震災後、たくさんのご縁ができましたが、最近驚きの再会をしたのが松村茂郎先生ニコニコ
昨年、星槎大学の相馬寮でお会いした時、「はじめまして」と名刺交換をしたのですが、
どこかで見たことある気がする・・・・と思いつつ、でも知らない名前・・・と思っていましたガーン

FBで友達リクエストをいただき、生年月日や出身校を見て、我が目を疑い、確か5回ほど
つけたり消したりして、んー・・・・・・・こんな名前の人、同級生にいたか!?と、私のさびた頭の記憶をグルグルさせましたが、思い出せません・・・・

震災前年度、私が発起人で、原町高校の同窓会を行いました。
あれは奇跡の同窓会だったね!と、参加した同級生達からコメント寄せられます。
「その同窓会に参加してないでしょ?参加してたら、きっと私、名前も顔も覚えているもん!」と、松村先生に豪語しましたら、
「いや、参加した!」
がががががががーーーーん・・・・・ガーン
というわけで、松村先生もマイク握って挨拶した私のことも覚えておらず、私も豪語したにも関わらず、覚えておらず・・・・情けない再会をしていたわけです。

そんな松村茂郎先生は今春から福島高校にご栄転されました。
震災直後に書かれた彼の学年便り・・・詩人のような繊細さと、指導者として大人としての大きな叫びを、私は感動をもって読ませていただきました。
これを皆さまにお読みしていただきたく掲載いたします。
松村先生は、「自分を奮いたたせるために書いた」とおっしゃっています。彼のご自宅は、浪江町でした。
朝日新聞の「プロメテウスの罠」でも、彼の奮闘ぶりが岩堀記者によって書かれています。




~ 私たちが世界の明日の希望を背負っている ~
           
             (松村茂郎、県立相馬高校第2学年通信 4月号)

 私たちは、この大震災でハンデを背負ったのだろうか?答えは「NO」だ。

私たちは、 間違いなく強くなった。

相変わらず私たちの目尻には涙が溜まったままだが、私た ちのハートは、体は

絆(きずな)は比べ物にならないくらいに強くなった。

私たちの 心や体にまとわりついていた余分な欲はそぎ落とされた。

そして、受け入れること ができなかったものを受け入れる大きさを持った。

私たちは、人の優しさを体の中 心で感じることができるようになり、

私たちの中に優しさの連鎖が生まれた。

私たち は私たちと世界がつながっていることを実感することができた。

何よりも今、命の大 切さを体全体で理解している。

だから、私たちは負けない。

人として最も大切なもの を身に付けた私たちが負けるわけがない。

人として最も大切なものを身につけた私 たちは、絶対に負けてはいけない。

それは私たちの敗北にとどまらず、人類の敗北 となるからだ。

福島県人は被害にあっている。

人類が経験したことのない苦しみの 状況にある。

しかし、世界中から注目されている「フクシマ」人の生き方は、生き様 は、

世界中の人たちに希望を与えるものでなければならない。

勘違いをしてはいけ ない。

私たちフクシマ人が世界から希望をもらうのではない。

私たちの生き様が、世 界に希望を与えるのだ。


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