過日、平成25年5月17日、午後7時30分という、遅い時間からの開始ではございましたが、多くの、みなさんに、お越しいただきました。
「ありがとうございました。」
私も、八知地域の皆様に、早く市政の報告を申し上げなければと思いながらも、機会に恵まれずに遅くなってしまった事を申し訳なく思っておりましたので、 みなさまから温かいお心遣いをいただきまして市政報告会の機会を設けていただきましたことに加えて、忌憚のないところの御意見を親しく賜れましたことを、ほんとうにうれしく思いました。
今、美杉と云う地域に於いて、「何をしなければいけないのか。?」と考える時、多くの御相談や、さまざまな問題点に対する訴えを、私のもとにも、みなさまより頂いてはおりますが、各地区によって、それぞれ問題となっている事例が異なります。
それだけ美杉と云う地域は広く、地理的・地形的条件も地区ごとに様々ですし、歴史的背景や、米穀・茶葉・コンニャクというような農産物の生産割合でも各地区によって特徴が見られます。
そのようなところに加えて、衰退する林業と治山治水の問題、公共交通の利便性、高齢化率、過疎/限界集落化の進行程度、医療、防災・・・など、各地区によって、そこに住む人々の暮らしを支える為に、考え、行動しなければならない点が、それぞれ違ってきます。
このように、“美杉”という地域を、単純に、画一化して捉えることができないのと同様で、「何をしなければいけないのか。?」という問いかけに対する答えを考える上でも、先ず各地区ごとに、各地区の実情に沿った「何をしなければいけないのか。?」という問かけについて、私も考え、住民の皆さまも考え、・・・行政の側にも考えていただき・・・それぞれが真摯に考えることから始めなければ、「決して各地区の実情に即した実効性のある答えは得られないであろう。」と思うのです。
美杉町の中心部である八知地区としての問題点などについても、この度の市政報告会の機会に、みなさまからお聞かせ頂くなかで、名松線、斎場>の問題、美杉新庁舎の周辺整備についてのこと、或いは災害等について問題点、そして、道路インフラ事業の問題についてのことなど、さまざまな広い分野に及ぶ内容の、切実な、ご要望をいただきました。
このように市政報告会は、皆さまの生の声を、お聞かせいただける貴重な機会です。
このような機会に、“具体的な御話”を、お聞かせいただきまして、皆さまと一緒に考えながら、少しでも解決できるように歩んでゆきたいと思います。
美杉町八知 市政報告会の場では、
地域の皆さまより、様々な御質問もいただきました。
先ず、美杉地域の斎場の問題については、津市の方針として、現在、美杉地域に6施設ある斎場を、2施設に絞り込んで残し、設備の老朽化などを総合的に評価して維持が難しいされるあとの4施設は廃炉にする予定と聞いています。
尚、今年度は調査をして、26年度には修理をする。そして、27年4月1日から委託にする予定だ。・・・ということです。
● 美杉地域内の火葬場の統合について……(津市市民部市民課 pdf)
次に 防災全体に関係したところでは、平成25年4月1日から施行される土砂災害防止法についての御話をいただきました。
、この法律について、私は、「居住区の危険を知らせるには良いかも知れないが、住民にとっては、余りにもメリットが無く、なじみが薄いかも。?」というような印象をもっていますが、今後、どのように運用されてゆくのか。?どのようなかたちで住民に役立てることができるのか。?・・・というようなところを見つめてゆきたいと思います。
● 土砂災害防止法(土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律)… 国土交通省水管理・国土保全局砂防部
● 土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律(平成十二年五月八日法律第五十七号)
美杉町八知地区の防災という事に焦点を絞ったところでは、今度できる美杉新庁舎(仮称/津市美杉総合文化センター)及び現/美杉庁舎がある地域を挟んで、馬場谷川、宇谷川という名の小さな谷川があります。
この二つの谷川のうち、特に危険なのは、宇谷川のほうで、台風時には水量が多くなり、以前にも土石流の災害が起こりました。
*参照:美杉町八知地区地図-Mie Click Maps
*参照:三重県ハザードマップ(災害予測図)一覧…三重県防災対策本部
その時に砂防工事を上流に一基その下に一基と、合計2箇所砂防が設けられておりますが。今回は以前に設けられた二つの砂防の間に、新たな砂防を一基設けて、旧の砂防二基のうちの土砂が堆積している一基の堆積物をかさ上げて、全体的な砂防能力を引き上げようという予定しているので、少しは安全性が向上するかもしれません。
この様な点について、ご説明をさせていただきまして、美杉町八知地区市政報告会を無事に終えることができました。
限られた時間の中でございましたので、至らない点もあったことと存じますが、いづれまた機会を見つけて、皆さまに市政を身近に感じていただける、このような場を設けたいと思います。
その節には、またお気軽に、ご参加下さいまして、
皆さまの御声をお聞かせください。
「いっしょに、住み良い街をつくりましょう。」
この度は、多くの皆様の、ご参加を賜りまして、
「誠にありがとうございました。」