もうすぐ娘が小学校に入学します。



娘と自分の記憶がリンクし
わたしの中の古い記憶が
蘇ってきました。



✳︎



わたしが初めて死のうと思ったのは
ちょうど娘と同じ
小学校へ入学する前のことでした。



わたしはとてもわがままでした。


「お姉ちゃんだからちゃんとしなさい」
と言われることがとても嫌でした。



好きでお姉ちゃんになったわけではないのに

お姉ちゃんだからという理由で
理不尽な目に遭っている。

いつもそんな風に感じていました。




ある日、弟と遊んでいるとき
途中で弟が寝てしまいました。


わたしも眠くて眠くてたまらないのに
片付けをしなくてはいけない。


眠い、寝たい。
どうして、弟は片付けしなくても許されるの。
ずるい。


眠くて泣きながら訴えると
母は言いました。



「お姉ちゃんなんだから
 我慢しなさい。」





   
心が壊れそうでした。



お姉ちゃんだから
いっぱいがんばって、
いっぱい我慢もしてきた。


でも
いつまで経っても
「お姉ちゃんだから」はなくならない。



弟は寝ても許されて
片付けもしなくても許されるのに


わたしはこんなに眠いのに
寝ることはできなくて
片付けをしなくてはいけない。


弟が大嫌いでした。


なんでも許される。
喧嘩しても悪いのはわたし。



お姉ちゃんだから
お姉ちゃんだから







どうせわたしは
お姉ちゃんなのに
我慢できない悪い子なんだ。


お姉ちゃんなのに
弟に優しくできない。


なにをがんばっても
お姉ちゃんだから当たり前で
褒められることもない。


わたしなんていなくなればいいんだ。




いつしかわたしの心は
そんな思いでいっぱいになりました。



死のうと、思いました。



母の鏡台から、剃刀をとり
手首にあてました。


何かのドラマで
そうすると死ぬと知ったばかりでした。



怖くて怖くて
そっと切ってみると

血も出ないのに
すごく痛かった。




死にたくない、と思った。
死ぬのが怖かった。





死にたいのに
痛いのが怖い。

死ぬのが怖い。





怖くなったわたしは
まだ届いたばかりで
ビニールのついたままの勉強机に
剃刀を隠しました。



死にたいことがバレないように、
元気に明るく過ごそうとしました。







それから何度となく
死のうと試みるけれど


血も出ないくらい薄っすらでも
痛くて怖くて

やっぱり
死にたくなかった。




でもいい子にもなれなくて、
いいお姉ちゃんにもなれなくて、

悪い子のまま、



わたしなんて
いなくなればいい




そんな思いをどこか心に抱えたまま、
過ごしていました。



「お姉ちゃん」という言葉は
わたしにとっては
とても重く、苦々しいものでした。






次女が生まれたときに、

絶対に
「お姉ちゃんだから」
使わない
と、心に決めました。



お姉ちゃんだからと
我慢させたくなかった。



わたしとは違い、
長女はとても優しい。



ものすごく
「お姉ちゃんらしい」。




そんな娘を誇りに思いつつ
無理していないか心配でした。

  


「お姉ちゃんだからって
頑張らなくてもいいんだよ。」


長女に、そう声をかけました。

   



長女はちょっと考える顔をしてから
言いました。

   



「でも、お姉ちゃんだから
 がんばりたいの。」







続きます。




続きアップしました。


古賀あや





 まじかるクラウンInformationまじかるクラウン

ゆめみる宝石今後の講座の予定
・3月 直感力UP講座
・3月 能力開花1DAY講座

 

 

2月度募集中!

叶える力を最大限に引き出すビジネス特化霊視セッション

・1か月・3か月・6か月の指針付

45分 35,000円
 

 

進化・覚醒の霊視セッション

1か月・3か月・6か月の指針付

45分 35,000円

 

クリック*m詳細はこちら 
  

お申込みお待ちしております💖

 

 

 

 

 
 フォローしてね