シンデレラのガラスの靴は走ったら壊れなかったの?
一面の銀世界は太陽の光で汚い泥になる。
人々を魅了する絵画もペンキをぶちまけたら汚く、誰も感動しなくなる。

綺麗な思い出と貴方が汚される
あれだけ吸わないと言っていたタバコを吸いながら隠語をまるで得意なスポーツのルールを教えるかのように話す
深夜の国道は車が少ないから多少はスピードを出しても問題ない
荒々しく駐車場へ車を停めると独特の匂いがする廊下を歩いた
汗を流すのももどかしくて体を密着させるとまたタバコを吸った
白い煙が出来ては消える光景は私たちの関係が泡沫だということを裏付けているかのよう
半分ぐらい吸い終わると合図をされ、すぐに中に入れられる。
甘い声でささやかれてもなかなか濡れなくて苛立たれるのが怖くて感じるふりをすると
満足したみたいで腰を動かされる
ガラス細工のように鍛え上げられた躯。
少しでも傷をつけたら壊れて、汚れそうで、脆そうで
無意識に爪を立てたら「痛いからやめて」と叱られた。
私は貴方に壊された。だからあなたも壊されたらいいのにって眉間に皺を寄せながら最大限に心の中で叫んでも、口から出る言葉はいつも甘い声で…

…「私の、すべてを壊してください」…

刹那的な同情と甘い感情、暖かいベッドに包まれて、暫しの眠りにつくのは、うたかたの快楽