ただの変わり者、ってだけで、こんなに、仕事がないものかしらね。

 

 

実は。

 

 

私、一般的に言うところの、心と体の性が一致してない、っていう「病気」。

 

 

はっきりそうだってわかったのは、ここ十年くらいの話ですが。

 

でも、自分では病気だと思ってません。

(仕事をやめた原因の病気はこれじゃなくて、ストレス性の関節の病気です。)

 

ただ、これを表に出しちゃうと、確実に「そういう目」で見られちゃう?

自分でも、そういう風に見られることを意識しちゃう?

 

そうなると、私のほんとの想いにフィルターがかかっちゃう気がして。

 

だから、本音を思いっきり出してみたいと思って、匿名で、ブログに綴ることにしました。

 

 

そんな想いで始めましたが・・・

街中でも、ふつうに女性扱いしていただいたりもするし、ブログも、そういう感覚で自由に書かせていただけたし。

 

別に、そういう意味での「性」は、私にとってはもう、どうでもいいんだな、という結論です。

 

 

こんな私を、どう見られるかは、見る方の自由です。

 

私は、そういう意味での「性」のはざまでも、ゆらゆらとゆれ続けてきました。

 

ホルモン治療やオペも考えました。

でも、人工的に身体をいじるのは、私の心の自然な感覚に素直じゃない、と思いました。

 

 

じゃあ、どっちなんだよ、って、言われるかもしれないけど。

 

 

私は私です。

 

 

いろんなはざまに嵌まって、どこにつくのかはっきりしなかったけど。

いろんなはざまで、ゆらゆらゆれてきたけど。

 

 

そこにきちんと立ち位置をつくって、そこで生きるのが、私の道。

 

 

今年一年で、そういう答えを出せました。

 

 

まだまだ書けなかったことはたくさんあります。

でも、今の形で、素直に日常を綴ることには、じゅうぶん満たされました。

 

まだ全部じゃないけど、清算されてなかった想いの、大きな部分が清算できたと感じてます。

 

それも、お読み下さった、いいねして下さった、ペタをつけて下さった、読者登録して下さった、コメントやメッセージを下さった、たくさんの皆皆さまのおかげです。

 

 

ほんとにほんとに、ありがとうございました。

 

 

薄々気づいていらした方もいらっしゃるかもしれませんが。

なんか、騙してたみたいで、ごめんなさい。

 

 

でも、ほんとに、ここでは楽な自分でいられたので、すごく居心地がよかったです。

 

私に居場所を下さって、ありがとうございました。

 

 

* * *

 

 

「えりゆ~ゆらゆら~」の更新は、これでおしまいです。

 

 

いろんな苦しみや悲しみや辛さを抱えて、毎日毎朝、今日もそれらの感情と向き合うんだな、なんて思って一日を始めてた・・・

 

でも、たった一度の、ある一瞬の出逢いで、感情が劇的に変わることもある。

 

何気なく応募したキャラバンで出逢った人の言葉で。

「いいね」して、たまたま私の一つ前に「いいね」した方のブログを見て。

等々。

 

 

苦しみも悲しみも辛さも、抱えてたっていいよ。

 

でも、それだけじゃない、別の感情に出逢うこともできる。

 

 

今日はどんな感情と出逢えるだろう。

 

 

知らない感情と出逢うのも、悪くないよ。

 

そういう想いで一日を始めても、いいよね。

そういう想いで新しい年を迎えたら、いいね。

 

 

どんな出逢いが待ってるか。

これから、楽しんでいこう。

 

 

 

2018年が、皆さまにとって素敵な一年でありますように。

 

 

 

31/12/2017 記

秋幡恵梨結

 

 

大学で出会った箏曲の世界に進もう、と。

師範の資格もとりました。

 

でも、ここでも私は生きていけなかった。

 

 

その後、一般の会社にも就職したけれど、そこでもやっていけませんでした。

 

 

・・・・・

 

ここまで、どれだけ人生の浪費をしてるんだ、とお叱り・・・どころじゃない、罵倒されても文句は言えません。

 

でも、これが、私の進んできた生き方でした。

 

 

今、私、仕事してません。

どういう状況かというと、体調悪くして退職して、病気療養をして、その後、失業状態に。

 

今、失業手当をいただいてますが、それも、年明けで終わります。

いろんな求人に、もう500社近くは応募したかな。

面接も、30回以上は行ったかな。

 

未だに仕事は決まってません。

 

 

こんな、変わり者だからね。

 

起業・・・そっち、準備中ではありますが、まだ準備中。

起業の前に、自分の整理してきたから。

 

 

これから、どうなる?

 

 

でも、何とかなるでしょ。

 

 

って、思ってます。

 


最寄りの駅近くに、いちばん使ってる銀行のATMがありません。
以前はあったけど、なくなりました。

 

別の銀行口座で、引き落としがあるんだけど、残額が足りない・・・と、メールを見て、気が付いた。
こっちの銀行のATMは、最寄り駅近くにあります。

 

あいにく、今手許に現金がない。
現金持ってたら、さっさと預け入れに行っておしまいなのに。

 

仕方ない、いちばん使ってる銀行口座から引き出して、別の銀行口座へ預け入れしないと。

 


それで、隣の駅まで15分くらい、歩いて行きました。

 

帰りは一駅だけど、電車に乗ろう。
ATMを出て、駅へ向かおうとしたら。
各駅停車が出発間近。
私の最寄り駅は、各駅停車しか停まりません。
これが出たら、次は7,8分後?

 

だったら、歩いちゃおうかな。

 

歩いたら、10分くらいは掛かるかな。
でも、天気もいいし、歩いてみるかな。

 


川沿いの歩道を、てくてくと、景色を眺めながら、私の最寄り駅へ。

 

昔、この川は生活用水として重要な役割を担っていました。

 

今、護岸は固められ、川面も、はるか見下ろさないと見えません。
もちろん、下へ降りて水に触れることもできません。

 

所々、昔の面影を残した土の斜面。
表面を埋め尽くす落葉に、木漏れ日が揺れてる。

 

無造作に放置された竹林。
折れ曲がって水面に垂れ下がる竹の先に、葉が色づいてる。

 

コンクリートから出る冷たい気と、土から出る暖かい気と。
相反しているようで、調和しているようで。

 

それを、いいとも悪いとも決めることなく、ただ眺めてる。

 

今は昔。
昔は今。

 

未来は今。
今は未来。

 

私は、今ここを歩いてる。

 


10分くらいして、最寄り駅近くのATMに到着。
預け入れして、用件完了。
そこからうちへ、途中のお店で買い物して、帰路。

 

年末。
年内の営業を終えるので、片付けしてるお店。
もう正月飾りをしてある歯医者さん。
大掃除かな、窓を拭いてるお家。

 

街自体は、すごく静か。

 

静かだけど、みんな動いて、止まることは何一つない。

 

この一瞬一瞬が、変化を起こし、それが連なって、やがて歴史になっていく。
私が歩いてる今ここは、その歴史の一瞬。

 

この一瞬に、私は全てのことを凝縮して体感してる。
生きてるって、こういうことなのかな。

 


・・・・・

 

10分ちょっと歩いて帰宅。

 


何だか、すごく人生を経験したなあ・・・

 


そんな気持ちになったけど。
時間にして、わずか40分余り。

 

こんなに劇的に、いろいろな想いを廻らせて、いろいろな経験を体感して。

 

それが、たった40分。

 


今の私は、もう出かける前の私じゃない気がする。

 

変化は、一瞬。
変化は、永遠。

 

でも、私は何も変わってない気もする。

 

変わらずに、変化を感じる私。
変わらずに、経験を重ねる私。

 


こうして、ここにいること。
それ自体が、劇的。

 


そんな気もします。