35年の間、たくさんの出会いがありましたが、

震災がなければ出会えなかったお一人が堀 有伸先生です。

 

 

通称、我々の間では、「パコ」と親しみを込めて呼ばれています。

 

 

精神科の受診の、

敷居が高い地域でしたが、

パコこと堀先生の移住により、

ちょっと鬱々している・・・

じゃあ、パコのとこに行ってみようか・・

 

と、精神科受診のハードルをグッと下げ、良い意味での影響を与えてくださったドクターです。

 

 

麻布中・高校を経て

東京大学医学部をご卒業なさった先生が、

なんで南相馬??

なんて思ったものです。

 

堀先生にどなたか嫁をーーー!と言いつつ

6年が過ぎました。

 

公私共にお世話になり、ありがとうございました。

 

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堀 有伸(ほり ありのぶ)

医師

1972年東京都台東区生まれ

1997年医師免許を取得

東京や埼玉の医療機関で勤務

2012年に福島県南相馬市に移住

2016年「ほりメンタルクリニックを開業

 

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番場先生には、私が南相馬に暮らし始めて、

まだ何も分からなかった

一番心細かった時から助けていただきました。

 

 

2012年の春から夏にかけての時期です。

 

 

4月から原町に暮らして、

雲雀ヶ丘病院で働きはじめた頃は、

ほとんど病院の外に知り合いがいませんでした。

 

 

そのような私を、「医師と市民の集い」に誘って

多くの方に紹介してくださったり、

 

後にNPO法人みんなのとなり組の活動につながるラジオ体操や

お茶会などのイベントの実施を、ずいぶんと助けてくださいました。

 

 

 

その後も番場先生が、

地域のために心を砕いて活動されている様子は、

ずっと見てその思いを感じておりました。

 

 

番場先生は本当に、

多くの人の心の支えになる活動をされていたと思います。

 

 

今回教室を閉じられるということですが、

番場先生の思いと実践は

絶えることなく、

 

形を変えて受け継がれていくと思います。

 

 

とりあえず、今回はお疲れ様でした。

 

新しい出発がさらに実り豊かなものであることを信じています。

 

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※写真は2012―2013年頃のもので、今と若干風貌がお変わりになっています。