今回の失恋の記事を書いてみて、読者様からのコメントを読んで、何年も前の記事を思い出しました。
それがこれ
当時の私は失恋の傷が癒えていて、「あの時はこうだったな…」と思い出しながら、冷静な頭で自分の経験を綴ったのです。
悲しんでばかりいても何も変わらない。
ただ前を向きたかった。
私なりに必死でした。
でも最近の私の失恋後の傾向は、ただ無になること
この間はめちゃくちゃ葛藤していて、ブログの更新も滞るほど
自分の気持ちを言語化して整理するタイプの人間ですが、それができなくなるほど内側はカオスなことになっておりました
(多分傍目には普通に生活しているように見えているはず)
で、ある程度のところまで行くと開き直るのです。
「私がどんなに考えても、泣いても、相手には何も届かないし、現状は変わらない。
まぁ、諸々は置いておいて、好きなままでもいいか」
と。
そもそもさ、私は相手のことが好きでお付き合いをしていたのです。
相手から急に梯子を外されたから「はい、あなたのことはもう嫌い」とはなれないのよ
前触れも何もなく音信不通にされて、不穏な空気になったからとLINEをブロックされて、そんなの納得できないに決まってます
拒絶されたこと、捨てられたことにも怒りや悲しみを感じます
この時私の心の中は本当にめちゃくちゃで
・あんなに優しかった彼がこんなことをするわけない
相手への好意や信じたい気持ち
・終わらせるにしてもこんなやり方は酷い
怒り
・もしかしたら何か事情があったのかもしれない
現実逃避
・今まで私が気づかなかっただけで、彼はクソ男だったのか
自分の見る目を疑い自信喪失
・一緒に過ごした時間は楽しかったし、幸せだったな
未練
などなど
悲しみに浸っていたかと思ったら急に怒りが湧いてきたり、信じたいと思ってみたり。
目まぐるしく感情があっちこっちへ行ってしまうものだから、何をどうしたら心が穏やかになれるのか解決の糸口さえ掴めません。
ある時ふと疲れ果てて
「酷いことをされても、なんだか嫌いになれない。
認めるのは癪だけど、もしかしたらまだ相手への好意が残っているのかもしれない。
それならそれでもいいか。
何か行動を起こすわけじゃない。
私が勝手に好きでいて誰かに迷惑をかけるわけでもないし」
と開き直れるようになりました。
自分の認めたくない、認めちゃいけないと思っていた感情を受け入れてみると気持ちが解放されたように感じました
私の失恋からの立ち直りはここがスタートのような気がしています。
目の前に相手が居るわけでもないから怒りは次第に収まっていきます。
相手の本質はわからないけれど、お付き合いしていた時間は幸せだったのだから、それが私にとっての彼でいいと思えるようになります。
未練は少しづつ形を変え、過去の出来事として思い出になりつつあります。
こんな結末を迎えても、最後まで信じたい気持ちやすこーしの好意が残っているなんて私ってバカですね
でもさ、アクションを起こさなければ誰にも迷惑をかけませんよ。
無理して新しい出会いを求めたり「忘れなきゃ」と頑張る必要なんてないんだな、と今は思います。
失恋すると女性は『上書き』、男性は『別フォルダ』なんて言いますよね。
Y君だけでなく過去にお付き合いしていた男性のことをたまーに思い出す時には、「私も男性みたいに別フォルダのタイプなんだわ」なんて思ったりします
時間が経てばそのフォルダを開く機会は減りますし、そこにこっそりしまっていた好意も温度が冷めていく。
この頃には「終わった恋愛」なのだと受け入れられるし、もう悲しくもありません。
私は多分今この段階に居て、過去を過去にできています。
まだ終われない恋の中に身を置いている人にとっては1日が長く、「今日はどれだけの時間考えてしまっただろう…」と落ち込んでおられる方も多いのではないでしょうか
でもそれでいいのだと思います
一通り自分の中で考えて、葛藤して、落ち着いたら、今度は前を向いて歩みを始める準備をする。
その方が結果的に立ち直る近道になるのかもしれませんよ