蓮に秘密(本性)がバレてから、
翌朝から登校・下校は蓮とすることになった。
もちろん、自分の秘密(本性)が学園中にバラされないようにするため。
こんな複雑な事情を知らない学園の生徒たちとかは
「美男美女カップル」というようによんだりしてる。
(確かに私は美女だし、蓮は学園ナンバー1のイケメンでかなりモテるけど、
私たちはあくまで「偽」カップルよ?)
私は仕方ないので、蓮と2人きりのとき以外は仲よさそうにしてる。
(そのうち、こんなヤツ突き放してやるんだから!)
「はぁ~、カップルのフリするのって疲れるわぁ~」
「え?自分の本性を隠して外では『おしとやかな美少女』を演じてるほうが
もっと疲れると思うけど?俺は。」
「あんまそのことを外で言わないで!」
「まぁまぁ、そう怒らないで」
「もういいわよ!・・・・・そのかわりそのたまご焼きちょうだい。」
「いいよ~♪ほら、あーん」
「それくらい自分で食べられるわよ!」
そう言うと、私は蓮の弁当箱からたまご焼きをとって食べた。
「もー、照れちゃって♪」
「照れてないわよ!」
蓮は金持ちのクセに、弁当は庶民的である。
でも、懐かしいような、温かい「何か」がある。
「この弁当は俺ん家のメイドが作ってるんだぜ」
「メイドっつったって、たくさんいるじゃん。」
「華奈ちゃんだよ。」
「誰?」
「俺ん家のメイド。俺の弁当をいつも作ってくれてる人。」
「へぇ~」
「ひょっとして、ヤキモチ?!」
「・・・違うし!」
「やっぱかわいー!次の女を華世にして良かったー!」
「もうお昼休み終わるし、帰るね!」
私はその場を逃げるように去っていった。
翌朝から登校・下校は蓮とすることになった。
もちろん、自分の秘密(本性)が学園中にバラされないようにするため。
こんな複雑な事情を知らない学園の生徒たちとかは
「美男美女カップル」というようによんだりしてる。
(確かに私は美女だし、蓮は学園ナンバー1のイケメンでかなりモテるけど、
私たちはあくまで「偽」カップルよ?)
私は仕方ないので、蓮と2人きりのとき以外は仲よさそうにしてる。
(そのうち、こんなヤツ突き放してやるんだから!)
「はぁ~、カップルのフリするのって疲れるわぁ~」
「え?自分の本性を隠して外では『おしとやかな美少女』を演じてるほうが
もっと疲れると思うけど?俺は。」
「あんまそのことを外で言わないで!」
「まぁまぁ、そう怒らないで」
「もういいわよ!・・・・・そのかわりそのたまご焼きちょうだい。」
「いいよ~♪ほら、あーん」
「それくらい自分で食べられるわよ!」
そう言うと、私は蓮の弁当箱からたまご焼きをとって食べた。
「もー、照れちゃって♪」
「照れてないわよ!」
蓮は金持ちのクセに、弁当は庶民的である。
でも、懐かしいような、温かい「何か」がある。
「この弁当は俺ん家のメイドが作ってるんだぜ」
「メイドっつったって、たくさんいるじゃん。」
「華奈ちゃんだよ。」
「誰?」
「俺ん家のメイド。俺の弁当をいつも作ってくれてる人。」
「へぇ~」
「ひょっとして、ヤキモチ?!」
「・・・違うし!」
「やっぱかわいー!次の女を華世にして良かったー!」
「もうお昼休み終わるし、帰るね!」
私はその場を逃げるように去っていった。
花園 華世 (18)
山野 蓮 (18)