信じられない話かもしれないが、気付いたら行きたい場所に行ってたんだぜ。

先週の土曜日、静岡に行ってきました。

運転していただいて、プランも立てていただいて。

私のしたことといえば、おやつ選んだくらいで。

この時期は栗味増えて嬉しいよね。

気付いたら全部栗味になってて、慌てて商品変えてみました。

そう、全てお任せしてしまったので。

どこに行くかも知らなくて。

当日予定見たら、ずっと行きたかったあんなとこやこんなとこ。

わお、こんなに心構えなく行けてしまって良いのだろうか。

しかも初っ端から、沼津は霊山寺。

請西藩はこちらで宿陣しました。

結構ね、館山出港した後も。

着いた先をふらふらするのですよ、協力してくれる藩を探して。

どこもうまくいかなくて、やっとのことで協力してくれるようになった小田原藩とはすぐに戦うことになるんですが。

いや、今年凄くない！？

大樹寺行ったし、林香院行ったと思ったら霊山寺ですよ。

思いつくようなとこ、一通り行った気がします。

しかしながら、本来のお目当てはこちら。

斎藤金左衛門。

お墓は境内ではなく、山門前をまっすぐ伸びる道を進み、床屋の手前の道を左に曲がったところにありました。

周辺は墓地が点々としているので頑張ってください。

お次は蓮華寺で上野岩太郎。

こちらも、境内ではなく。

お寺から離れた墓地にありました。

お寺の山門過ぎた右手の道を曲がった先だったかな。

斎藤と上野については後程。

長谷寺で新選組隊士、岩崎一郎。

南一郎と名を改めました。

南のすぐ後ろに、杉田玄端。

きのこ、ではない。

本光寺で、慰忠碑。

戊辰の慰霊碑だそうですが、側面では詳細わからず。

裏かしら？

ちなみにこちらのお寺を出てすぐのところに、戦国時代の首塚があります。

時代は範囲と違うんですけど、鈴木尚先生が調査されているとのことでちょっと興味がありますね。

調査報告書とかあるのかしら。

鈴木先生と宮崎市定先生、敬愛する研究者でございます。（←近世史どうした）

そして、ですよ。

江原素六でございます！！！

どちらかと言えば鋳三郎で馴染みがありますね。

撒兵隊第一大隊長。

市川・船橋戦争では彼が主役。

今、撒兵隊も自分の中のメインにしつつあるので。

物凄い嬉しい。

お参りしたかったの。

記念館も行きたいな～。

撒兵隊とか、江原とか。

もっと詳しくなったら行こう。

って言ってるうちに足が遠のくタイプなので、ここでお墓行けて本当に良かった。

ここで一つ、未来の自分に伝言を。

沼津と島田、遠いよ。

まあ、土地勘ある方には当たり前なんでしょうなぁ。

私も館山と柏とか、一日で周るっていたら止めるもの。

でも、斎藤と上野見ているならここも外せないそうです。

医王寺で、大谷内龍五郎。

大谷内龍五郎は、彰義隊９番隊長。

彰義隊の生き残りは、静岡移住後牧之原の開拓を任ぜられました。

沼津郡政役所に士官が決まった上記斎藤と上野を、藤田寛三、吉沢力松が殺害。

斎藤の上野の遺族が、移住組をまとめていた大谷内に仇討ちを願い出で、却下されるも大谷内は自分の死をもって混乱を収束させました。

斎藤、上野の遺族の前で切腹したのが、ここ医王寺の本堂です。

静謐な雰囲気で、なかなか素敵なお寺でした。

法林寺で、唐人お吉をハリスに紹介した伊佐新次郎。

たぶん。

植木を撮ったわけではない。　
　

で、縁のお吉の像。

…うん、独特。

で、ここも来てみたかったの！

種月院で今井信郎之碑。

見廻組も気になって、会津やら和歌山やら大阪も行って。

静岡のこの碑も見れたのに。

未だに東京の今井のお墓に行っていない、不思議。

中條金之助。

牧之原開墾の功労者です。

なので、立派な像が建っている。

唐人お吉の像と似ているので、造ったの同じ人かしらって話してました。

そして、開墾された牧之原大茶園。

見事な眺めです。

反対側にも同じように広大に続いていて、開墾がどれだけ大変だったか想像もつきません。
慣れない仕事に、生まれる軋轢。

それをまとめていくんだもんな。

牧之原大茶園の先に、蓬莱橋があります。

木造歩道橋として世界一の長さだそうで、撮影等にも度々使用されるとか。

牧之原開拓民からの出資で出来て、使用された農道と聞いたら俄然興味が出てきました。

今井も通ったのかもしれない。

欄干が低くて、風が強いと少々スリルがありますが。

往復で２キロ弱あるのは予想外でした（苦笑）。

少々時間があったので、島田宿。

蓬莱橋のおじさんおススメ。

残る町並みは風情がありますがね。

ところどころなので、もうちょっとどうにかしても良いのではないのかと思いました。

まあ、川渡るやつ見れたの面白かったですが。

そしていただいた地図で、八百屋お七の想い人、吉三郎のお墓があることを発見。

喜び勇んで見に行ってみましたのが、こちら。

帰ってネットでみたら、吉三郎さんのお墓はいくつもあり。

そもそも、恋人が吉三郎でないバージョンもあり。

てか、恋人会いたさ云々すら、確定した話ではないそうで。

興味深い、ことではあるし。

皿屋敷みたいに、派生やら伝播やら調べて統計に調べてたりしたら面白いんだろうなぁとは思いますけど。

これが誰かのお墓なら。

自分は自分として眠りたいよねぇ、なんて思ったり。

そして帰りに駿河城眺めつつ、東京方面へ戻りました。

普段は夜行バスの人間なので、開いている時間にサービスエリアに寄るの超楽しい。

最近皆様にお世話になりっぱなしなので、年内に一回くらい千葉ツアー主催したいと思います。

観光混ぜた館山か、誰得？な撒兵隊で船橋とか。

あ、そもそも富津君津やってないや。

取りあえず９月中に一回船橋行こ。

沼津/島田