2009年3月27日21時28分 朝日新聞


野球の関西独立リーグが27日、京セラドーム大阪で開幕した。開幕戦は大阪ゴールドビリケーンズと神戸9(ナイン)クルーズが対戦。男性とプレーする国内初の女性プロ野球選手となった神戸の吉田えり投手(17)がデビューし、空振り三振を奪った。


mate114のブログ-eri01

9回裏に登板した吉田えり投手

=27日夜、大阪市西区の京セラドーム大阪、伊藤恵里奈撮影


1万1592人の観客が注目する中、吉田は5―0とリードした9回に2番手で登板。得意のナックルボールが決まらず、先頭打者に四球を与えた。しかし、続く打者をカウント2―2から97キロの直球で空振り三振に仕留めた。観客からは「おー」と驚きの声があがった。



mate114のブログ-eri02
9回裏に登板し、1三振を奪った吉田えり投手。若林捕手とハイタッチ

27日夜、大阪市の京セラドーム大阪、山本裕之撮影


吉田はマウンドに集まった野手と笑顔でハイタッチ。この日は打者2人だけで降板した。試合は神戸がそのまま5―0で勝った。試合後のヒーローインタビューで、吉田は「すごい球場で、大勢の人に応援してもらってよかったです。(次は)もっと長いイニングを投げたい」と笑顔をみせた。



mate114のブログ-eri03
登板に備えてキャッチボールをする吉田えり投手。大勢の観客がつめかけた

=27日夜、大阪市西区の京セラドーム大阪、伊藤恵里奈撮影

関西独立リーグは、四国・九州アイランドリーグ、北信越を中心としたBCリーグに続き国内三つ目の独立リーグ。



mate114のブログ-eri04

=27日午後、大阪市西区の京セラドーム大阪、伊藤恵里奈撮影



試合開始前にベンチで笑顔をみせる神戸9クルーズの吉田えり投手