次女わんの命日 | ٩ ಠ_ಠ و Jewel♡

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クリスマスイブに来た保護っ子 Jewelの日記
繁殖犬リタイア 保護っ子卒業 !
癲癇との戦いに勝つ!٩ ಠ_ಠ و
第2のワン生 楽しく行くぞっ\ಠ_ಠ/ハイ♡







ジュエルのキャンプとは関係のないお話をします。





実は今日は、私どもひとり娘の誕生日です。

そして、もうひとつ大切な日でもあります。




次女わん ファニーの命日なんです。


娘の誕生日と同じ日に お空へ旅立ちました。











大変な病と闘ってきたのに、こんなに穏やかな顔で旅立ってくれました。










眠っているようです。
穏やかな顔で旅立ってくれて最後まで、
私たちを思ってくれた大切な家族です。

わたしのブログによく登場する 先代次女わんの命日





先代ママわん サラは、仲良しだったシュナのトムくんと恋に落ち
4わんのママとなりました。


長男 ドリ
次男 グレイ
長女 ウィニー
次女 ファニー


みんなパパとは離れて暮らしていていましたが
お散歩で毎日 パパとは会っていたので
ご近所でのトムくんは短期単身赴任パパと言われていました。


次男 と、長女 はそれぞれ6ヶ月の時に
パパワンのトムくんの家族の一員になり
我が家に残ったのは、長男 ドリと次女 ファニー





今日は、この次女ファニーの命日なんです。
腎不全と告知を受けた日、
私は余命を聞くことができませんでした。
聞いてしまえば、自分の中で 最後の時を数えてしまいそうで
怖くて聞くことができませんでした。










毎日点滴に通うファニーは、病院に着くと
イヤ!イヤだ。と中に入るのを全身で拒否。


なのに…少しでも長く生きててほしかった私は、
ファニーの嫌がる気持ちより自分自身の気持ちを優先させ
病院に連れいく事が務めのようになっていた。




点滴の管は、容赦なくファニーの腕を腫らします。
毎日の点滴で血管が詰まってしまうからです。
全く食事ができなくなったファニーは、点滴に頼るしかなく
病院へ朝連れて行き、1日かけて投薬。
そして終わった夜に迎えに行く…
の繰り返しの日々でした。

少しでも食べて欲しい。
そんな願いも虚しく、腎不全の症状は容赦なくマニュアル通りに進行して行きます。
今まで食べさせなかった食事もファニーに与えます。
でも、全く食べる事ができなかった。




今 思えば 、命の期間が短くなっても
我が家で 中身の濃い時間を過ごさせてあげた方がファニーのためだったのではないか。と
常にこんな想いが頭を離れません。



治療の優先順位…
これは、私の永遠の課題です。
治らない病気に対して、何を1番に優先すべきなのか…
わたしなら、我が家でゆっくり一秒でも家族と一緒にいたい。
そう思うでしょう。





腎不全の末期は、尿毒症から全身の痙攣を繰り返し
最後の時が近づくと下血をも繰り返します。
真っ黒な下血が何度も排泄され、辛そうなあの顔は、今も忘れられません。





最後の時は土曜日でした。
病院の先生から、日曜日でも連れてきて下さい。診ますよ。とお電話をいただきました。


もう、最後は自宅でゆっくりさせてあげたいと思っています。とお礼を言い
最後は、家族と我が家で過ごしました。












撫でてもらうことが大好きで、自らの手で構ってくれと催促する子だったのに、
最後の時は、体が痛むのか触られることを皮膚が
拒絶しているのが伝わりました。




よく頑張ってくれたね。
私のわがままを聞いてくれてありがとう。
本当によく頑張ってくれたね。
ありがとう。
ありがとう。



とても苦しむファニーにかける言葉はこんなことしか言えず…

あの時、腎不全で食事ができなくなったこの子に治療の選択をしないで
嫌がる気持ちをくみ取り、自然に任せ静かに見送ってあげたら
この子は、こんなに苦しむ事はなかったのかもしれない。

こんなギリギリまで頑張らせてしまった自分に
これでよかったのか…と自問自答




ファニーの痙攣を抑えるためには、座薬を使っていました。
座薬を使う感覚は開けなければいけない。でも
それ以上にけいれんの感覚は、容赦なく短くなっていきます、


歯を噛み締める音がギリギリ聞こえるほど力がはいり痙攣するファニー。
大きく目を見開き痙攣に耐えるファニーをこれ以上 苦しめることはできません。



感覚が、数分おきになった時、座薬を使うことをためらいました。
今、座薬を使えば、またほんの少し命を繋ぎとめることができるかもしれない。でも
これ以上、苦しむ我が子を引き止めていいのだろうか。




最後は、私の腕の中で。
痙攣するファニーを抱いたまま、お空に見送りました。




最後まで苦しませてしまったのに、ファニーの顔は とても穏やかで、
その顔が、わたしの救いです。









娘とファニーの関係


ファニーが1番大好きだったのは、娘でした。
娘が、学生の時、海外に行ったことがあり、
その時のファニーの切ない姿が忘れられません。











娘の部屋で、ずっと帰りを待ち続けていたファニー

主のいない部屋は、いつも灯りがついていない暗い部屋
灯りのない暗い娘の部屋で、毎日毎晩 ずっと娘のベッドで帰りを待ち
さみしい気持ちを我慢していました。
わたしにできる事は、灯りを点けてあげることだけ。
リビングに連れてきても、娘の 部屋に戻って行くファニー

そんな毎日が  続き
娘が帰ってくる日、どんなに喜ぶのかと思いましたが、なんと、完全なる無視。
娘が名前を呼んでも 視線を向けることすらせず
まるで怒っているかのようでした。



わんこにも、こんなに豊かな感情があるのですよ。



ファニーがどんなに娘の事が恋しかったのか 
留守中の出来事を話すと
娘もまた、涙しながらファニーを抱きしめ
ごめんね。と謝り、
自分の事をこんなに思ってくれていたファニーの愛情をしみじみ感じたそうです。






娘が就職し、東京に行くことになった時、
ファニーは既に 腎不全を患っていました。


娘は、ファニーに何かあったら直ぐに知らせてほしい。
と言い家を出ました。






その後、東京で体調を崩した娘が救急車で運ばれたと
連絡が入り、私は、入院している東京の娘の病院へ向かうため
荷物をまとめていると、なんとファニーが、こんな行動を…









自ら、荷物に入り込み

わたしも連れてって。

と言っているようで、この姿が本当に切なかった。







娘の事が大好きなファニーは、娘の入院中に旅立ちました。


しかも、娘の誕生日。






娘には、なんと言おう…
退院するまでは、ファニーが旅立ったことは伏せておくことにしようと家族で決めました。




何も知らない娘は、その間も電話で


ファニーは?
ファニーは元気?
ファニーは?
ファニーは?



の繰り返し。
もういないファニーのことを心配し続ける娘がまた切なく



私はー、
もし私が娘だったら、知らずにいることは辛すぎる。
後で知った時には、きっともっと辛い思いをする。
きっと、私ならそう思う


思い切って、娘に話すことにー





娘は、

なんとなくそうなんじゃないかと感じていた。

と電話の向こうで泣きながら呟きました。
そして、



私の誕生日に旅立つとは、流石だわ!



と、言った娘
自分の娘ながら、わたしも



その発想、あんたも流石だわ!



と、電話でふたり泣きました。









今回は、ファニーの写真になります。











出かけることが大好きで、車が大好き










この視線に弱い私












この目で見つめられると、なんでも許しそうになる。









床屋さん仕立てのファニー












いつものスタイル








足は、いつもこう…










この姿を見ると
つい足の裏をくすぐってしまうよ









右は、ファニー









左は、ドリ








2ワンはいつも仲良しで、仲が良すぎて
どちらかが 他の誰かと仲良くすると、
ヤキモチでキャワワんしてたね。

みんな、お空でも仲良くしてますか?




今でも、みんなが家の中にいる気配を感じます。






触れることはできないけれど、気配を感じます。






娘が、ジュエルは、ファニーの生まれ変わりではないか。と
言ったことがありました。

もしかしたら、そうかもしれないね。



先代ママにも似てるし、ファニーにもドリにも似てる気がする。



でも、ジュエルはジュエルなんだから
いつまでも先代と重ねてはいけない。



ただ、ファニーの闘病生活で私に授けてくれた知恵は
ジュエルに生かせていると思う。
ファニーが頑張ってくれたおかげだね。

そんなことでも、ジュエルは守られていると思えて仕方ない。




ファニーにあいたい。
みんなにあいたい。