こんにちは!
今回、シンエヴァンゲリオンの中で私が少し謎に思ったシーンを考察と共にご紹介します!
それが

このシーン!
「シンジ君は安らぎと自分の場所を見つければいい。縁が君を導くだろう。また会えるよ。」
「そうだね、カヲル君。」
最終決戦前、アスカとマリが去った後のシンジ君の隔離部屋。そこに現れたのは死んだはずのカヲル君!そうだね、と返し、カットが切り替わると、シンジ君の隣には誰もおらず、一人だけだった。
個人的に結構好きで、一番深いシーンだと思ってます!
このシーンどこが深い?って思う方もいらっしゃると思います。あくまで私の個人的な感想なので、
ということで、このシーンのどこが深いかを少し解説していきます!
このカヲル君のセリフは、シンエヴァで初めて出てきたセリフではありません。新劇場版Qでカヲル君が死ぬ間際に言った言葉です。
その時は
「シンジ君は安らぎと自分の場所を見つければいい。縁が君を導くだろう。そんな顔しないで。また会えるよ、シンジ君。」
「‥カヲル君っ!」
と言ってフォースインパクトを止めるため、シンジ君の目の前で爆死。シンジ君はショックから失語症になってしまい、物語はシン・エヴァへと繋がります。
シン・エヴァのセリフと少し変わっていますが、これはカヲル君の遺言ですよね。
では何故、シン・エヴァのあの場面でカヲル君の遺言が出てきたのでしょうか?
それはこの場目の少し前、シンジ君へ遺言を伝えた人物がいたからです。
それは他でもないアスカです。
最終決戦前、新型プラグスーツを『無垢のおろしたて』『死装束』と言っていたアスカ。つまりアスカは、生きて戻ることはできないことを理解しています。
そんな状況下、エヴァ搭乗前の僅かな時間の中で、アスカはマリを伴いシンジ君に会いに行きます。
そこでシンジ君へ質問するアスカとそれに答えるシンジ君
「最後だから聞いとく。私がアンタを殴ろうとしたわけ、分かった?」
「アスカが3号機に乗ってた時、僕が何も決めなかっから…助けることも、殺すことも。自分で責任、負いたくなかったから…」
その答えに納得したアスカは
「最後だから言っとく。いつか食べたアンタの弁当、美味しかった。あの頃はシンジの事、好きだったんだと思う。けど、私が先に大人になっちゃった。じゃあ」
と、シンジ君へ告げ去っていきます。
そのやり取りを見届けたマリは
「君はよくやってる、偉いよ碇シンジ君」と言ってアスカの後を追っていく。
そして、カヲル君が現れるシーンへと繋がるんですね。
もうシンジ君に会うことはない。だからこそ、死ぬ前にシンジ君に自分の気持ちを伝えたかったアスカ。
このシーンのアスカの告白って遺言を兼ねてるんです。
もちろん、アスカの質問に答えられない『ガキシンジ』のままなら恐らく告白しなかったでしょうけれど、シンジ君はちゃんと答えます。
※ちなみに、なんで過去形で告白したのかも考察したんですけど、長くなるので、気が向いたら後日書きます。
話を戻します。
アスカの遺言を聞くときのシンジ君は、背を向けたまま、黙って聞いてます。
本当はアスカに何か言いたいはずだったシンジ君ですが、それを堪えて遺言を聞くわけです。
「君はよくやってる」
死に行くアスカの遺言を、気持ちを落ち着かせて最後ま
で黙ってよく聞けた。
そのことをマリは褒めてたんですね!
恐らく今までのシンジ君なら、泣き喚いたり取り乱したりして、アスカの遺言を聞けなかったはずです。
現に旧劇場版ではミサトさんの遺言を、Qではカヲル君の遺言を聞けませんでした。
エヴァンゲリオンの作品の中で、多分初めてシンジ君が他者の遺言を黙って聞けた瞬間です。
他者の遺言をきちんと聞けるようになったシンジ君。
だからこそ、カヲル君の遺言をあの場面で聞けたんですね。
しかもそれだけではないんです!
「また会えるよ」と言ったカヲル君。最初Qで聞いたときは『なんで死んだはずのカヲル君とまた会えるの?』と思いました。
しかし、アスカの遺言の後のセリフなので意味合いが変わってきます。
これ、カヲル君にまた会えるって意味だけではないんです。
たった今、遺言を言って去っていったアスカとまた会えるよって意味もあったんです!
だからシンジ君は「そうだね、カヲル君」という返事をするんです。
そして、物語終盤。
シンジ君はアスカと再開できましたね!
まとめると
カヲル君が出てきたのは、シンジ君が他者の遺言を聞けるようになったから。
そして、その者の思いを受け継ぎ、行動できるようになった。
そんなシーンだったんですね!
まさかカヲル君でこれだけ文書書くことになるとは…
次回も気が向いたらシン・エヴァの考察やっていきます!


