今回はスラグについて
お話ししたいと思います
いきなりですが、、、
みなさん、溶接した後
もちろんスラグを剥ぎますよね?
もちろん剥いできれいに
除去するのがあたりまえです。
そうしなければ、
次の溶接で悪い影響をおよぼす
可能性があります。
手棒溶接をしている方なら
お分かりだと思いますが、
スラグがビードと開先の間に入って
取れなかったことありませんか?
どうしても取れない…。
実はそのようなスラグは無理矢理
取る必要はないんです!
結論から言いましょう。
実は次の溶接をしながらスラグを
出すことができるんです!!
これをスラグを湧かすと言います!
これは特に難しい技術ではありません。
ただスラグが上に上がってきて
いるのが見えればいいんです!
今まで溶接してきたけど、
そんなの見えたことない…。
そう思った方が多いかと思います。
では、それはどこに
現れているかというと、、、
手棒溶接や半自動アーク溶接に
限っての話ですが
溶融池の周りです!
ぜひ溶接している時に
見てほしいのですが、
溶接池の周りから
溶接池に似たウネウネしたものが
見えてくるはずです!
これこそがスラグなんです!
これさえ見えれば、
取れないスラグを無理矢理
取る必要はありません!
私は初めに、
技術は必要ないと言いましたが
意識するポイントはあります!
次回はそれについてお話ししようと
思います!
では今回はここまで!
最後まで読んで頂き
ありがとうございました!!
溶接大先生