こんばんはLentです。
今回はあるニュースについて取り上げたいと思います。
長文が読むの苦手な人は最後に超簡潔にまとめてますのでそちらをご覧ください。
さて、今月1日にあるニュースが舞い込んできました。
USJの一部人気チケット「消費者契約違反」と指摘 というニュースです。
どんな内容かを簡潔に言うと
転売の有無にかかわらず第3者への転売禁止が消費者契約法に違反するとして規約を改善するように求めた。
というものだ。
この消費者団体の言い分が一方的かつ何もわかってないような気がした、一般人もなぜ禁止されているのか理解してないと感じたので決して高くない語彙力でなるべくわかりやすいように説明したい。
まずユニバのチケットは一部を除き日付変更が不可能である。
変更不可のチケットはアトラクションの待ち時間を短縮する「エクスプレスパス」
1回の講演の体験人数が決まっているチケット(例:ホテルアルバート、サンレス、ミスレスなど)である。
これらのチケットがなぜ日付変更不可なのか。
エクスプレスパスは一部アトラクションの体験時間が決められている。これはUSJ側がより多くの人が購入できるようにと細かく時間の域を設けている。
分かりやすいようにパズルに例えると10日のパズルピース(エクスプレスパス)は10日の枠にしか入らない。もし11日の枠に入れようものならパズルは完成することなくズレてごちゃごちゃになる。要はそういうことだ。
購入したその日の事を想定されたチケットなので日付を変更することはできない。
アルバートやサンレスなどが日付変更できないのは各回ごとに体験人数が決まっているからだ。
日付変更してしまうと回によって人数が異なりキャパオーバーする可能性がある。
また人数ごとに体験価値が異なってしまう。ゆえに日付変更はできない。
次にキャンセル不可な点について説明する。
SNSを見ていると「せめて数日前まではキャンセルできるようにして。」という声を見かけるがこれはキャンセル不可であることの本質が全く分かっていない。
なぜキャンセル不可なのか。それは普通のゲストが適正な価格で普通に買えるようにするためである。
もしキャンセル可にしてしまうと
1.転売屋が人気チケットを買い占める
2.フリマアプリなどで定価の何倍にも価格を上げ販売
3.消費者はどうしても欲しい為渋々購入
4.その利益が新たな転売屋の資金となる ということが起こる。
またキャンセル可なので転売屋は売れ残ったらキャンセルをし自らの損失をゼロにする。
キャンセルが可能ということは簡単に言えば転売屋の手助けでしかない。
実際USJでも14年にハリーポッターがオープンした際に同様の出来事が起きておりどうすればチケットを買えるのかという問い合わせがたくさんあったそうだ。
全ての消費者が適正な価格でいつでも楽しめるようにすべてのチケットをキャンセル不可としている。
なぜキャンセルできないのと思う方はキャンセル不可は我々消費者を悪質な転売屋から守っている。ということを理解していただきたい。
ではなぜ定価以下の善意の転売も禁止されているのか。
それはすべてのゲストが適正な価格で楽しめるようにするためだ。
例えば定価1300円のパレード特別鑑賞券を800円で買ったとする。しかし当日は雨でパレードが中止。代わりに1300円の商品券を配布する。となった場合転売先から購入した人は500円得をするのだ。
別の例を上げよう。
例えば定価7000円のエクスプレスパスがある。それをあなたは定価で購入したが友達は定価以下の6000円で購入したとする。
あなたと友達は7つのアトラクションに待ち時間なしで乗ることが出来た。
あなたの場合アトラクション1つ1000円の計算だが、友達はアトラクション1つ約900円の計算になる。
全く同じ日で同じ体験価値であるにもかかわらず1000円の差が生まれてしまう。
あなたは定価なのに1000円損した気分になってしまう。
このように定価以下の販売は同じゲスト間であったとしても差を生んでしまう。それが企業に対して不信感に代わってしまうかもしれない。
定価以下であろうが転売を禁止しているのはすべてのゲストに適正な価格で体験してもらうためなのだ。
これらの事は全て消費者を守り、平等な体験価値を得てもらうために決められているのである。
消費者団体が改善と言い行おうとしていることは
転売屋の援助をし、消費者の利益を妨害し、平等な体験価値を奪うことになる。これは改善ではなく改悪だ。
私にはとても消費者団体が無知の集まりにしか思えない。
上記の事は少し考えれば私のような馬鹿でもわかる。
消費者団体…彼らはまさにうわべだけで物事を見て判断し本質を考えていないのだ。
東京五輪が控える今、なぜキャンセル不可なのかなぜ転売してはいけないのか。
うわべだけで物事を見ないでその本質を考えてほしい。
(長文読むの嫌な人へ)
Q.なぜ日付変更ができないのか?
A.その日の体験人数が決まっているから。
Q.なぜキャンセル不可なのか?
A.転売屋に買い占められ消費者が定価以上で買う状況を生み出さないため
Q.なぜ定価以下の転売も禁止なのか?
A.すべてのゲストが平等かつ適正価格で体験できるようにするため