ちょっと裏に行こうか。
と言われました。
なんとも急な事でしたのでぼけっとしていたら腕をムンズと掴まれて二人揃ってカウンターのむこうに連れて行かれてしまいました。
カウンターのむこうはそれはそれは汚い小さな和室で、陰毛のようなパーマをしたおばちゃんが三人正座していました。
おばちゃんたちは
あんたら見込まれたんだよ。喜びな!
と言いました。
展開が早すぎてついていけない僕の前に壁からぬぬっと着物をきたじぃさんが出てきました。
じぃさんはなんの前置きもなく
歌舞伎を踊らせてもらってもええか
と言い出しました。
許可を僕たちに貰おうともせず勝手に踊り出したじぃさんを見ながら横目でいくまを見ると、なんと、いくまが消えていました。
じぃさんの胸ぐらを掴んでいくまをどこにやったか問い詰めました。激おこでした。
すると部屋がぐるぐる回り始めました。危険を感じ顔を伏せました。
しばらくすると部屋がとまり、顔を上げるとそこはボロアパートの三階でした。
僕がいる部屋は金髪のヤンキー兄ちゃんと僕の二人だけで、どうも状況が読み込めない。
なんだこれはドッキリなのかと思いましたが、下から女性の声がしました。窓から外を覗くと性犯罪に手を染めている青年が二人。
びっくりしてヤンキー兄ちゃんに言うと、なにいっとんねん、毎日のことやろが
と言われました。うわ、気が狂ってる、なんだここはと思いながら部屋で体育座りしてじっとしていると、急にヤンキー兄ちゃんに背中を蹴飛ばされ、タバコを買ってこいといわれました。
物騒なこの訳の分からない世界のタバコとはどんなものだろうと思いながら渋りながらもタバコを買いに外にでました。
外はあちこちで人殺し、窃盗、性犯罪だらけ。こんなのタバコどころじゃないと思った僕はヤンキー兄ちゃんのボロアパートにすっ飛んで帰りました。
アパートのドアをガチャガチャ。
あれ、あかない、、と思いながらガチャガチャしてるとヤンキー兄ちゃんが中から
お前は逃げろォォ難波から逃げろォ
と叫びだしました。
えっ、ここ難波か!!と思って逃げようと足を踏み出すと目の前が真っ白な霧になりました。
真っ白な霧が消えるといつの間にかぼくは雪山をスキー板で下っているではありませんか。
寒い!怖い!止まれないし死ぬかと思った瞬間、地面が消えました。
ひゅーーっと音と共に僕はまた白い霧に包まれながら空を落ちて行きました。
霧が晴れると今度の自分は絶賛落下中でした。綺麗な青い空から海に真っ逆さまでした。
僕の頭ではついていけない展開に目を回していたら僕の背中からパラシュートがボフッと開きました。
ふわふわしながら冷たい海に落下。
落下した場所はまさかのニューヨークの海。
バシャバシャ泳いで陸に上がるとビーチの様な場所に上がりました。
さて、どうしてニューヨークと確信したのでしょうか。それはわかりません。
ビーチではフラッシュモブの最中で無理矢理踊らされました。
その時にやっとこれは夢だと気づきました。ホッとしましたが、ホッとしたところで夢から脱出できません。
夢から脱出しなければと思った僕はビーチを突っ走って目の前に何故かあった立ち入り禁止の大きなドアを蹴破りました。
ドアの向こうは過去でした。
中3の合唱コンクールをした西宮のアミティホール。
友達のMに
遅いねん
と怒られながら席に座らせられました。
こんなところで止まっていれば夢から脱出できないと思った僕はMの手を振りほどき客席を走り抜けて出口のドアに直行しました。
ドアの手前まで走るとまた白い霧が自分を包み、気を失いました。
次に気がつくと廃れたどこかの駅の時計台の下に座っていました。
駅の名前は
八ジョォ駅
まだ夢だ、帰れないどうしようと半泣きになっていると、駅の前で寝ていた浮浪者に
お前さんどうやってここに来た?
と言われました。
気がつくとここにいました。ここはどこですか夢ですか?
と聞くと血相をかえて浮浪者は僕を追いかけてきました。僕は逃げました。
逃げて逃げて逃げて、それでも追いかけてくる浮浪者に靴を投げました。
目をつむると
ガコンッと音がしました。
目を開けるとそこは新宿のスターバックスコーヒー。
目の前にはいくま。
いくまに
爆睡やん
と言われてやっと帰れたと思ってホッとしました。
はー。
気が狂ったのかと思った。誰かこんな夢見たことありますか🌿?