
医師「今から子宮の入り口を広げるから
ここを開けないと赤ちゃん取り出せないからね」
はな「はい」
看護師「楽に、楽ーに、しててね
太ももの力抜いて〜
足パタン。って
そう。そう。上手上手。」
医師が器具で膣の奥を内診する。
はな「痛ーーーい!!!!」
金属の太い棒が
子宮の奥をこじ開けた
はなは、ものすごい勢いで足を閉じた
看「足は閉じないよー。
ふーふー息を吐いてー
足は楽にねー。」
医師
「ダメだな
子宮がガチガチに閉じてるから
麻酔の後に広げるしかないな。」
その言葉通り
医師は一旦、器具を置き
私の眠るのを待った。
膣の奥を
カッターで傷をつけられたような
痛みがまだ残っていた
痛みが引かないうちに
頭がぼーっとして来た…。
さっきの麻酔が効き出している。
頭に
血がのぼるのを感じた…。
頭が熱くなり…
目が重くなり…
腕が重くなり
だらんとなる
看護師の
1分を数える声が遠のく。
50、49、48、、、、、
私の肩を撫でながら1秒ずつ数えた、、、、、
31、30、29、
ここで記憶が止まった。
はなは、
深い眠りに堕ちた…。
安楽だ。