終わりにしよう終わりにしようって
心のどこかで思ってた
でも手放せなかった
私が仕事から帰ると
ふだんなにもしない旦那が
食事を作って待っていた。
洗濯機にあった洗濯物は干してあり、
干してあった洗濯物は
くっちゃりと畳んであった
こんな事は今まで無かった
すごく愛おしく思えた。
私のしている事にも気づかずに
毎日抱きしめてくれる
鈍感な旦那でよかった
ある日彼から返事が来ない時があった
その日を境に返事を返すのを辞めた
セフレなんてそんなもんだろう
さよならなんて言葉さえ
言う必要が無い
別れは突然に
彼がいたおかげで
色々な事に気づけた
足りない部分を補ってくれた
出会えた事に意味はあった
私はまたありきたりな妻に戻ります