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ヴァイオリニスト農頭奈緒 のうがしらなお のブログです。主に音楽活動の記録です♪

4月14日のリサイタルが、先日お陰様でご予約で満席となりました。
60名ほどの大きくない空間ですが、それだけの方がお時間を作って来てくださることが本当に本当に有り難く、お知り合いはもちろん、チラシを見ていただいたりしてご予約のご連絡を頂くたびに励まされる気持ちがしました。ありがとうございます。キャンセル待ちのご予約は受け付けております。当日券が出る場合もございます。




私にとって、いつも色々な活動のバランスは大切だと思っています。
室内楽は、オーケストラに直接的に繋がりますし、オーケストラの大きく深い世界をソロでも出したいと思います。ソロで弾ける音は室内楽にも必要です。
レッスンで教わることは私に新たな気づきをくれるし、教えることは私に伝える喜びと客観視することをいつも思い出させてくれます。
 
3年前の今頃、私はPACオーケストラからコアメンバー合格のご連絡を頂きました。
この3年間、夢のように充実した日々の中で多くの作品を演奏し、また多くの演奏家と一緒に演奏させて頂きました。日常的に、オーケストラの一員としてその時その時にどんな音を選ぶべきか探してきました。それはとても楽しく、学びの多いとても奥深いものでした。
またフォアシュピーラーになってからは、コンマスやトップ奏者の方々の胸をお借りしながらも、首席奏者のスタンドパートナーとしてみんなにとってどうあるべきかも私なりに考えて来ました。大きな音楽の歯車の一部として演奏することは私に知らなかった喜びを教えてくれて、その考えと経験の中で自分を生かせていると感じられることは、私の世界を確実に豊かにしてくれました。
 

半年ほど前だったでしょうか、私はこのリサイタルをすることを、あまり迷わず色々考えずにすっと決めました。近づいてくるにつれ、なぜこのタイミングだったのだろうと自分で思いを巡らせるときがありました。その中で、私はソロやデュオという、ある意味ではとても自由な空間で、もう一度自分がどうあるべきかではなく、自分がどう弾きたいかに自分が何を考えているのかに、じっくり向き合ってみたかったのだな、と今、リサイタルを目前にして思い至りました。

私が自分の心や意思がしっかりと通った音と音楽をすることが、世界には果てしなく上手い人がいる中で私が演奏する意味で、私が作品の素晴らしさを来てくださる方々と分かち合う術だと思います。
そして自分があるからこそ、指揮者やトップ奏者、また一緒に演奏する人たちの意見に反応することができ、自分を伝え分かち合う喜びも得ることが出来るのだと思います。
リサイタルに向かう道程は、うまく言えませんが、自分の心を真ん中にしっかりと戻していく作業のようです。

なんだかとりとめなく長くなってしまいましたが、気持ちを残しておきたくて書いてみました(^^)

当日は音楽を通して、来てくださる方たちと幸せな午後が過ごせますように!お気をつけていらしてください♪
また終わったら更新します🌸