10月26日

午前1時 呼吸が肩からしてたのが首だけでするようになり、声が出なくなった。

午前6時 胆汁を口から吐いた

午前7時55分 呼吸停止。死亡確認。
大好きな母が永眠した。
父は何度も「目を開けとくれ」と号泣した。
私は母が苦しみから解放されほっとした。
着替えに洗髪と看護師さん達が母を綺麗にして下さる。しかし入院生活が長かった為、母の白髪が母を老けて見せた。
白髪染めを買いに行き、母の髪に塗った。
お化粧もしてあげた。
母はとても綺麗だった。
母の年齢は57才。
早すぎる死だった。
お母さん、やっと家に帰れるね。
10月25日

今日で3日目だ。朝から雨が降っている。
母は痛みでゆがんだ顔を時々見せる。
母の最後の言葉は「あらうとぉ」ありがとうと言ったんだろう。それからはうめき声しかあげない。もう言葉は話せないんだろう。
父も私も何度泣いたか分からない。
こんなに辛く悲しいなんて想像を遥かにこえる。
大好きな母だ。優しい母だ。いつも笑顔で前向きで母のような親になる。私の目標だ。そんな母が目の前で苦しんでいるのに何もしてあげられない。
雨が降っている。
ピチピチチャプチャプランランラン。
母が良く歌っていた。
10月24日

昨日は娘と父と母の病室に泊まった。看護師さんが脈も血圧も下がってるのでもしかしたら・・・・と言われたのだ。
一晩中父は母の背中を擦り「家に帰ろうなぁ。わしがついてるから大丈夫や。」と泣きながら言っていた。看護師さんが「お母さん、今すごく頑張ってます」と。その言葉に涙が止まらなかった。まだ頑張ってるんだ。もう十分と思う一方で逝かないでと懸命に願う自分がいた。
昼が回った位に母が言う。「もういい。もういいよ。」