さて、細かなエッセイでの対策の前に、もし選べるなら、日本で受けるか、アメリカで受けるのか、対面か電話かなどについて考えてみたい。

まず選べるならズバリOff site(日本国内がBest)で対面である。理由は、まず前にも述べたことの付け足しになるかもしれないが、既にテストの点やエッセイを出してインタビューに呼ばれている時点で、ある程度認められているわけであり、フィジカル的に行くことが大きなアドバンテージになるとも思えない。当日は時差ぼけになるかもしれないし、もし学校で受けた場合(on site)の場合、インド人などどの学生にあたるかもしれない。ちゃんとしたプロのアドミッションにあたるとは限らないのである。英語が聞けなければ、面接で質問される内容が分からないに等しく、頭が真っ白になるだろう。またたかだか1年MBAを経験した奴らに人生をゆだねたくも無い。

更に、日本で受けれると、大概の場合はアドミッションの人が日本に出張して来るか卒業生にあたるかのいずれかである。もし卒業生の場合、大半が日本人訛りの英語を話すので、英語が大変聞きやすく、質問を聞き逃すリスクも少ない。

Skypeの場合はもっとやり難いはず。まずコミュニケーションの大半は実は言葉以外で行われるとも言われる通り、細かな顔のニュアンスやその場の空気雰囲気を掴めない。ましてや、英語が苦手なら更に質問も聞き難い。日本語でさえSkypeは避けると思う。Skypeにした方が良いのはたったひとつ、どうしても対人関係が苦手だったり、第一印象が不利なひとはSkypeは良いかもしれない。あと、電話面接なら、志望動機など紙に書いたのを読めるという人がいるかもしれないが、実際に会うメリットに比べれば大したことはない。10個前後の質問くらい、既にエッセイでかんがえているわけであるし、覚えてしかるべきである。

ということで、僕は面談に呼ばれた学校で選べるものは東京の対面で行った。ここで白状するが、実は最終的に進学した学校のインタビューは、最初アメリカへスクールビジットして行おうと思っていた。しかし、コンサルタントとも相談したり熟考するうちに、上記理由から日本で行った方が良いと言う結論に達した。既にアポイントを取りかけていたのだが、在校生には仕事が忙しくなったということで丁重に断って、日本での受験に切り替えたのである。

で、結果合格したのだが、まず時差ぼけも長距離移動も無い、自分のホームで受けれて、英語も結果的に純ドメ、面談としては最高の環境で受けれた。また結果的に進学しなかった学校も、東京で受験したのだが、それはアドミッションが東京にやってきて対面式で受けた。生徒と違い、アドミッションオフィスの人は、外国人の生徒は英語が流暢ではないことを良く知っているので、内容重視で分かりやすい英語を話してくれ、コミュニケーションに困らなかっただろう。もし学生に面談をやられていたら、アメリカしか知らないような奴は意味の分からん早い英語でまくしたてて来て、何度も聞き返して、コミュニケーション能力低いとか採点されたかもしれない。

この作戦の読みは正しかったと思っている。では、次に具体的なエッセイの対策などを少し回想したい。