Tell me why ④ | 01-maiのニノ & 3児の母ちゃん blog

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嵐・二宮和也❤︎に関するつぶやき〜

夢で会えたお話。
妄想のお話。


今日は大変だったけど、最後は楽しかったな~
あれ、そういえば。私の話ばっかりで彼の事何にも聞いてない…。
名前すら…。私ったらまた失礼な事を。今度会えたら、また謝らなくちゃ。



そんな事を考えながらカバンの中からお弁当箱を取り出すと、一緒にレシートも出てきた。

「あ、さっきの。」



一人暮らしを始めるにあたり、お小遣い帳のような家計簿のようなものを、簡単にだけどつけるようにしていた。



今日の分の支出を書く。

朝、カフェの分。
会社での自販機分。
そして、帰りのコンビニの分。




「え、何これ…」


コンビニのレシートを見てとても驚いた。なんとそのレシートには、彼の連絡先と

“何かあればいつでも連絡を”

の文字が書いてあったのだ。
いつの間に…。
そして、その気遣いがとても嬉しかった。




名前がわからないので【下の人】と名前を登録し、早速メールを作った。


宛先:下の人
件名:ありがとうございました。
本文:今日は助けて頂き本当にありがとうございました。それなのに私ったら、あなたのお名前すら伺わずに自分の事ばかりお話ししてしまって…すみません。
それと、この連絡先もありがとうございます!
是非また、ご一緒させて下さい♫
おやすみなさい。



「送信!っと」


シャワーを浴び寝る準備をして、ベッドで携帯を確認すると【下の人】から返信が来ていた。


件名:Re:ありがとうございました。
本文:連絡先、気付いてもらえて良かったよ。
今日はアコの話を聞きたかったの、俺が。だから気にしないで。
また誘うわ。おやすみ。




そっけないメールだけど「俺がアコの話を聞きたかった」と「また誘うわ」というのが妙に嬉しく感じ、ニヤニヤしながらメールを眺めているうち、私は眠ってしまっていた。



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久しぶりの、何も予定のない休日。
洗濯して掃除もして、ウチの中はキレイさっぱり!

近所のスーパーまでお買い物へ行き、数日分の食材を買い込む。

今日はカレーにしようかな♫カレーなら保存もきくしね。




あの日以来“下の人”のお陰であの変な人を見掛けなくなった。
逆恨みしてきたらどうしようかと不安もあったんだけど、今のところ大丈夫みたい。
下の人  も心配してくれて、一応毎日メールをすることになっていた。



スーパーから帰宅しカレーを作って、ご飯が炊けるまでちょっと一息。

「あ、そだ。下の人 にメールしとこ。」


件名:お疲れ様です。
本文:今日は◯◯スーパーまでお買い物に行って来ましたけど、問題なしでした。
今日もお仕事でしょうか。お疲れ様です。

〔送信〕


すると、いつもは忘れた頃に届く返信が珍しくすぐに来た。



件名:Re:お疲れ様です。
本文:俺も今日はオフ。一日中ゲームで腹減ったー


あら、下の人ずっといたんだ。うるさかったかな。


件名:ごめんなさい。
本文:せっかくのお休みの日に、掃除したりドタバタうるさかったでしょう。ごめんなさい。



件名:Re:ごめんなさい。
本文:いや、気にならなかったよー
それにしても腹減った…。



ん?これって、何か食べさせてくれって催促してるのかな…もしや。

件名:Re:Re:ごめんなさい。
本文:カレーですけど…食べます??



件名:Re:Re:Re:ごめんなさい
本文:まじ?
いやー助かるわー。今から行く!



え⁉︎今から⁉︎
来る??





♫ピンポーーーン♫


「うわ、もう来た!…はーい!」



戸を開けて「早いですね!」そう言おうと思ったら、

「早い『ダメじゃん。』」

いきなりのダメ出しにビックリした。

「え???」


『え???じゃないでしょ。ちゃんと確認した?今。これで俺じゃなかったらどうすんのよ。ありえるよ?大いにありえるよ?』



「あ……。ごめんなさい。あなたが来るって思い込んでました。」



『まぁまぁまぁ、そう思っても仕方ないけどさ、このシュチュエーションだと。でも、ちゃんと確認してから開ける、これ常識よ?』



「はい…気を付けます。」



『素直だねぇ。お?旨そうなニオイ。丁度思ってたのよね、カレー食べたいなって。で、明日は休みじゃないの?』


「休みですけど…」



『俺ね、明日早く終わんのよ、仕事。』




「そうなんですか。……ん?もしかして、明日も来ようとしてます??」



『え?そんな風に聞こえる??まさかそんな図々しいこと、口が裂けても言えませんよ。いや、もしよ?もしアコが誘ってくれんなら、話は別よ。』


ルームシューズの様なサンダルの様な履物をささっと脱ぎ“下の人”はリビングへと進んで行った。


私は後をついていく。
「あ…はい。大丈夫です。」



『いやいやいや、大丈夫とかそうじゃないでしょ。それじゃ俺が押しかけるみたいじゃない?そうじゃないんだよね~。やっぱり。アコの気持ちあってのことだもん。』



自分から『明日も来たい』とは言わない“下の人”がなんだか段々かわいく見えてきちゃって、私は笑いながら彼をお誘いした。



「明日は何作りましょうか??」



『いいんすか?じゃ、ハンバーグで。お願いします。』


そう言うと“下の人”は自分んちの様にスタスタとソファまで来ると、持ってきた携帯ゲームの電源を入れた。