明らかになったことは一度もない。ここでMが自分を MI7 (DVDの英語字幕では MI6 に変えられている)の部長だと述べており、実在のMI6ではない架空の組織となっている(映画で所属組織が MI6 となったのは、『ゴールデンアイ』から)。ボンドはオフィスに入ると、自分の帽子を投げて奥にある帽子掛けに掛ける。これもシリーズ恒例のシーンとなり、帽子をかぶる習慣がすたれてからも、形を変えてしばしば登場した。1960年代中頃には、多くのバラエティ番組などで真似されたり、パロディ化されたりした。
Mのオフィスを退出した後、ボンドの自宅のシーンがある。自宅は外観が明らかになっていない。ボンドの自宅が明らかになったのは本作と『死ぬのは奴らだ』の2作のみ。

ボンドは、ドクター・ノオに1955年のドン・ペリニヨンを出され、1953年もののほうがいいと述べた(本映画シリーズで恒例となるスノビズムの始まりという指摘がある)。

ドクター・ノオは、中国の実在の犯罪組織トング(Tong)の元メンバー。原作ではその後独立し、ソ連を商売相手にアメリカの誘導ミサイル実験の妨害を行う。映画では、架空の組織スペクターの幹部。スペクター(SPECTRE)とは、SPecial Executive for Counter-Intelligence, Terrorism, Revenge, and Extortion (防諜・テロ・報復・恐喝を目的とする特別執行機関)の略。英単語のspectre(幽霊。米語ではspecter)に掛けている(小説でスペクターが登場するのは、『サンダーボール作戦』から)。ドクター・ノオは、映画ではミサイルだけでなくアメリカの月ロケットの妨害も企む。本作公開前年の1961年にケネディ大統領が、1960年代中に人間を月に着陸させると声明を行い話題になっていた。しかし、劇中に出てくる映像は、前段階の有人宇宙飛行に過ぎないマーキュリー計画のものである。

秘密兵器など
本作では、後の作品のような奇抜な秘密兵器は一切登場しない。特殊装備を施したボンドカーも、まだ登場しない。ボンドはレンタルした1961年型サンビーム・アルパインで、カーチェイスを行う。

ワルサーPPK(.32口径/7.65mm)。ボンドはベレッタM1919(.25口径/6.35mm)を使用していたが、前回の任務で作動トラブルため失敗を犯し、半年間病院送りとなった。そのため、Mの命令で銃の専門家ブースロイドから、このワルサーを支給される。しかし、劇中でコネリーが使用していた銃はPPKではなく銃身の長いPPである(小道具担当はあまり銃器に詳しくないようで、スミス&ウェッソンがコルトであったり、PPKを持っているはずのボンドがデント教授をブローニングで殺害したりしている)。なお、前回の任務とは、原作では『ロシアより愛をこめて』のことなのだが、映画では製作順が逆になってしまったため、『ロシアより-』の結末は原作とは異なっている。

ガイガーカウンター。調査に必要となり、ロンドンから送らせた。何か他のものに偽装しているわけではなく、正真正銘のガイガーカウンターである。

ドラゴン戦車。ドクター・ノオの島であるクラブ・キーを警備する車両。ドラゴンに偽装し、火炎放射器を装備している。ドクター・ノオは、島にドラゴンがいるという噂を流し、迷信深い漁師が近づかないようにした。

デント教授を射殺するシーンで、ボンドの靴下の位置がシーンによって上下する。また、途中でワルサーPPKからFN ブローニングM1910に変化する。

主題歌
モンティ・ノーマンが基本を作った"James Bond Theme"がメイン・テーマとなった。そのモンティ・ノーマン・オーケストラのヴァージョンもあるが、ジョン・バリー・オーケストラのヴァージョンは、イギリスの『ミュージック・ウィーク』誌で、最高位13位を獲得している。アメリカでは、チャート入りを果たせなかったが、同サウンドトラック・アルバムは、『ビルボード』誌アルバム・チャートで最高位82位と健闘した。

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"The name is Bond, James Bond"


【『007 ドクター・ノオ』】
イアン・フレミングの長編小説『007』シリーズ第6作。1962年10月5日公開、テレンス・ヤング監督のスパイアクション映画。『007』シリーズ映画化第1作。
ジェームズ・ボンド役をショーン・コネリーが演じた初の作品である。






日本初公開は1963年6月で、当時の邦題は『007は殺しの番号』。




イアン・フレミングの小説『007』シリーズ長編第6作。1958年、ジョナサン・ケープより出版された。

《ストーリー》
スメルシュのローザ・クレッブに倒され、6カ月の入院生活を送った後復帰したイギリス秘密情報部員ジェームズ・ボンドは、消息を絶ったジャマイカの責任者ストレングウェイズの調査を命ぜられた。ジャマイカへ飛んだボンドは、ストレングウェイズが調べていたジュリアス・ノオ博士を探るうち、ノオ博士がソビエト連邦に通じてアメリカの誘導ミサイル実験を妨害していることを知る。

映画
007 ドクター・ノオ

監督:テレンス・ヤング
脚本:リチャード・メイボーム
ジョアンナ・ハーウッド
バークレイ・マーサー
原作:イアン・フレミング
製作:ハリー・サルツマン
アルバート・R・ブロッコリ
出演者:ショーン・コネリー
ジョセフ・ワイズマン
ウルスラ・アンドレス
音楽:モンティ・ノーマン
撮影:テッド・ムーア
編集:ピーター・ハント
配給:ユナイテッド・アーティスツ
公開:1962年10月5日
1963年5月8日
1963年6月1日
上映時間:105分
製作国:イギリス
アメリカ合衆国
製作費:$1,000,000
興行収入:$59,567,035
配給収入:5780万円
次作:007 ロシアより愛をこめて

時は1962年、冷戦の真っ只中。
アメリカの要請で、月面ロケット発射を妨害する不正電波を防ぐ工作をしていたジャマイカ駐在の英国諜報部員ジョン・ストラングウェイズとその新人助手メアリーが消息を絶つ。
英国情報部「MI6」に所属するエリート諜報員「007」こと、ジェームズ・ボンドはMから、その捜査を命じられる。

CIAのフィリックス・ライターや、クォレルらと協力し、ボンドはリモートコントロールによってジャイロスコープコントロールを狂わせる装置が使用され、その発信地がジャマイカ付近であることを突き止める。

アメリカの月面ロケット打ち上げを目前に控え、ボンドはその妨害者の発見と、危機回避のため、近付く者は一人として無事に帰ったことのない「ドラゴン」の伝説がある「クラブ・キー」へと乗り込むのだが……。

原作 - イアン・フレミング
監督 - テレンス・ヤング
製作 - ハリー・サルツマン、アルバート・R・ブロッコリ
脚色 - リチャード・メイボーム、ジョアンナ・ハーウッド、バークレイ・マーサー
音楽 - モンティ・ノーマン、(ジョン・バリー ※アンクレジット)
撮影 - テッド・ムーア
編集 - ピーター・ハント
美術 - ケン・アダム
特殊効果 - フランク・ジョージ
メインタイトル・デザイン - モーリス・ビンダー
提供 - イオン・プロダクションズ・リミテッド
キャスト
ジェームズ・ボンド - ショーン・コネリー
ドクター・ノオ - ジョセフ・ワイズマン
ハニー・ライダー - ウルスラ・アンドレス
フェリックス・ライター - ジャック・ロード
M - バーナード・リー
ブースロイド少佐(Q) - ピーター・バートン
マネーペニー - ロイス・マクスウェル
デント教授 - アンソニー・ドーソン
クオレル - ジョン・キッツミラー
ミス・タロ - ゼナ・マーシャル
シルビア - ユーニス・ゲイソン
プレイデル・スミス(ジャマイカ総領事館) - ルイス・ブレーザー
スタント - ボブ・シモンズ

興行成績
当初は『007 サンダーボール作戦』が第1作になるはずだったが、著作権に関する訴訟問題から暗礁に乗り上げ、SF色のある第6作『ドクター・ノオ』が選ばれた。結果的に、米ソの宇宙開発競争や、偶然にも公開時に起きたキューバ危機などから、時事性を帯びた作品となった。

シリーズ第1作である本作は、100万ドルというシリーズ中最も低予算で製作されたが、6,000万ドルに近い興行収入を上げ、1962年の映画の世界興行成績で第1位となった。
日本での初公開
『007は殺しの番号』の題名で、1963年6月1日、東京はミラノ座・パンテオン・銀座スバル座の都内3館でロードショー公開された。事前の評価はさほど高いとは言えず、配給収入5780万円という結果で、同年公開された1963年度の外国映画配給収入で、ベスト10には入らなかった。

ボンド役の候補には、ケーリー・グラントやパトリック・マクグーハン、後に3代目ボンドとなるロジャー・ムーアなどが挙がっていた。

ボンドの初登場シーンは、ロンドンのアンバサダー・クラブ(Le Cercle,Les Ambassadeurs London)のカジノである。冒頭、しばらくボンドの顔が見えない。そしてここでボンドが言う"The name is Bond, James Bond"(邦訳は「ボンド。ジェームス・ボンドです」)は、以後シリーズで恒例の名乗り方となる。

ドクターノオは、原作者イアン・フレミングの従兄弟であるクリストファー・リーを意識して書かれたと言われている。
クリストファー・リーは、後に『007 黄金銃を持つ男』で悪役スカラマンガを演じている。その後、ドクター・ノオはパロディ版『カジノ・ロワイヤル』(犯罪組織の首領でル・シッフルの上司、ただし名前はノオではなくノア)、アニメ「JAMES BOND Jr.」(日本未公開)、海外製ゲームソフト「ゴールデンアイ ダーク・エージェント」などに再登場し、それぞれ対決相手として、引退したボンド、ボンドの甥、ボンドの元同僚で悪に転じたスパイ「ゴールデンアイ」と戦っている(部下の殺し屋にはオナトップなどがいるらしい)。

ドクター・ノオの部屋に置かれていた絵画を見て、ボンドが驚く。この絵画は、ゴヤの『ウェリントン公爵の肖像』で、実物は1961年(映画公開前年)、ロンドンのナショナルギャラリーから盗まれていた。犯人はドクター・ノオだったというスタッフのお遊び。実際に盗んだのはケンプトン・バントンという人物で、1965年になってこの絵を返還し、警察に出頭した。このシーンは本映画に冷淡だった批評家にも絶賛された。この出来事のパロディなのか、ウェリントン公爵は第15作『リビング・デイライツ』の終盤ボンドの命を救うことになった。

ウルスラ・アンドレス演ずるハニー・ライダーが白いビキニ姿で海から上がってくるシーンは、007シリーズを通しても有名なシーンの一つで、2003年にBBCのチャンネル4が行った投票では、「最もセクシーなシーン」に選ばれた。このときアンドレスが着ていたビキニは、2001年2月にクリスティーズのオークションに出品され、プラネット・ハリウッドの共同創業者ロバート・アールによって3万5千ポンドで落札された。

銃の専門家として、ピーター・バートン演ずるブースロイド少佐が登場する。ここでは単なる武器担当者であり、秘密兵器開発などにはついていない模様。ボンドにベレッタの使用を止め、ワルサーPPKの使用を勧めるだけだった。ピーターは、次作『ロシアより愛をこめて』から出演の都合がつかなくなったことからデスモンド・リュウェリンに代わり、Qと呼ばれるようになる。なお、ブースロイドの名は実在の銃器研究家ジェフリー・ブースロイドから拝借したものである。この人物は、原作者のフレミングに手紙を書いて、「.25口径のベレッタは女性用の銃だ」と意見した。ボンドの銃が.32口径のワルサーPPKに変更されたのは、その意見が反映されたのだという。


つづく・・・。