確かに伊藤が言うように私は防衛し続けることも目標のひとつにしているかもしれない。その向こうの約束のために。
私は今たくさんの想いを抱えながら立ち上がり続けることに必死だ。
その姿をダサいと思い笑うのは自由。
人の価値観なんてそれぞれ。
私は自分の大切な人と大切な想いを大事にして立ってるから目の前半径50mのことで精一杯なんだ。
ずっと世界なんてとてもとても遠くのことと思えてた。

けど違うと思う。
私の尊敬する人が世界に行ったのを見た。
ずっと私のそばにいてくれて人、私のデビュー戦の相手をしてくれたあの人は大きな世界に行った。
すぐ隣にいた人が世界に渡ったのを見ると世界って繋がってるんだなって思えた。

あの人が活躍すると勇気が湧く。
今でも試合に向かう道中に彼女の入場や試合を見る。そう、私はあの団体の出身で、ここのみんなとは違う団体の血が流れてる。
そのことがたまにすごく寂しくなることもある。
でも私は過去も全て受け入れて進むと誓った。
それに今すぐ近くにいる東京女子でも世界で活躍してる選手がいる。
それは伊藤に対しても思う。
こんなにも世界は近い。私と世界は無関係なはずがない。
私の半径50mの小さな世界が大きな世界と繋がってるってそう信じている。
だから私は大きな未来よりまず目の前のことや人にしっかり向き合う。
そこが未来へ繋がってる道だと思うから。

そして私が今持っているのは
"東京女子プロレス"のインターナショナルのベルト。
このベルトは海外に行くための切符でも、自分勝手好きなことをやれるためのものでもない。
世界に東京女子プロレスの試合や存在を伝える役割を持っていると思う。
それにベルトというのは前チャンピオンはもちろん全てのチャレンジャーの想いも背負って持たなくてはならないと思う。
それは華々しい時代の幕開けというより、責任の証だ。

その覚悟と責任の証のベルトを持ち歩む道が生き様であり、その道のりが誰かの夢になればいい。
私の小さな世界があなたの世界を呑み込む。
その瞬間がみれる日まであと3日。

私は畏友、伊藤麻希とベルトをかけて戦う。
私は伊藤と今ここで戦えることが心から嬉しい。
名乗りを上げてくれてありがとう。
しっかり戦います。



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