こんにちは小西です。

 

肩こり解消には胸の緊張をとる必要があります。

その理由は下記の2つです。

 

①背中の筋肉が働きづらくなるため

 

②呼吸が浅くなるため

 




 

どうして肩こりに背中の筋肉が関係するのか。それは、体の前面の筋肉が硬くなるとバランスを取ろうと勝手に働くのが背面にある背中の筋肉だからです。

 

 

今日のテーマでもある胸の筋肉(大胸筋だいきょうきん)が硬くなると、背面にある肩甲骨は背骨より外へ離れていこうとします。肩が巻き込むような方向ですね。

 

 

このように肩甲骨が外へ離れていくと勝手に働くはずの背中の筋肉が上手く使えなくなり、知らず知らずのうちに肩が上にあがるようになります。その結果、僧帽筋(そうぼうきん)という肩の上の筋肉がよく使われるようになってしまいます。これもまた肩こりを強くしてしまう理由の一つです。

 




 

そして肩こりと呼吸についてです。ギュッとこぶしを握り体に力を込めてみてください。その状態で呼吸を深くしようとしても深く出来ないと思います。

 

 

パソコンなどのデスクワークをしている時、実は腕の骨が内側に回っているため胸の筋肉は縮んでいます。このように胸の筋肉の緊張が続くと先ほどと同じように呼吸が浅くなり、新鮮な酸素が全身に行き渡らなくなってしまうのです。

 

 

巡りが悪くなった体はこりを生み出し、リラックスしづらくなるので適度に動かす必要があります。そこで胸のストレッチを的確にやっていきましょう。

 




 

 

 

 

 



筋肉の名前・主な動き

 




筋肉の名前


大胸筋

だいきょうきん




主な動き


腕の骨を内側に回す

(内旋)



今回はデスクワークを想定して内側に回す(内旋)のみピックアップしますね。









ストレッチ効果を出すたった2つのポイントとは

 

点と点

 

距離を離す

 

 

この2点です。

 


お客様、読者の方からも①点と点距離を離すですよね!?と言ってもらえるようになりました。こういった反応があると嬉しいです。



これからも口すっぱく。笑

言い続けていきたいと思います。



それではポイント解説いきましょう。






ポイント解説






①点と点

 

緑丸と赤丸が①点と点になります。







今回は1つ目の点、緑丸が3つあります。写真を見ても分かるように胸の筋肉は大きいので上・中・下と覚えておきましょう。右胸でチェックです。



は鎖骨でも内よりに点があります。写真を見ながら左手で触ってみましょう。



は胸と胸の間に大きく長い骨(胸骨・きょうこつ)があります。まずは胸骨を触ってみましょう。そこから左手を右胸にスライドしていくと筋肉に触れることができます。



は先ほどの胸骨を下まで触っていき、右にスライドした辺りになります。







2つ目の点、赤丸は腕の骨でも上より1/3あたりにあります。



このように赤丸は1つですが、緑丸が3つあるため少しだけ工夫が必要です。






②距離を離す


緑丸(上・中・下)と赤丸の距離をそれぞれ離していくのが大胸筋だいきょうきん)のストレッチになります。



より詳しくお伝えしますね。









緑丸(上・鎖骨でも内より)


上については腕を斜め下あたりにセットして緑丸と赤丸(①点と点)の②距離を離していきましょう。








緑丸(中・胸骨(きょうこつ)の内側あたり)


中については腕を横に伸ばして緑丸と赤丸(①点と点)の②距離を離していきましょう。







下(胸骨(きょうこつ)下から横にスライド)


下については腕を斜め上にあげて緑丸と赤丸(①点と点)の②距離を離していきましょう。





まとめ


今日は胸の筋肉(大胸筋・だいきょうきん)についてお伝えしました。肩こり解消にはとても関係が深いので、特に下・胸骨(きょうこつ)下から横にスライドはよく写真を見て取り組んでみてください。



筋肉がよく動くことで新鮮な酸素が血液によって運ばれてきます。今日取り上げた大胸筋ですが、男性なら張りのある胸板、女性ならふっくらしたデコルテラインにとても必要です。



薄着になる季節。体重ばかり気にしても体のバランスが崩れていればスリムというより、痩せ細ったようなイメージになりかねません。



表面的な見た目より、根本から見直すきっかけになれば嬉しいです。







今後も今すぐに取り入れられるストレッチや体に関する情報を発信していきます。

 

 

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