就職先は運送会社だった。
人が多くて楽しそうだし、荷物も運べる!
友達と、朝仕分けのバイトを始めた。早朝の仕事を始めて、慣れた頃に
ドライバーの隣に座り荷物を運ぶ配達のお手伝いをする横乗りを始めた。
それから、トラックの運転をしてみたくなり、社内講習を受け、2t車の免許を取得した。
運転中にインターホンにカスリ慌てて「すみません…インターフォンにぶつかりました💦」
とあやまったこともあった。
ちょこちょこミスをするも、何とか早めに終わらせることができた。座席が高くて気分が良かった。
春になると桜が咲く。
私はBONGOに乗っていた。いつも桜の下に車を置いていた。
トラックの運転はすぐに慣れた。
この仕事私に向いてる!って思ってしまった。とても楽しかった。
荷積みは、いつも、朝仕分けの人に任せっきりで、特に確認することも無かった。
でも、まあ、すぐに探せる、見つけ出すことができた。
だいたい最終的に自分で積んで、ある程度番号順に置いたりしていたし、だいたい何がどこ
になにがあり、あの荷物はここにあると分かっていた。
一度持ち出した荷物でも、だいたいどこに置いたか記憶していた。
多分、私はあわてたり混乱したりし易いので、だいたい同じ場所を回れるように周囲の人が、
気を使ってくれていたのだと思う。
いつも、誰かがたすけてくれたり、手伝ってくれていたから、私はとても仕事をし易かったり、
誰よりも早く仕事を終わらせることができた。
本当に私だけ特別だったわけではなくて、みんなの協力があって、助けてもらって、
女性の私でも、遠慮することなく重い荷物を運ばせてくれたり、それが、凄くありがたかったり
嬉しかった。私は常に対等でありたかった。
負けず嫌いなんだと思い返す。女性だからとか、気を使われるのがとても嫌だったので
私はどんな時でも、重い荷物も率先して持ったし、困っている仲間がいたら
手を貸してあげたかった。
私で良かったら何かお手伝いしましょうかって気持ちがいつもあった。