初めまして。ウチの娘は場面緘黙症です。

場面緘黙症とは、家では普通に話すことができるのに学校や病院など特定の場面で話せなくなってしまう症状で、うちの娘は私と夫、お姉ちゃんとお兄ちゃん、それぞれのおじいちゃん・おばあちゃんは全然大丈夫だけど、その他の親戚の前では全く話せません。

お正月に親戚が集まった際に、最長で4日間もダンマリを決め込んでいました。

どうしても何か伝えたい時は筆談や、スマホに文字を打ち込んだり、私に耳打ちしてきましたが聞き取るのが大変でした。そして親戚たちが帰ると途端に話し出します。

 

普段外出する際も、車から降りたら一切言葉を発しないのに買い物を終えて車に戻ると堰を切ったように話し出します。

 

そんな娘が中学校に行かなくなってから、この春で丸2年になります。

小学校の間は友達や先生の理解や助けを得て、小6の後半は行き渋りはあったものの何とか卒業するまで通えました。

しかし中学生になって約1ヶ月半で不登校に。

不登校に至るまで、私たち親子は何度もぶつかり、話し合いました。

 

普通で当たり前のことができない我が子に対し、数々の取り返しのつかないような

罵声を浴びせてしまったり、育て方を間違えたのかと自分自身を責めたり、産まなければよかったのか?などなど、思い悩む日々が続きました。

もちろん現時点でも先の見えない娘の未来に不安しかないし、同じような年頃の子たちの登下校姿を見かけると、胸が痛くなります。

なんでこの中に娘がいないのかと、悲しくなります。

それでも、生まれてきてくれたことに感謝して、ありのままの娘を受け止める覚悟を決めました。

 

このブログは、決して不登校を正当化するものではありません。

私は今まで学校に通うことが普通で当たり前だと思っていました。

しかし「普通で当たり前」が困難で、学校に「行けない」子がいるのだということに気付き、娘の心や笑顔を守れるのなら、辛い思いまでして行かなくていいよと言えるようになるまでの葛藤などを綴って行けたらと思います。