6時半から近くの小さなホールで押してる講談師旭堂南龍さんの独演会でした。20人程で満員です。いつも通り世間話から本題に入って45分から1時間近くとうとうと引き込まれるのに酔いしれてしまう。最初は漁師さんからお餅屋になる[堺のくるみ餅]次は桂九雀さんの弟子で22才の桂九寿玉[かつらくすだま]さんの茶の湯というご隠居と丁稚の落語そして加古川の[赤壁神社]の謂われの猫の仇討ちの講談1時間程でした。その後は30分程缶ビールでミニ打ち上げでお開きです。家からホールまで1分程なので近場の居酒屋でまた飲み会です。皆さんの話も講談みたいに山あり谷ありで飲まなくても聴いてるだけで愉快やったり聞き惚れたり聞き入ったりあっという間に11時過ぎました。ホールの持ち主のご夫婦もしょっちゅう前を通る私を見てるそうでマンションの隣人も知らず都会の孤独に浸っていたけどそうでもなかった。今は何でも東京に集中する中、上方落語に入門する若者や上方の講談を守る人を応援したい。堺のくるみ餅なんか高石や堺や助松など馴染みの名前が出て物語に入り込み易かった。