いらっしゃいませ。
Mackenの神社仏閣訪問記。
お久しぶりでございます。
「水」
生きるためになくてはならないもの
飲むだけではないですよね。
洗う場面でも 大切です。
何でも 流水で濯ぐのは
日本の特長だと聞いたことがあるんですが
本当でしょうか。 ![]()
水の少ない国ではもちらん
硬水のヨーロッパでも
洗い物は 基本浸けて行うのだそう。
東アジア圏は ![]()
比較的流水文化じゃなかったかな。
本来、日本だって 水は貴重で、
昔は 水くみ作業もあったし
水瓶(みずがめ)に溜める風習も
あったわけですけど
水源が豊富で
多くの川があること
戦後は
水道水への信頼が浸透したし
一定の水圧が確保されていること
なんかも 大きいでしょうね。![]()
ただ 流水で洗うのって
もっと なにか こう
根っこの背景があるような
気がしております。
うまく言えませんw。![]()
禊(みそぎ)。 祓(はらい)。
穢れを洗い流す。
手水とかもね。
われわれは 流れる水に
清浄を見ます。
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)ご一行様が
地上に降臨した折、
水がなかったので
高天原まで 水種をとりに行った
という話がありますね。
その水は
湧水として地上に移されたとされております。
高千穂 槵觸神社(くしふるじんじゃ)の境内地に
天真名井(あまのまない)があります。
天之真名井(あめのまない) と検索すると
鳥取県の米子か
京都の市比賣神社がヒットしますが
天真名井(あまのまない) と言えば
宮崎県 高千穂 なのです。![]()
境内地とは言いながら
槵觸神社(くしふるじんじゃ)からは
結構 歩きます。
なんならもう住宅街w
。
傍を神代川(くましろがわ)が流れます。
大きな欅(けやき)の木があって
その根元に 湧水があります。
樹齢1300年とも謂われております。![]()
水源なので
龍神様が 護るらしい。
ここから おのころ池に注いで
観光ポスターでよく見る高千穂峡へ。
真名井の滝となって落ちていると謂います。![]()
※画像借用
欅の 老木の
根のまた下から こんこんと
暗いのと 撮影技術の未熟さで
わかりずらいですが
非常に 透明です。![]()
天真名井(あまのまない)とは
水質の最上級を表す言葉でもありますが、
「飲み水としては適しません」との貼紙が
がっつり出てました。![]()
昔は呑めたという話もあります。
どうなのでしょう。
保健衛生的には
無暗に飲むなとの 注意喚起かな。![]()
直ぐ近く 一旦車道に出て
北側の案内版から右折すると
荒立神社(あらたてじんじゃ)
があります。
手水鉢が 石造り。かわってます。
天孫降臨の折、天の八衢に現れた異形の神
猿田彦大神(さるたひこおおかみ)と
その妻となった
天鈿女命(あめのうずめのみこと)を
ご祭神として祀ります。
啓行(みちひらき)の ご神徳。
また強力な縁結びのお力があるとも。
更に 天鈿女命は、
神楽の始まりであり、巫女の元であり、
あらゆる芸能、武道、学業の守護神であります
。
拝殿に 天の岩戸隠れの図
中央に 踊る天鈿女命の姿がありました。
澄んだ水を見ると 心が洗われます。
気持ちは清々しく 整います。![]()
清流。 落ちる滝。 雨垂れ。
水の流れは 浄化や 循環を
ごく身近に
体感させてくれますよねえ。 ![]()
水を司る龍神様は
浄化と清め。
さらに大いなる自然の力も
象徴します。
それは 恵みであったり
ときに激しく 災になったり
ひとの想いとは離れて 様々な顔に。
今年は 八丈島が 大変でした。
復興心配しております。
国も 空気が 変化しました。
良い方向へ導いてもらいたいです。
天空より 龍神様に
流水でもって浄化して頂いて
啓行(みちひらき)。
了。



























