しばらく続いた謎の体調不良がやや治まる兆しが見えてきたので、久しぶりに妹夫婦に会いに行った。
彼らの生後9ヶ月の娘に何かを感染させてはまずいと、会うのを控えていたのだ。
3月に会ったきりだから、泣かれるかもしれないな…人見知りっぽいのが始まっているというし…
一抹の不安を感じつつ、妹宅の玄関を開けると…
視線の先に、腹這い状態でこちらを凝視する姪っ子ちゃんの姿が…
突然現れた得体の知れない見知らぬ丸顔の闖入者である私を、じっと見つめるつぶらな瞳…
クッソ可愛い…
腹這いの状態で上半身をこれでもかと言わんばかりに反らすその姿は、さながら極寒の地に住むゴマフアザラシだ。
やべぇ…クッソ可愛い…
遠慮無しにずかずかと上がり込む私の姿を目で追う姪っ子の表情からは、その内面を窺う事は出来そうにない。
この表情…泣かれるかな…多分泣くな…
恐る恐る近付いて、『●●ちゃん(姪っ子の名前)、こんにちは。オバチャン来たよー』と、姿勢を低くして話しかけてみた。すると…
彼女は表情こそ変えなかったが、私が差し出した指を、その超絶可愛らしい小さな手で握り返したのだ!
その瞬間、私の枯渇寸前の母性が大量噴出し、体中を駆け巡った!
彼女は私を受け入れてくれた!5ヶ月も会ってなかったのに、キミは受け入れてくれた!
抱っこをしても泣かなかったし、顔を近付けてオデコとオデコをぶつけても泣かなかった。
さらに、帰り際、姪っ子ちゃんは私の足をキューっと握りしめ、何か言葉にならない言葉を発しながらすがりついてきた。
『すごいね~。その足をキューっとするやつ、私以外にはパパにだってやらないのにね~』と、妹が驚いていた。
今日、生後9ヶ月のその小さな悪魔は、その可愛らしさでまた一人、彼女の為なら何でもしてしまうであろう、私という丸顔の下僕を手に入れたのである。
今度会う時は、おもちゃを買ってあげようかな(←早速下僕モード)
