能登半島応援チャリティー小説『あえのがたり』読了

 

 

三人での酒席で、加藤シゲアキさんが提案し、友人である今村翔吾さんと小川哲さんが賛同し協力、その後、朝井リョウさん、蝉谷めぐ実さん、荒木あかねさん、麻布競馬場さん、柚木麻子さん、佐藤究さんにも呼びかけ、賛同・協力し、本の売上から作家さんたち全員分の印税相当額と、講談社の売上相当分を能登半島地震・水害への寄付金にするという、チャリティー小説。

 

 

~十人の作家による一万字のおもてなし~

 

特殊詐欺をして逮捕されそうな吉鉄は、前科が無いことが自慢の先輩に能登に逃げてボランティアに紛れて実際にボランティアして暮らし町に馴染んで暮らせとアドバイスを貰い、実行する。

加藤シゲアキ『そこをみあげる』

 

 

大学四年の男二人女二人で石川県のある島で夏祭りの時期に旅行に。そのうちの男一人は、同じアプリを入れている人が近くにいるとログインが判るアプリを入れていて、島の住民の男性一人とやり取りする。

朝井リョウ『うらあり』

 

 

ケーキやでアルバイトを始めて四年目の主人公は、先輩方はもうアルバイトから去っていて店主夫婦を除くと最古参のベテラン店員なため、新人教育を任される側になっていた。そんなある日、高校生アルバイトに入ったばかりの新人が予約の電話を受けたが、その時にちょうど雷が落ち停電になってしまったドタバタで、お客さんの名前をメモをするのを忘れてしまい、聞いた名前も忘れてしまった。お客さんは一緒に行く人にサプライズしたいからと来店時に確認することは不可能なのに…

今村昌弘『予約者のいないケーキ』

 

 

徳川家斉の二十二番目の子・十五歳の溶姫は、加賀藩主の前田斉泰への輿入れを控えていた。しかし本来前田斉泰に嫁ぐはずだった姫が嫁ぐ前に亡くなってしまったために急遽まわって来たような輿入れなこと、加賀藩はお金が無いのに徳川の姫を妻に迎えるために莫大なお金を使わなければいけないがために、きっと金のかかる姫だと加賀藩の者たちに疎まれているだろうと、溶姫は輿入れが憂鬱であった。

蝉谷めぐ実『溶姫の赤門』

 

 

明日香は、五年前に夫を、夫の妹が飼育放棄し夫が存命してたい時に引き取り飼っていたミニブタを一年前に亡くし、娘の来海と二人暮らし。ある朝、来海が額に謎の凹みが二つつけて起きてきた。

荒木あかね『天使の足跡』

 

 

山村は、入社から数年は宮坂と成績を争う仲だったが、宮坂が激務で有名な大阪の支社で賞を獲るなどの優秀な成績を残して東京に戻ってくる頃には、独創的なアイディアを発想し形に出来る天才型の宮坂と、お勉強ができるタイプでコツコツとした下調べで実績を出せていただけの自分では…と宮坂の実力に委縮してしまい、入社当時のような成績を出せないでいた、そんな10月のある日、ミーテイングの終わりに嶋田部長「このチームが発足して一か月経つから、何か面白いパーティーをしよう。カレーパーティーなんてどう?」の呟いたことから、一人当たり一つの材料を持ち寄って、闇鍋方式な『実家のカレー』を作ることに。

麻布競馬場『カレーパーティー』

 

大学時代の友人・遠藤は、ブラック企業に勤め、ついには会社の目の前にあるおんぼろ商業用ビルの一室を自宅とするために借りてしまった社畜。ボロボロになっていく遠藤を見かねて、友人たち・スーパーゴリオ爺さんズが遠藤の暮らす部屋に集まった。

柚木麻子『限界遠藤のおもてなしチャレンジ』

 

 

チャリティー小説の依頼を受けた小説家の小笠原。担当編集に仕上がったのを送ったところ「もう少しわかりやすく」と返信が。小笠原の書く小説は、その題材の専門知識を読者が持っていること前提で、細かい説明は全てカットされていて、その知識が無い読者には置いてけぼりにされてしまうのだ。

小川哲『エデンの東』

 

 

貧しい漁師の次男・カロイは、地図の色分けの授業で使う色鉛筆を母親にねだったが、貧しい故に聞き入れてもらえなかった。そこでカロイは色鉛筆の代わりの材料で地図を塗り分けることを思いつく。

佐藤究『人新世爆発に関する最初の報告』

 

 

戸田中の海辺に住まう「入り江の左近」という金持ちがいた。そしてその家の下男に、赤ん坊の時に小舟で一人流れつき左近に下男とするべく拾われ育てられ、他の下男や村人たちに慕われ、毎日仕事終わりに一人で海を眺めていると彼を慕っている者たちが集まって来るような男・太郎がいた。

今村翔吾『夢見の太郎』

 

 

 

加藤シゲアキ『そこをみあげる』

震災後の能登に特殊詐欺していたから逮捕されそうな男が逃げてボランティア活動して身を隠していたら、その後は便利屋みたいな仕事するようになって漁師の仕事するようになって…と、能登の人たちの優しさに触れているうちに真人間になっていく男の話と、震災のせいで人生が変わってしまった若い漁師の話。

 

全員分読んで、震災後のことを書いているのはこの作品だけでした。他の方は能登と関係がなかったり、一応能登が舞台ではあるけれど、そこは別に他の地域に書き換えても問題ない一市民の日常だったり、歴史的な史実が基になっているので石川県が舞台である必要性はあるけれど、震災とは関係なかったりします。でも、震災縛りだと重たすぎる本になってしまうので、チャリティー小説の言い出しっぺだけ震災後のことを書いたのは良かったなと思います。

優しい未来なラストで好きです。

 

 

朝井リョウ『うらあり』

同じアプリ入れてる人の位置情報でログイン判ってやり取りする話。私そういうゲームもやらないし(すれ違っただけで記録されるっていう)、アプリ入れて現地の人と実際に会ったりもしないから、陽キャって凄いなって。

 

 

今村昌弘『予約者のいないケーキ』

日常の謎系の話。レストランも兼任してるお店で、食事後に出すケーキの予約受付が雷と停電のバタバタのせいでちゃんと出来なかったせいで、お客さんがサプライズ用に予約したケーキをどのお客さんにお渡ししたらいいのか店員が判らなくなっちゃった話。サプライズ用だから来店したお客さんに訊けないし(食後のサプライズケーキとして注文しているから、食事が終わったら何も訊かずに出さないといけない)

 

 

蝉谷めぐ実『溶姫の赤門』

本来加賀藩主に嫁ぐはずだった他の藩主の姫が亡くなってしまったからと、徳川の22番目の子である姫が嫁ぐことになった話で、相手や相手の藩の人達や領民に受け入れられないのでは?と悩んでいる姫の話。ラストの展開があたたかくて好き

私は普段歴史小説や時代小説を読まないので(全く読まないわけではない。でも武士の話より町民の話ばっかり。町民のなかの日常の謎系。主に畠中恵作品)、文体に慣れるのに数ページを要しましたが、慣れてくると読みやすかったです。

 

 

荒木あかね『天使の足跡』

荒木あかねさんは、有栖川有栖先生の『作家アリスシリーズ』の主人公二人が大学生時代の話を読んだことをきっかけにミステリにハマり、自分も小説を書くようになって、最年少で江戸川乱歩賞を獲った人っていうのが知ったきっかけの作家ですが、まだ著作は読んだことなかったので、これが私が読んだ一作目になります。(私が今一番ハマってるのが作家アリスシリーズと学生アリスシリーズと濱地健三郎シリーズ。その中でも一番は作家アリスシリーズなもので、こんな紹介の前置き)

 

読みやすい文体でした。今回はミステリではなく日常の一コマって感じの話でしたが(額の跡が日常の謎ではあるかな?)

 

夫の妹が元カレと旅行した先でミニブタを気に入り飼い始めたけど鬱病になり散歩に連れて行けなくなっての飼育放棄で、主人公は最初引き取るの反対したけど、夫と娘がどうしても!世話は二人でやるから!とお願いしてきたので許可。最終的には主人公もミニブタを可愛いと思うようになります(ミニブタって言っても100キロ超え)

 

私の父親の知り合いの弁護士一家が、そのまた知り合いからミニブタを飼育放棄したいので引き取ってほしいとお願いされ引き取り、成長しきったところで家族や友人呼んでみんなで食べたそうなんですが、飼育放棄した家族が激怒して来たって話を聞いた事があったから、ミニブタの飼育放棄は結構あるあるなんだなって思いながら読みました(予想に反して大きくなりすぎて飼えなくなる)。食べるか飼ってくれるかは引き取ってくれた人の自由だよねと思う事柄。兎も食べる文化の国の人に引き取ってもらったら同じ選択肢が出てくるだろうなぁっていう。それが嫌なら飼育放棄なんかせず一生面倒見ればいいだけの話しですし。

 

弁護士一家は最初から食べるつもりで引き取ったし、飼育放棄した一家は、ペットとして飼ってくれると思っていたのに!慰謝料請求だ!って喚いたそうですが、飼育放棄した時点でその知り合いには何も言う資格が無いし、そもそも弁護士に勝てるわけがないので(譲渡の段階で完璧にしてたので。弁護士だから)、スゴスゴと帰っていったそうですよ。

 

 

 

麻布競馬場『カレーパーティー』

大阪に近年のスパイスカレーのブームを作った人が、テレビ番組で「東京のスパイスカレーの専門店は、元々イタリア料理、フランス料理、中国料理、日本料理など、専門的な料理の修行して働いてからスパイスカレー専門店を始めた料理人が多いが、大阪のスパイスカレー専門店の店主は今まで料理なんてしたことがない、バンド活動とかその他アーティスト活動を本業にしていて、本業で稼げないから副業としてスパイスカレーの専門店を始めた人が多い。自分もそうだ(バンドしてる)。」と言っていて、山村と宮坂は東京のスパイスカレー専門店の料理人と、本業は別にある料理なんてしたことないけどスパイスカレーなら美味しく作れる人の関係に似てるなぁと思いました。

 

料理の基礎をしっかり身につけその道のプロの料理人(山村タイプ)と、料理したことなかったけどスパイスカレーの専門店ならお客さん呼べるし、比較的安価でお店始められるから、お金ないバンド活動の軍資金でも始められるから始めたら、スパイスカレー作るセンス抜群で人気のスパイスカレー専門店店主になっちゃったバンドメンバー(宮坂タイプ)と。山村は天才型の宮坂を羨ましがってるけれど、コツコツと土台を作り上げていないと出来ない仕事だってあるんですよね。もちろん大阪にも元他の料理人なスパイスカレー専門店始めた料理人も沢山います。

 

宮坂は山村を評価し、ライバル視していて、山村と宮坂のような関係性好きな人は読者の中にもいるだろうなぁと思います。

自分にもそういう同僚がいたら仕事が楽しいだろうなっていう好きと、一部の女性に多いタイプの好きと色々ありますが。

 

それはそれとして、材料一つずつ持ち寄ってのカレー作りは楽しそうだなと思いました。材料費は最終的に同額になるようにしないとですが(会社から経費出るのが一番良い)

 

大阪は、スパイスカレーを提供しているけれどランチ限定っていう『ヤドカリー』なお店も多いらしい。夕方~夜にのみ開く居酒屋店主にランチの時間だけお店を借りてその分の家賃と光熱費を払い、食器は居酒屋のを使わせてもらうっていう。『宿を借りてカレーを提供する』→『ヤドカリと引っ掛けてヤドカリー(宿借りカレー)』っていう。だからスパイスカレー専門店(ランチ限定)が増えたらしい。

 

 

柚木麻子『限界遠藤のおもてなしチャレンジ』

ボロボロの友人・遠藤はお願いされたら断れないので、他の人の仕事まで背負い込んで更にボロボロになっていくタイプの社畜。しかも遠藤は専業主婦が当たり前だった時代の家庭料理のカリスマ・マダムチャーミングのレシピ集&エッセイに心酔してしまって、手間暇かかる料理でおもてなしこそおもてなしって思いこんじゃった、どうしようもない社畜。でも遠藤はそんなに料理できないので、遠藤を心配して訪ねてくれた料理上手な友人が、遠藤が準備だけはした材料とそのレシピ集をパパっと読んだだけで短時間でちゃっちゃか作ってくれます。

 

ついこのあいだNHKの『知恵泉(ちえいず)』で、家庭料理の革命家・小林カツ代さんが取り上げられた回を観たのですが、小林カツ代さんは専業主婦が時間をかけて料理を作っていた時代から、共働き主婦が専業主婦と同じ料理を作ることを求められていたことに一石を投じて、時短料理を開発した主婦っていう、マダムチャーミングの真反対にいる主婦で、昭和の主婦の転換期っていうのを偶然にも観る(読む)ことが出来て、積読しておいて良かったなと思いました。

 

遠藤にはマダムチャーミングみたいなおもてなしは不可能だけど、マダムチャーミングみたいな人を否定しているわけではないラストも良かった。今はコスパだ時短だで大急ぎな人達が多いから、マダムチャーミングほど極端じゃない程度に料理に時間かけたりしてる人のドラマがあってもいいなと思う。専業主婦だけど週に1~2日のランチタイムだけお店やってる~とかちゃちゃ入れマンデーでたまに見かけるから、そういうドラマとか。

 

 

 

小川哲『エデンの東』

チャリティー小説の依頼を受けた小説家の小笠原は、普段は読者は共通知識持っていることを前提に話を書くから、その知識が無い読者からしたら分かりにくいことこの上ないタイプの小説家で、人気作家ではない。その小笠原が今まで通りの感覚で書いた小説と、編集に指摘されて説明を入れた小説と、更に読書に寄り添ったおもてなし精神で書いた小説と…と内容がドンドン変化していくのが面白い。小川哲による小説講座みたいな側面があるなと思った。

 

『エデンの東』は小笠原が旧約聖書のカインとアベルを題材にしているからであって、ジョン・スタインベックの小説と、それを原作にしたジェームス・ディーン主演の映画とは何の関係もありません。

 

 

 

佐藤究『人新世爆発に関する最初の報告』

フィリピンの貧乏な漁師の子の日常と『人新世爆発に関する最初の報告』ってなんの関係もないなぁと思いつつ読み進めましたが、ラストにタイトル回収されます。優秀な兄がお金なくて中学校に通えず漁師をしていて、授業の内容全然覚えていない弟が小学校に通っているので(しかも高価で買えない色鉛筆ねだってくる)、優秀な兄を学校に通わせて出世してもらって、弟の方を漁師として育てた方がこの一家のためにはいいんだろうなぁ感があるけれど、親はお金が無いし親に学がないから優秀な兄を学校に通わせた方が良いって発想がそもそもないのが切ない。タイトル回収のどうこうより(弟が色鉛筆の代わりになる物で色をつける発想に至ったのは独創的でいいなと思いつつ)、優秀な兄が学校に通わせてもらえず、海水温上昇で魚とれなくなって貧乏まっしぐらってことの方が気になりました。

 

 

 

今村翔吾『夢見の太郎』

私の今村翔吾さんの印象は、本業界のために東奔西走している止まると死ぬサメかマグロみたいな作家。作品自体はこの作品を読んだのが初です(何度も書きますが私は普段歴史小説・時代小説はあまり読まない。読んでも畠中恵さんみたいな町民が主役の日常の謎なミステリ。武士の男たちの戦い、戦の勝ち負けに興味がないので…)。本業界のために東奔西走されていることをリスペクトしています。『あえのがたり』を知ったのも今村翔吾さんが発信されていたから。

 

今回初めて読んでみて、読みやすい文体の時代小説でした。この人の時代小説なら他のも読めそうっていう第一印象って大事ですよね。

 

肉置き豊か(ししおきゆたか)って歴史小説・時代小説読んだ時にしか出て来ない言葉だなぁって久しぶりに時代小説読んで思ったり。だから歴史小説・時代小説を本当に全く読んだことない人は知らない言葉だったりしますね。

 

本当は予約で購入し去年の発売日後に届いていたのですが、この本は買うだけで寄付になる(意味がある)ので、とりあえず積読にしていました。


私はこの作家さんたち全員、今回のこの本で初めて作品を読みました。なのでファンだから買ったのではなく、チャリティー小説だから買って読みました。情けは人の為ならずと言いますが、この作家さんたちは自分達の印税分を寄付するというカタチで被災地・被災者に寄り添った結果、自分の作品を初めて読んでくれたっていう読者が現れたわけですね。

 

 

ちなみにどの作品が一番気に入ったかというと、麻布競馬場『カレーパーティー』でした。材料一種類ずつ持ち寄ってカレー作ろうっていうのが楽しそうだし、主人公の長所を主人公よりライバル社員の方がよくわかってるっていうところがいいなぁと。

 

 

私は人気作家だからとか、世間で話題だからとかが理由で本を読むわけではないので(買ったとしても文庫になった後に買ってそこからまた積読が多い。シリーズ物で長いのに未だに完結していないなら完結してから買って読もうってパターンも多い。未完の大作は嫌なので。シリーズのその時に発売しているのまで買って読んでいたけど、その続きを買って読むのは再読した時にでいいやとか←作家アリスはこのパターンで再燃して、現在では文庫化する前、単行本出たらすぐ買うくらいハマってる)今回単行本で買ったのは寄付に繋がるからって気持ちが100%ですし。

 

積読していましたが、pixivが『本』か『クリスマス』をテーマにしたエッセイや作品(オリジナルでも二次創作でも)を投稿で、pixivが一作品(一シリーズ)につき500円代わりに寄付してくれるので、この機会にpixivにこの読書感想文を投稿して、購入の寄付金だけじゃなくプラス500円の寄付に繋げようと思い、積読を解消しようと思いまして。

 

 

 

私は読書感想ブログやっているから1000単位で投稿は出来ますが、内容覚えていないのがほとんどだし、最近読んだのは有栖川有栖作品全部と、児童書ですが、児童書の方は結構けちょんけちょんな感想書いたのもありますし、面白いと思った児童書の中から数冊分だけクリスマスが関係あるのだけ投稿しました。

来年も『本』がテーマにあるといいのですが(去年までは『クリスマス』のみで二次創作でなんとかした…苦手なのに)

 

 

 

https://x.com/aenogatari

 

2025年12月末日までの合計金額21,732,417円を寄付(講談社)

https://www.kodansha.co.jp/notices/681


2026年1月発起人コメント

 

 

 

2026年2月14日『あえのがたり』トークイベント(小川哲さん荒木あかねさん蝉谷めぐ実さん)

 

視聴するとその収益が能登に寄付される能登復興応援企画アニメーション

『花咲くいろは』の会社が制作。

 

 

 

本の甲子園

https://x.com/honno_koshien

応募はその都道府県在住作家による応募で、図書館職員が自分の県の代表をまず選び、47都道府県の代表本が『本の甲子園』でトーナメント方式で試合を行う。県の代表上位に選ばれただけでもその地域の本屋で展開できるし、『本の甲子園』で上位に勝ち進めたらもっと売り上げに繋がるし。

私なら、面白さとご当地さ(聖地巡礼に繋げられるような)だったら、後者を選ぶかな。物語としてはめちゃくちゃ面白いけれど、これこの地域が舞台じゃなくても成り立つよね?っていうのだと『都道府県の代表』としては弱いかなぁって。北海道が舞台で書いてるけど、そのまま東京が舞台でも成り立つよねは『ご当地小説』としては弱い。絶対地元出身な登場人物はその地域の方言喋っていてほしい。こういう時歴史の舞台っていうのは強いんですが。絶対その場所が舞台だから。

 

 

買うだけでチャリティーは今年『大阪ほんま本大賞』を受賞した、今村翔吾『幸村を討て』、歯黒猛夫『大阪人も驚く大阪超マニアック案内』も、売上の5%分が児童養護施設の子どもたちの本代として寄付される(受賞作発表から1月末まで半年分。ジャンルは問わず、子どもたちが欲しいってリクエストした本代を寄付)ので買って積読です。大阪ほんま本大賞はそういうところが好きです(ご当地本屋大賞で長く続いてるのは大阪・京都なところも関西人的に自慢)。私の好きな作家、有栖川有栖『幻坂』、三浦しをん『仏果を得ず』も過去の受賞作。

 

 

 

26:11ごろから本屋さんのストーリー。

 

今村翔吾原作『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』がアニメ化して放送中。アニメーションのクオリティーが低いけど物語は面白いし背景も綺麗。OPEDも素敵。OPは映像に合わせて炎の音とか建物破壊する音とか纏がバッサバッサさばいてる音とかを効果音として入れたらもっと好み。CGアニメーションのクオリティーの低さだけが残念。

舞台化もします。

 

『幸村を討て』もミュージカル化。

 

大阪誰も知らんキング

https://tver.jp/series/srpx8qxzc2

細路地グルメランキングは、その細路地の幅が狭いほど上位になっています。かつなのに満席(通り過ぎてしまうような細路地の奥にあるお店なのに)飲食店は目立つ場所にあることより(立地の良さ)、味が一番っていうことだなぁっていう。一度一部の人たちに知ってもらえたら、秘密基地のような立地が逆に大きな集客力を持つとはいえ、味に自信があるから選べる立地(閑古鳥が鳴くことを最初から覚悟を持ってないと選べない立地)。

パスタ屋さんは乳幼児抱えたお母さんたちに知ってほしい乳幼児welcomeなお店。子供の為の遊ぶスペースとおもちゃが置いてあります。スマホのナビよりもこの番組でどこを通れば良いのか目印を知っておいた方が迷わず行けると思います(ナビは迷子にさせるクオリティーな模様)

細路地グルメは刺さる人にはめちゃくちゃ刺さりますね。大阪のお店だから、作家アリスのアリスが火村を連れて行ってビックリさせてほしいと思ったり(´∀`*)ウフフ路地の狭いところで立ち飲みはタバコ吸えるみたいだし、火村は外が良いって言いそう(暑さ寒さが無い時期は)耳屋の話みたいに、隠れ家なお店はアリスは火村に内緒にして、コマチさんや小夜子さんにだけ教えてあげるっていうの良いですが(´∀`*)ウフフ

 

銭湯の番台のおばあちゃんの年齢がご長寿ランキング。堺の海水のお湯の潮湯は興味深い。関西でココだけだそう。どのおばあちゃんも年齢と見た目が合ってないけど、一位はほんと驚異的!凄い!地域の名前の由来ランキングも面白いです。

 

https://news.nifty.com/article/item/neta/12203-4871969/

関西と関東の電車の外装を交換するコラボ企画。比較的低価格で集客出来る方法だったりするのかな?外装ってことあるごと(イベント時とか)に変更してるし。鉄道オタクがお互いの地に旅行行くとかかなぁ。乗り鉄より撮り鉄が集まりそうではあるけど…でも食に関してはお金使うかな?

 

せっかくだし、途中下車して駅から比較的近い美味しいお店や観光名所はココですマップを地元民達と鉄道が作るべき。観光客なんて来ない地域の、地元民しか知らない、地元民行きつけの美味しいお店!

 

ちゃちゃ入れマンデーでも時々特集する行列の出来ている沿線グルメ!ちゃちゃ入れマンデーの今までの特集の中から今回コラボする地域の路線だけピックアップして編集してもらうとか出来たら良いのに(コラボ中配信で観てもらえるようにする)。追加のお店もコラボ始まるころに放送してくれたらもっと良い。

 

観光名所ご飯より、地元民しか行かないような低価格のお店の方が味が良かったりするのはあるあるだし。観光名所の料理屋は観光客っていう一見さんが来てくれたらやって行けるけど、地元民しか行かない場所のお店は本当に美味しくないとすぐ潰れるし。

 

 

 

かつて子どもだったあなたと少年少女のための── ミステリーランド
『鬼神伝 神の巻』読了

 
 

 

『鬼神伝 鬼の巻』から半年後の京都の宵山。天童純は今度はに小野篁(おののたかむら)に呼ばれ、またしても平安時代へと時を越える。

 

 

帝釈天と阿修羅王の戦いに、貴族や帝釈天から京都を追い出され滅ぼされそうになっている神(山神や火神など)は、阿修羅王と手を組みたいと主人公たちは動きだします。敵の敵は味方理論。

 

帝釈天と阿修羅王の戦いって聞くと、私の頭によぎるのはCLAMPの『聖伝-RG VEDA-』です。前作は『遙かなる時空の中で』が頭をよぎっていましたが、今回は、漫画の『聖伝』とゲームの『遙かなる時空の中で(1~4)』が頭に浮かんでしまう。

 

大人になると既に好きな作品としての履修済みネタが頭をよぎり、子ども向けだとちょっと物足りないなぁってなってしまうので、この作品も子どものうちに読む方がいいです。神社仏閣に小学校で見学に行かされてもつまらないけど、こういう知識があったらちょっと楽しいかもしれないという、仏教や神道の初級編として良さそうなので。

 

 

子どもが『鬼神伝』読んでから『聖伝』を結末まで読むとビックリするでしょう(聖伝の戦いの真相知った時滅茶苦茶驚いた)。CLAMPは恋愛は自由だって感じなので(オブラートに包んだ言い方)、子どもに読ませたくない親がいるだろうし(主にロリコンショタコンなあたりのこと。先生と児童や生徒の恋はヤバイ。主に先生が)

1989年9月から1996年5月連載。

『聖伝』は1989年9月から1996年5月連載

 

 

遙かなる時空の中で4は海神とか火神とか古代の神、1と2は平安時代、3は鎌倉時代なので、1と2と4の時代の頃。1と2は鬼の一族と人間(貴族)の戦いってあたりが一致する。ゲームが出たのは2000年4月なので、これも『鬼神伝』(2004)より先。

 

遙かなる時空の中でとふしぎ遊戯な、四神と方角と色とな要素もそれほど重要ではないけど『鬼神伝』にもチラっと書いている。鎧の色で。

 

草薙の剣どうこうは『BLUE SEED(ブルーシード)で履修したかな私は。

 

でも遙かは女性向けだけど、『鬼神伝』は男児向けって感じなので、『鬼神伝』を好む男児が、『遙かなる時空の中で』を履修することはないだろうなと思うので問題はないかな。

 

全部神たちの物語を元ネタにしているだけなので、どこから履修するかは人によりますね。私が知らないだけで他にも沢山この辺りの神の戦いを元ネタにしている小説や漫画沢山あるんでしょうし。『鬼神伝』は子ども向けで、これを一番初めに履修すると判りやすくていいなと思います。

 

でも帝釈天と阿修羅とか子どもは仏像にピンとこないだろうから、学校の授業で神社仏閣に行くことになる前に(もしくは社会の教科書に書いてることに興味持たせるために)関連づけて読むといいかもしれません。

 

私が複数の作品でそれぞれちょっとずつ履修しているのを、『鬼神伝』っていう一作品に全部入れたから逆にとっちからかって面白さが半減している面もあるかな。なろう系によくある作中最強の俺がどうしてもよぎるので。

 

子ども向けなのに大人が読んだので評価が辛い(からい)ですが、小学生男児が読んだ評価が本当の評価だと思う作品かなと思いました。

 

 

おとな旅あるき旅

湖上の温泉いいな。でもここ数年は向こう側から超高性能カメラ向ける犯罪者がいたら困るから、足湯くらいがいいな。足湯に浸かりながら食事っていう。

大吟醸の酒粕でクラフトビールは面白いなぁ。落花生豆腐は母が作ってくれて好き。自分でも作れるけど、生の落花生を手に入れるのがそもそも大変!炒ってるのしかなくて!

 

ウラマヨ!ラーメン激戦区SP

https://tver.jp/episodes/ep07v8ufc1

 

大阪誰も知らんキング 気になる地名の由来調査&オールドルーキー飲食店ランキング

https://tver.jp/episodes/ep1t7b8icv

名前の由来ランキング好き(´∀`*)ウフフ歴史と直結してるから楽しい。地元民も知らないっていうのが知らんキングらしくて良い。

オールドルーキー飲食店は高齢者になってから飲食店始めた店主。定年退職してからお店始めるのほんと凄い。若い頃一所懸命働いていたから貯金と退職金があるから一念発起出来るのもあるのかもだけど。

 

京都左京区の老舗喫茶店が二軒も閉店…

 

作家アリスの火村は京都市左京区北白川在住。

 

『京都に応援しやすそうなプールあるの』なんでやねん!?

https://tver.jp/series/sr204iog0b

北野天満宮近くにある北野中学校の卒業生・在校生教職員は自分の学校が取り上げられて嬉しいと思う。

プールを囲ってる金網に大きな布くくりつけたら真夏の屋根になりそうでいいな。帆布か何か。布代だけなら在校生と卒業生から100円集めるだけでなんとかなりそうだし(真夏のプール問題が毎年気になってる…中止になったりするそうだし…)。

観光客があんまりいなそうなお寺だから(みんな北野天満宮行く)この番組観たからっていう関西人っていう観光客だけ発生しそう。

 

池上彰の関西人が知らないKANSAI

https://tver.jp/series/srxr6ztu2b

在住外国人が本場の味と太鼓判を押してくれてるお店を紹介してくれるのが定番ですが、今回は本場フランスでは廃れてしまったデミグラスソースの名店(神戸)を紹介(震災関連でもある)。フランスでデミグラスソース廃れたから、フランス人は日本でデミグラスソースの名店に食べにくるらしい。びっくり!洋梨も作るの大変だからフランスでは作らなくなって、今作ってるのは山形県って聞きますから、作るの面倒くさすぎると廃れるんだなと…

 

かつて子どもだったあなたと少年少女のための── ミステリーランド

『鬼神伝 鬼の巻』読了

 

天童純は、京都の中学に転校してきて三か月、友だちがまったく出来ずにいた。

 

ある日ちゃんと鞄に入れたはずの宿題が入っておらず提出出来ず、そのせいで帰る時間が遅くなったところ、問題児たちに遭遇し追いかけられ石を投げられ、背中にぶつかったことから痛みで転んでしまい膝に怪我をして散々な目に。

 

なんとか逃げ切ったところ、僧侶が怪我の手当てをしてくれたが、気づいたら知らない場所にいた。

 

そして現れた男に鬼と戦えと言われ…

『鬼神伝 鬼の巻』

 

 

転校して三か月経っても友だちが出来ないし、問題児の標的になってしまうような男の子が、平安時代に飛ばされて(タイム・スリップ)そこでは、民が困っている鬼を退治する者として現れた救世主っていう、よく見かける設定ですが、この作品は2004年に書かれているので、今のなろう系にありがちなブームとは別です。こういう設定は昔からよくありますし、子ども向けに書かれているから男の子が好きそうなストーリーです。女の子が主役なら女の子が好きなストーリーになりますし(私はコレで思い浮かぶのは『遙かなる時空の中で』これも異世界の平安時代のような京に神子として召喚された)人気の定番ネタからスタートするけれど、そこからどれだけオリジナリティがあるか?が大事。

そして最後まで読んでみて…

大人が読むと、あまり目新しさはないかな。でも、『片方が言っていることをそのまま信じてはいけない。両方から話を聞いてから判断しなさい』っていうことを子どもに物語を通して伝えているように思え、大人にとっては目新しさはあまりない展開でも、小学生くらいなら面白いと思えると思う。大人になってから読むより、子どものうちに読んだ方が良い作品。

 

ただ、文章にはスピード感があまりなく、お母さんが寝る前に読み聞かせしてくれているような感じだなぁという印象を受け、昔テレビでやっていた『まんが日本昔ばなし』の市原悦子さんと常田富士男さんの語り口調で朗読されるのがピッタリな感じです。

単行本版の表紙や挿絵的にもあいますし。↓窓が開いてる部分だけの絵柄だと判りにくいかもですが、こんな感じ。

 

市原悦子さんと常田富士男さんみたいなアフレコできる声優は思い当たりません。

 

『鬼神伝』のスピード感や雰囲気は、『『葦を刈る夫にめぐりあう話 (今昔物語) 』: 市原悦子 (語り)』で検索かけると出てくる朗読みたいな感じ。

 

私は小説の朗読はこんな感じが好きで(淡々とでもちゃんと心情が込められている)、声優による小説のアフレコみたいな朗読じゃないだろアフレコだろそれ。みたいなのは苦手です(なのでオーディブルは利用しない)

 

朗読に関しては俳優さんやアナウンサーさんの方が上手いと思う。なのでアニメにわざわざ不得手なアフレコ参加なんてしなくていいのにと思ってる。

 

 

 

 

 

 

『大阪人にガチ調査!ブラマヨのべた褒めグルメ』っていう特番の再放送で、その地に住んでいる地元民限定で調査した、天王寺グルメが紹介されていた。観光客が行くお店じゃなくて、地元民が行く安くて美味しいお店がほとんど。有栖川有栖作・作家アリスは子どもの時から四天王寺にずっと暮らしているから、これらのお店には行った事があるはず!

 

10位:中華 チャーライ極(究極のスタミナ男飯。客層ほぼ男性)

 

9位:ラーメン 白樺(90歳の店主と88歳の奥さんが営んでいるが、奥さんはほんとはもう仕事辞めたい。お昼時3時間だけ営業)

 

8位:カフェ パールズ(犬の形の珈琲味のパンナコッタ、ワンナコッタが有名)

 

7位:お米屋 明るい農村(お米屋さんが美味しいお米を食べてほしいと始めたカフェ&カレー お米のプロが炊くご飯がとっても美味しく、そのご飯にあうカレーが絶品。特にハンバーグカレーが人気)

 

6位:居酒屋 明治屋(元々この地で営業していた居酒屋が、キューズモール建築の際退去させられたけれど飲食店街が作られた時に元々のお店の内装をとっておいたのでお店の雰囲気は昔のままを再現した居酒屋さん)

 

5位:にんにく鶏焼肉 サン (鶏は焼いて、その脂で鍋を美味しくする。鍋の上に鶏肉を焼く鉄板があるっていう変わった形の焼肉&お鍋)

 

4位:串焼き つるやⅡ (カウンター7席のみ) 

 

3位:お好み焼き はやし(阿倍野マルシェというかなり判りづらい場所にある。マンション内の商店街。提灯がボロボロで『はやし』の文字がほぼ読めない)

 

2位:洋食 グルメマルヨシ (限定70食の特製ロールキャベツが有名)

 

1位:たこ焼き 山ちゃん 阿倍野橋駅のすぐ目の前にあるが、道で立ち食い状態(もしくは持ち帰り)、天王寺駅側にも支店がある(こっちは席に座って食べられる)