移動中も色々と話をしました。
私の日焼けした肌を見て、どこに行ったの?と聞かれたので家族で海水浴に行った話をしました。
【水着の跡が見たいねー】
とHさんが言ったので
「ははは、それは無理ですねー」
と乾いた笑いと共に答えましたw
【今日は何時まで大丈夫なの?】
「特に時間制限はありませんよ。
Hさんは?」
【15時半くらいかなー】
そんな話をしつつ、目的地に到着です。
到着したのはひたすら広い公園🌳
遊具も何もないので子供もいない…。
そもそも人がいない…。
足元には蝉の亡骸…
ここは確かに屋外で誰もいない場所。
「ここへは一体何しに?」と思いながらもHさんの後ろを歩きます。
あれ?
Hさんの肩幅ってこんなに狭かったっけ?
そんなことを思いました。
【ここはさ、平日だと本当に誰もいないんだよ。
だからこうやって歩きながら仕事のこととか色々考えるんだ。
メモと携帯使ってここで仕事することもあるくらい】
なるほど…、
で?
Hさんの自分語りに対し適度に相槌を打ちつつ聞いていました。
この公園はHさんにとって《○○市(私たちが住む市内)と言ったらここ!》という場所らしいのです。
○○市には普通に栄えた繁華街もあるし、整備された大きな公園や観光地もあります。
なのにあえてこの公園…。
Hさんはなぜここに私を連れてきたのだろう…?
この時、時刻は13時。