田舎?
でも日本国とはちょっと違う雰囲気。
とにかく空が広い。地面は赤土。
遠くになにか工場のような・・・大きな建物が見える。
造りとしては昔の繊維工場みたいな。
ここからそこまで行くのには、多分・・・この自転車を使うんだろう
不思議と夢の中の私はそう認識していた。
ただ、工場が繊維工場なのか、何なのか、はたまた本当に工場なのか、
そこは認識が、なかった。
ここから工場までの道は一本道。
整備されてない一本道。丘を越えてぐぅ~んって行く感じ。
ここは多分、村っぽい
定期的にその一本道を村の人たちは行ったり来たりする。
もちろん、自転車で。
お散歩も・・できない距離ではなさそうだけど、ちょっとしんどいかも
工場じゃないこっち側には、ニワトリがコッコ歩いたりしてる
なんだかのどか。
でもどこかさみしげな空気に包まれた不思議な空間
平屋の一軒家が幾つかあって、私もその中の一軒にどうやら住んでいるらしい
玄関からそんな感じで周りを見渡して、少したって私は部屋へ戻った。
『ガシャーン!!』
奥の部屋からガラス窓の割れる音がした。
その窓からしてもこの家からしても、やっぱりここは日本国じゃあない。
どこかヨーロッパの田舎だ。
そんな認識も確認する間もなく、ここはヨーロッパだと確信した。
割れた窓傍にガラスの破片と一緒に横たわっていた小さな子供は、
確実に、綺麗なブロンドヘアの白人の男の子だった。
こちらの世界では言葉は共通らしい。なんともそこはさすが都合がいい。
男の子は村の子で、いつもやんちゃな双子の片割れ。
あ~あ、大丈夫?
何してるの?人のお家よ・・・
声をかけて近づいた私の前をスゥーと通過して玄関へ逃げようとした。
私は少し腹がたった。
この坊は本当にやんちゃで有名で、私もこれまでに何度か痛い目にあってたようで、
もういい加減にしろ!!
と思った瞬間、玄関やさきで捕まえた。
男の子は大声をあげて騒ぎ出して、暴れた。
私をひっかいて、何が何でも外へ逃げようとしていた。
下手したら母と子くらいの私達
そんな私にむかってその坊は、最後の手段とばかりに殴りかかっちゃいました。
当然簡単に押さえつけられた坊や。
それでももがく・・・その瞬間
ゴツッ!
頭を床にぶつけて、男の子の頭から少し出血してしまった。
一瞬止まって・・・一気に泣き出した男の子。
血に、あわあわしてしまった私。を、やっとのこと振り切って、彼は玄関から外へと
やっと逃れた。
大変なことをしてしまった・・・
よそ様の坊やの頭から出血させるなんて、もう私は大変・・
どうしよう・・
そんな思ってるとまもなく外がザワザワ騒がしくなって、寝室の窓を見ると、あの工場へと続く一本道からこちらへ、ものすごい形相と勢いで走ってくる私より10は若いであろう赤茶髪の女の子が見えた。
もう間もなく
ドンドンドン!!
案の定、家の玄関をたたく音とともに女の子の罵声が聞こえる。
どうやらやはり、うちの弟になにしたんだ!でてこい!的なことを叫んでいる。
確かに。私も悪い。謝ろう・・・
と、玄関を開けようとしたその時
「佳代っち!ちょっと待って、出てこなくていいよ!大丈夫!」
・・・里子 ?
親友の里子の声がした。
なにやら甲高い可愛らしいいつも通りの里子の声で、あの坊やの姉であろう女の子を説得してくれてるらしい・・
節々に、「だから佳代っちは何も理由なくそんなことするような子じゃあないの!!」
って、更に甲高く、聞こえてくる。
昔から里子は、私をいつも必ずかばってくれていた。
かばうというか、100パーセント信用して、100パーセント私を、正義の味方!並に立ててくれていた。
そして、どんな時も、「佳代っち」 と呼ぶ。・・・
良い親友をもったものだ。
そんな里子のか細い様相とは反する迫力ある説得のおかげで、姉であろう女の子はまたあの一本道を戻って行った。
そういえば、あの子ぐらいだ。歩いて行き来してるの。
さすが、たいしたもんだ
トントン
「佳代っち」
里子が玄関外からよんでる。
私はやっと戸を開けられた。
・
・
・
また明日 ♪
でも日本国とはちょっと違う雰囲気。
とにかく空が広い。地面は赤土。
遠くになにか工場のような・・・大きな建物が見える。
造りとしては昔の繊維工場みたいな。
ここからそこまで行くのには、多分・・・この自転車を使うんだろう
不思議と夢の中の私はそう認識していた。
ただ、工場が繊維工場なのか、何なのか、はたまた本当に工場なのか、
そこは認識が、なかった。
ここから工場までの道は一本道。
整備されてない一本道。丘を越えてぐぅ~んって行く感じ。
ここは多分、村っぽい
定期的にその一本道を村の人たちは行ったり来たりする。
もちろん、自転車で。
お散歩も・・できない距離ではなさそうだけど、ちょっとしんどいかも
工場じゃないこっち側には、ニワトリがコッコ歩いたりしてる
なんだかのどか。
でもどこかさみしげな空気に包まれた不思議な空間
平屋の一軒家が幾つかあって、私もその中の一軒にどうやら住んでいるらしい
玄関からそんな感じで周りを見渡して、少したって私は部屋へ戻った。
『ガシャーン!!』
奥の部屋からガラス窓の割れる音がした。
その窓からしてもこの家からしても、やっぱりここは日本国じゃあない。
どこかヨーロッパの田舎だ。
そんな認識も確認する間もなく、ここはヨーロッパだと確信した。
割れた窓傍にガラスの破片と一緒に横たわっていた小さな子供は、
確実に、綺麗なブロンドヘアの白人の男の子だった。
こちらの世界では言葉は共通らしい。なんともそこはさすが都合がいい。
男の子は村の子で、いつもやんちゃな双子の片割れ。
あ~あ、大丈夫?
何してるの?人のお家よ・・・
声をかけて近づいた私の前をスゥーと通過して玄関へ逃げようとした。
私は少し腹がたった。
この坊は本当にやんちゃで有名で、私もこれまでに何度か痛い目にあってたようで、
もういい加減にしろ!!
と思った瞬間、玄関やさきで捕まえた。
男の子は大声をあげて騒ぎ出して、暴れた。
私をひっかいて、何が何でも外へ逃げようとしていた。
下手したら母と子くらいの私達
そんな私にむかってその坊は、最後の手段とばかりに殴りかかっちゃいました。
当然簡単に押さえつけられた坊や。
それでももがく・・・その瞬間
ゴツッ!
頭を床にぶつけて、男の子の頭から少し出血してしまった。
一瞬止まって・・・一気に泣き出した男の子。
血に、あわあわしてしまった私。を、やっとのこと振り切って、彼は玄関から外へと
やっと逃れた。
大変なことをしてしまった・・・
よそ様の坊やの頭から出血させるなんて、もう私は大変・・
どうしよう・・
そんな思ってるとまもなく外がザワザワ騒がしくなって、寝室の窓を見ると、あの工場へと続く一本道からこちらへ、ものすごい形相と勢いで走ってくる私より10は若いであろう赤茶髪の女の子が見えた。
もう間もなく
ドンドンドン!!
案の定、家の玄関をたたく音とともに女の子の罵声が聞こえる。
どうやらやはり、うちの弟になにしたんだ!でてこい!的なことを叫んでいる。
確かに。私も悪い。謝ろう・・・
と、玄関を開けようとしたその時
「佳代っち!ちょっと待って、出てこなくていいよ!大丈夫!」
・・・里子 ?
親友の里子の声がした。
なにやら甲高い可愛らしいいつも通りの里子の声で、あの坊やの姉であろう女の子を説得してくれてるらしい・・
節々に、「だから佳代っちは何も理由なくそんなことするような子じゃあないの!!」
って、更に甲高く、聞こえてくる。
昔から里子は、私をいつも必ずかばってくれていた。
かばうというか、100パーセント信用して、100パーセント私を、正義の味方!並に立ててくれていた。
そして、どんな時も、「佳代っち」 と呼ぶ。・・・
良い親友をもったものだ。
そんな里子のか細い様相とは反する迫力ある説得のおかげで、姉であろう女の子はまたあの一本道を戻って行った。
そういえば、あの子ぐらいだ。歩いて行き来してるの。
さすが、たいしたもんだ
トントン
「佳代っち」
里子が玄関外からよんでる。
私はやっと戸を開けられた。
・
・
・
また明日 ♪