こんにちは。ニャンモです。

 

 

 6月10・11日に、東京都八王子市にて行われる模型展示会、「八展」まであと1週間。テーブル割も決定し、あとはどうやって展示するか考える日々を送っております。入場料は無料で御座いますので、良ければ皆様もご来場頂けますとと幸いです。因みに展示場所は公式HPにも載っておりますが、N-32.36の通路側になりますので、是非お越し下さい。

 

 詳細は、以下のバナーリンクから、八展公式サイトをご覧頂ければと思います。

 

 

 

 

 来週の宣伝もさせて頂いたところで、今秋ご紹介する作品のご紹介です。

 

 

 皆様、「準弩級戦艦」というカテゴリをご存じですか?

 

 以前、その53でご紹介した戦艦「渡島」の項にて説明いたしましたが、今回も簡単にご説明します。

 

 歴史の中で、英国戦艦「ドレットノート」の登場以前と以後で、戦艦の様式は大きく分かれます。「ドレットノート」登場以前の戦艦には、30.5㎝主砲以外にも「中間砲」と呼ばれる15㎝以上30㎝以下の口径の砲を複数搭載する戦艦が、多数存在していました。当時の海戦距離は5km~10km程度と考えられており、主砲は装甲版を撃ち抜いて、機関部や弾薬庫を損傷させる事が目的。逆に副砲は、その速射性を生かして榴弾を大量に打ち込み、上部構造物を破壊するのが目的と考えられていました。

 

 ですが、副砲の口径は大きくても15㎝程。もっと大きな副砲を搭載すれば、更に大きな被害を敵艦に与えることが出来る・・・。となれば、副砲が巨大化するのは当然の流れ。装甲巡洋艦の主砲を、副砲に流用した戦艦が世界各地で登場します。

 有名な例では、23.4㎝砲を採用した英国戦艦「キング・エドワード7世」級や25.4㎝砲を12門も搭載した日本の「薩摩」級なんかが有名ですね。

 

 そんな戦艦の新化の流れの中で生まれた準弩級艦の中で、イタリア海軍が建造したのが、この「レジナ・エレナ」級戦艦でした。

 

 この「レジナ・エレナ」級戦艦は、前級たる「レジナ・マルゲリータ」級戦艦建造の際に、設計者の海軍大臣ベネジット・ブリン氏が考案した初期案を、新造艦として取り込んだ様なスタイルでした。その案というのは、主砲の30.5㎝砲を単装砲として減らした分、20.3㎝副砲を12門搭載するという物。ついでに前級では不足気味だった防御装甲を更に強化し、世界の戦艦と比較しても見劣りしない様になりました。

 

 ただ個人的には、主砲が単装砲なので戦力が半減するのでどうなのか・・・・とは思ってしまいます。

 

 しかし副砲は強力な20㎝連装砲6基12門とされた為、副砲の射程範囲内に入ってしまったら厄介な戦艦であろう事は間違い無いでしょう。また、主砲を減らした分船体重量も軽量になり、日本の「敷島」級戦艦より2000t近く軽く、全幅は22mと細めのスラっとした形状も相まって、姉妹館4隻ともにレシプロ機関でありながら20~22ノットの高速を発揮していました。

 

(レジナ・エレナ→20ノット、V・エマニエル→21ノット、ナポリ/ローマ→22ノット)

 

 当時の戦艦は大体が18ノット前後だった事を考えると、最大4ノットの差は非常に大きく、波の穏やかな地中海では気持ちよく飛ばせた事でしょう。

 

 

 また本艦の副砲は連装砲として纏められて、艦の両舷に3基づつ配置されましたが、艦首側の副砲は前方方面に射撃できるように艦首側面が曲線状に抉られており、本艦に独特なフォルムを与えています。

 

レジナ・エレナ級戦艦、ナポリ

 

(写真はWikipedeaより引用)

 

 本級4隻は1901年から1903年までに起工され、1番艦レジナ・エレナは1904年、他3隻は1908年に竣工。後にWW1にて、ダータネルス砲撃やロードス島攻略作戦などに参加するも、大規模な海戦には参加せずに終戦。最終的には1923年頃には除籍が始まり、3番艦「ローマ」が1927年に除籍されて浮き住居(ハルク)となるも、1930年代には解体されました。

 

 まぁ、本級の次に建造された戦艦が、30㎝砲3連装砲を4基12門搭載した弩級戦艦「ダンテ・アリギエーリ」級や「コンティ・ディ・カヴール」級だった事を考えれば、早めの引退は当然の流れだったのかもしれません。

 

 

 さて、言うまでもなく1/2000で「レジナ・エレナ」級のキットは無いので、プラ板を切り刻む事に。特に、副砲設置部や本艦の特徴たる艦首部分を再現する為、プラ板の積み方を考えて切り出し、後々リューターで削れる様にしておきます。

 

 

 

 かなり艦首部分の曲線は再現出来たと思います。出来た・・・・よね?ww

 

 あとはいつも通り、主砲・副砲、上部構造物を手作りで作って行きます。

 全幅が22mと「三笠」より狭いため、1㎜のズレが全体的なバランスの悪化に直結します。縮尺を再計算し、定規で確認しながら微調節を繰り返し、なんとか出来上がったのがコチラになります。

 

 

 小さい・・・小さいんよ。戦艦というよりは、大型装甲巡洋艦という様な小ささ。

 艦首の特徴的な抉り方が良く見える。光の反射がより引き立ててくれてますね!

 右舷艦尾側から。前弩級艦らしいシンプルな艦上構造。単装主砲がアクセントに。

 側面に設置された単装副砲が取れない様に、気を付けて持ち運びする必要が・・・

 

 後継艦たるカヴール(改装後)と比較すると、あまりにも貧弱な艦に見える。

 

  

 如何だったでしょうか?

 

 なかなか「準弩級艦」というのはピックアップされない、所謂マイナー艦に分類されるかと思いますが、建造した国家ごとに独自性が多分にあって、写真を眺めるだけでも面白いと思える戦艦が多々あります。

 

まぁ、当ブログをご覧の方々なら、スラスラ暗唱出来そうですがww

 

 次に準弩級戦艦を作るのなら、英国のロード・ネルソン級戦艦「アガメムノン」とか、フランスの「ダントン」級、オーストリア・ハンガリー帝国の「ラデツキー」級なんかも面白そうだなぁ・・・と思っています。特にオーストリア・ハンガリー二重帝国の戦艦は1隻も作ってないので、是非「テゲトフ」級と合わせて建造したい物です。

 

 

 今週のご紹介は以上になります。来週は「八展」参加の為更新はお休みの予定です。Twitterなどで最新情報を更新しておりますので、どうぞそちらもご覧頂ければと思います。

 

         では皆様、また再来週にお会いしましょう~。

 

 

どうも皆様、ニャンモでございます。

 

 

 今回ご紹介する作品は、GW中に建造しようとした複数の作品のうちの最後の戦艦であり、こちらもフルスクラッチでございます。アルゼンチン海軍が保有した弩級戦艦であり、その特徴的な形状とマイナー艦でありながら、愛好家の方が一定数いらっしゃるという珍しい戦艦です。

 

 

 まずは今回の主役たる「リバダビア」級戦艦について軽くご紹介致します。

 

 

 実は南米、かなり海軍による建艦競争が行われていた地域でもあり、アルゼンチン・チリ・ブラジルという3か国による海軍戦力強化の歴史は、日・米・英程大規模ではありませんが、中々に読み応えがある物となっております。アルゼンチン海軍はそんな南米建艦競争の中で、弩級戦艦を2番目に発注した国になります。

 

 本艦は1908年の海軍計画に於いて建造が決定した戦艦であり、隣国ブラジルが英国に発注した弩級戦艦「ミナス・ジェライス」級に対抗するべく、アメリカへ建造を発注した戦艦でした。

 

 

 本艦の特徴的な部分としては、艦橋はアメリカ海軍が当時採用していた籠マストを、主砲の配置は英国式であり、防御鋼板の厚さは305mmとドイツと同等の重防御とし、更に艦底に20mm装甲を採用するオーストリア・ハンガリー式を採用。

 機関配置は罐室の間を広く取るフランス式を採用し、機関部は罐室との前後重量配分を考慮したイタリア式を採用するなど、世界中の戦艦の特徴をギュッと一纏めにした点でした。

 

この点は、なかなか知られていない部分かも知れません。

 

 

 各国の建造技術を積極的に組み込んだ結果、先に建造されていたブラジル海軍の弩級戦艦「ミナス・ジェライス」級よりも5割増しの27000t級の巨大戦艦となり、1914年の建造当時でも、世界的に見ても非常に強力な戦艦として誕生しました。

 

 なおアルゼンチンは本級を2隻を保有(リバダビア・モレノ)し、後にもう1隻を追加発注する計画もありましたが、財政面の点からキャンセルされています。

 

 本艦「リバダビア」は、1910年にアメリカのフォアリバー造船所にて起工され、1914年にはアルゼンチン海軍の主力艦として就役しています。後に重油専燃式罐への変更工事がされるなど、いくつかのアップデートを加えられるも、アルゼンチンはWW1・2共に未参加だった事もあって、海戦に於ける実績は残念ながら皆無でした。平和な生涯を送った戦艦の一つと言えるかもしれません。

 WW2後は1957年まで活動し、2年後の1959年にイタリアで解体されました。

 

 

  まぁ・・・1/700でも殆どキットの発売が無い本艦が、1/2000であるワケありません。故に、一から全部自作するしかありません。

 

 まずは船体。比較的オーソドックスな形状の為、そこまで作るのは難しくありませんでした。ですが、側面に多数配置されているケースメイト式副砲の開口部形状が本艦の外見的特徴点でもあった為、そこはしっかりと再現できる様、定規でしっかり測りながら開口部を切り出します。プラ板を重ね合わせる方法で船体を作っている為、最初の加工から慎重に作業していきます。

 

 続いて主砲。アメリカ製「10年式Mark7 30cm連装砲」は、1/2000キットとしては発売されておりません。つまりカタを取ってレジンで複製する手法も取れません。形状を写真で見ながら、プラ板を削って行くしかありません。6基分作るのはかなりメンドクサかった・・・・。

 

 最後に艦上の構造物です。まずは実際の写真・図面からサイズを計算して作成するのですが、本艦中央部にある探照灯付きクレーンの再現は、少し苦戦させられました。途中で太さが変わったり、2本の柱の間に連絡橋があったりなど、細かい点が多くあり、これもまた厄介なパーツでした。

 

 更に前後艦橋の仕様の違いです。前部艦橋はアメリカ式の籠マストを採用していますが、リバダビア級の細い籠マストを、1/700のエッチングパーツで再現しようとするとかなり細く、かつ強度的に不安があったのに加え、最終的には黒で塗装する事を考えた結果、「もうプラ棒でいいや」と決断。太いプラ棒をリューターでガシガシ削って行きます。

 

 続いては後部艦橋。こちらはオーソドックスな3脚式なのですが、非常に巨大。かつ艦橋頂点に付いている観測所の位置が、艦橋の真上ではなく側面に張り付く様に設置されている事もあり、取り付け部に一部加工を加えて設置しました。

 

 最後に完成したパーツを取り付けるのですが、そこで発生するのが配置バランスの問題です。図面通りのつもりが、1mmズレていて主砲が回らなかったり、クレーンの支柱の設置位置に違和感を感じて修正したりするなど、最後まで手間取りました。

 

 

 

微調整の結果、全主砲が方舷に指向出来る様になりました。

 

 甲板の細かい部分の造形と短艇も設置。塗装後完成した「リバダビア」がコチラ。

2番と5番砲塔上の測距儀がアクセントになってより良きかな・・・。

副砲が多いのは、巡洋艦を大量に保有出来ないアルゼンチン海軍故の結果らしい。

ピントがややズレですけど、後部艦橋の形状もしっかり再現。

以前ご紹介した海防戦艦「インディペンデンシア」と比較。

 アルゼンチン海軍の主力艦としては、インディペンデンシアからリバダビアまで約20年程。その間に主力艦と言える艦船として存在したのは、イタリアから購入した装甲巡洋艦「ジュゼッペ・ガリバルディ」級6隻(後に日本へ2隻売却)を挟むだけ。

 ちなみに、この日本へ売却された2隻は「日進」「春日」と命名され、日本海海戦にも参戦して戦果を挙げていますが、この2隻の旧名が「リバダビア」と「モレノ」だったりします。

 

 近いうちに、DAMEYAさんから発売中の「日進」「春日」も持っているので、「ガリバルディ」級装甲巡洋艦も作ってみたいと思います。

 

 因みに、先週静岡ホビーショー探訪記をお伝えしましたが、よく考えたらその写真の中で今週のお題とも言えるモデルがバッチリ映っていた様で・・・・。まぁ、ブログの更新と模型の完成時期は決してリンクしていませんし、特にああいった展示会では、ご挨拶させて頂く時の「名刺」代わりに、最新作品があったら持って行きたくもなるじゃないですか‼

 

(自己顕示欲の塊) 

 

 

醜い部分を晒した所で、今週はここまで。

 

 来週にご紹介予定の作品は、これまたコアなチョイスです。「パスタの国」の保有した「準弩級戦艦」と、出来ればもう一点・・・。

 

 

まぁ・・・どうなるかはお楽しみに‼ また来週~ノシ

どうも。ニャンモです。

 

 

 今回は5/13.14日に開催された「静岡ホビーショー2023」に行って来たので、その思い出を書き記そうかと思います。今回は予算の都合上、13日土曜日のみの日帰りだったのですが、それでも十分に楽しむ事が出来ました!

 

  今まで、艦これの同人誌即売会「砲雷撃戦よ~い!」に同行して、長崎や大湊など日本の各地を展示側で旅して来ましたが、今回は初めて「見学」するだけの遠征。しかも会場は模型の聖地「静岡」ということで、前日からワクワクが止まりませんでした。

 

 そして当日の13日。雨が降る中、寝ぼけながら家を出発したため、当初計画していた時間より1時間も早く家を出てしまい、東京駅の中で1時間程歩き回って時間と体力を削ってしまいました。更に移動中の新幹線の中では切符をシートの間に落としたり、その新幹線自体が遅延したりと、なんだか幸先の悪い出だしとなりました。

 

「・・・せめて静岡は晴れててくれ!!」

 

そんな願いも空しく、到着した静岡駅はバリバリ降雨継続中。

 

 

 

 静岡駅の喫煙室で一服した後、気分を入れ替えていざホビーショーの会場へ!

 

 雨天という事もあり、ツインメッセ静岡行きのバスは長蛇の列。タクシー乗り場も10名以上の待機列が・・・。

 

 こうなったら、「軽い鉄ヲタ」な自分としては一度乗ってみたかった「静岡鉄道」に乗って、会場の最寄り駅まで行ってやろうではないか!と決断。JR静岡駅から初めて通る地下街を少し彷徨いつつ、なんとか静鉄「新静岡」駅まで到着。3扉の2両編成の列車がお出迎えしてくれました。 

 車内は、天気も相まってか、かなりガラガラ。少し懐かしさを感じるロングシートの座り心地を楽しみながら、列車は新静岡駅を出発。

 

 わずか2駅という短距離ながらも、静鉄を楽しむことが出来ました。

 

 ここからは雨天の中、ツインメッセ静岡まで1km程歩いていきます。GoogleMapを少し確認してから、いざ会場へ!

 

   だいたい20分程歩くと、見えて参りました「ツインメッセ静岡」!!

 

 

 

 入場待機列は、まさかの会場を1周半‼。雨天での待機列に靴を濡らしながら、ゆっくりゆっくりとですが、会場入り口に近づいて行きます。

 

 待機時間はわずか45分。遂に会場入り。

 

 

 気になっていた出展者の方々へのご挨拶の為、まずは南館へ。

 

 まず早速向かったのは、1/2000モデラーの「三軒茶屋」さんの作品群。ぱっと見これが1/2000なのかと目を疑う程のジオラマでございました。

     埠頭の自動車やビルディングの造形など、本当に細かい・・・! 

 

左上の探査船「ちきゅう」のトラス部分は、しっかりと組み上げられた物。

三軒茶屋さんといえば、この軍艦島。最早資料館に展示するべきレベル!!

 

 作品を一通り拝見させて頂いた後、遂に「三軒茶屋」さんご本人とお会いする事が出来ました! こんな凄い作品をどうやって作ったのか、ジオラマの拘りの点など沢山教えて頂けました。

 

     そして、ちょっとした理由から持ってきていた私の作品が・・・。

 まさかの許可を頂く事が出来まして、一緒に撮影させて頂きました‼ 

 

 アルゼンチン海軍。まさかの静岡遠征!!

 

 更に! なんと三軒茶屋さんに作って欲しいキットの「リクエスト」まで受け入れて頂きました‼ 勿論そのキットは私の方からお渡しさせて頂きましたが、それでもそんなリクエストまで受け入れて貰えるとは・・・・。

 

本当にありがとうございました。

 

 

 その後、その周辺の展示作品を見て回る事に。ジャンル問わず沢山の作品があったのですが、写真を撮らせて頂いたのは艦船模型ばっかりですw

 

 三軒茶屋さんの所属されている厳流会さんのブースに展示されていた木工模型。木製ではの味わいのある素晴らしい作品でした!

 

 レコード盤の上の鉄道模型。ノスタルジックな感じがしてGood!!

 サンダーバード2号の発射台。幼少期に再放送見ていましたが、やっぱりSFの最高峰だと今でも思える。そしてこの大きさは、その素晴らしさがより引き立つ。

 

 Twitterで拝見させて頂いていた「青函連絡船」の1/2000モデル。作者さんは現在函館駅駅舎の1/2000モデルも制作中で、販売されるのが待ち遠しいモデルの一つ!

 

 一回り小さな1/3000の護衛艦。アオシマから出ている集める軍艦シリーズの物との事。ヘリ甲板のデカール貼りが大変だったと仰っておりました。

お次は1/200スケールの艦船模型。自分の作品と比べると10倍大きい訳で、これ程差が出るんだと今更ながらに実感致しました。

 

里帰りした95式軽戦車(本物)。とてつもないレア物であります!

 京商ブースにあったプジョー306Maxi。F2キットカーって不思議な魅力がありますよねぇ・・・。1万回転超の2リッターNAエンジンの咆哮が大好き‼

 日本車とサインツ飛躍への火付け役。ST165セリカのグループA。ベースのグラベル路面がリアルだから、より臨場感が高まる。

 インプレッサ555。我が英雄たるコリン・マクレー仕様。もうこのベースごと購入させて頂きたい‼

アオシマブースにあったデロリアン。バイオテレポート用の機器や配線もバッチリで、最早本当にタイムトラベルが出来そうな感じ。

 

 タミヤブースには、トヨタヤリスRally1が! 丁度この日はWRCのポルトガルラリーの2日目でした。

 リア周りのエアロダイナミクスがエグいと思ったが、昨年までのマシンはもっとエグいエアロパーツが付いていたんだよなぁ・・・・。

 

 南・北館の2つの大ホールからは一度抜けて、次は西館の2Fへ。この西館2Fにもご挨拶したかった方と見たかった作品がありました。模型サークル「ミクロ」さんの中のお一人、「ぬわ」さんの作品達です。

 

 この松島、フルスクラッチの1/2000なんですよ・・・。凄くないですか?

実は艦橋下の速射砲まで再現されており、自分だったら誤魔化したくなるレベルのパーツが、ひとつひとつキッチリと再現されていました。

 

 こちらもフルスクラッチの1/2000陽炎型駆逐艦「雪風」。Twitterで製作記録を拝見しておりましたが、実物で見ると・・・このクオリティはヤバイ・・・・‼

 

1/2000の阿賀野型軽巡洋艦。勿論こちらもフルスクラッチ。

 

 ご挨拶をさせて頂き、色々とお話を伺うことが出来ましたが・・・・。

いやいや・・・・1/2000でこのクオリティはエグイて‼

 

 「ぬわ」からも、作製方法や素材に関するアドバイス等を頂けましたので、今後の参考にさせて頂きます。ありがとうございました。今後も「ぬわ」さんのハイクオリティな1/2000作品を楽しみにさせて頂きます!

 

その後も西館2Fの展示物を見て回りました。

 狭い通路スペースに沢山のお客さんが居りましたので、写真はこの方のみ撮らせて頂きました。

 トヨタのグループAツーリングカー(JTC車両)が好きな人には溜まらない作品。この無骨な鉄骨の感じが、昔お台場にあった「MEGAWEB」を思い出させる・・・。

 

 初めての静岡ホビーショーでしたが、流石は日本のプラモの聖地。展示されている作品の全てがハイクオリティで、ずっと見ていられる様な、正に理想の空間でした。

 ですが気が付けば、時刻は3時半過ぎ。帰りの新幹線は午後5時。そろそろ会場を去らねばなりません。

 

いつかは俺も出展側に!と意気込んで、自分の作品と一緒に記念撮影w

 

 

  会場を出て傘を差す。濡れた路面を駅に向かって歩き始めると、やたらと足が重い。気が付けば、一旦座ったり休むことなく会場を歩き回っていたせいで、かなり足が疲れておりました。昼飯も取っていなかったので、最寄りのココ壱番屋で遅めの昼食を取って、ゆっくり休憩させて頂いてから再び1km離れた最寄り駅へ。

 

 ですが・・・同じ道を通っても面白くない。最寄駅から2駅程隣には、静鉄の車庫があると聞いていたので、雨の中遠回りを決行。

 

カラフルな静鉄の車両が並んでおります。

 帰りの車両は静鉄の新型車両「A3000」系。最新車両らしいカッコイイデザイン。

 

 新静岡駅に着いて気が付いたのですが、改札横の待合室には、模型の街らしくこんな展示も・・・。

 

 

 いやぁ・・・・いつかはこれらの作品群に見劣りしない模型を作って、聖地静岡に展示してみたい物です。

 

  出来る事なら、1/2000と1/3000スケールを主体としたサークルの代表として・・・・・。

 

 

 という事で、静岡探訪記は以上です。余りに疲れていたので、新静岡駅近くで買ったカレーパンや、ホビーショップ「駿河屋」の本店の写真などは、一切撮っておりませんでした。東京へ向かう新幹線では、もちろん爆睡。新富士駅から品川駅までの記憶は、全く御座いませんでしたww

 

来週は再び、1/2000自作模型のご紹介に戻らせて頂きます。

 

 

それでは皆様、また来週お会いしましょう!ノシ

 

皆様こんにちは、ニャンモでございます。

 

 

 昨日5/13日、静岡市にて行われた「静岡ホビーショー2023」を、日帰りではありますが見学して参りました。朝から生憎の天候でしたが、初めての静岡ホビーショーでしたし、お会いしたい1/2000モデラーの方々にもご挨拶できたりと、有意義な一日を楽しませて頂きました。

 

 特に、1/2000スケールの艦船模型やジオラマを作ってらっしゃる「三軒茶屋」さん とお会いできた事は、本当に嬉しい事でした‼彼の作品は本当に凄い物ばかりなので、是非「三軒茶屋」さんのブログの方もご覧いただければと思いますので、下のリンクからアクセスしてみて下さい。

 

 

 

 来年には、観覧側ではなく展示側で参加できれば嬉しいのですが・・・・。

ホビーショー探訪記、また別の記事にてお話しようかと思います。

 

 

 

さてさて、本題に移りましょう。

 

 

 今回ご紹介する艦はWW1の頃、フランス海軍にて建造開始したものの、諸事情により建造中止された「ノルマンディー」級戦艦です。1912年、フランス海軍によって開始された10年間の軍備拡張計画の中で、5隻の戦艦建造が計画されました。1913年には4隻、14年には1隻の建造が決定され、各造船所に建造発注がなされました。

 

 本艦の船体はかなり独特なデザインをしており、艦首のアンカーチェーン巻き取り部のすぐ直後から、一段上がった甲板(船首楼)が始まります。その船首側に6門の副砲がケースメイト式で設置。船首楼には30.5㎝の「4連装主砲」が設置されていたりと、実にフランスらしいエッセンスの塊と言える物でした。

 

 しかし建造開始されてまもなく、第一次世界大戦が勃発。隣国ドイツとの陸上での戦闘に対応するべく、陸戦兵器の製造に注力する為これらの艦は建造一時中断という扱いに。ここから地獄の様な4年間の戦争が続く事となります。1918年末。遂に戦争は終結し、建造中断していたこの5隻も建造が再開される事となりました。

 

 しかし時代は「ノルマンディー」級の存在を許さなかった様です。1921年のワシントン海軍軍縮条約にフランスも参加した事によって、一切の戦艦の新規建造が禁止されてしまいました。この結果、建造途中であったこれらの戦艦達は、スクラップとして売却・廃棄される事となりました。

 ただそれらの中でも、起工が遅く建造が進んでいなかった5番艦は、ドックを空けるために船体の建造までは進めてから進水させ、フランス初の航空母艦のベースとして流用される事となります。フランス初の空母「ベアルン」は、実はこの「ノルマンディー」級戦艦の生き残りだったのです。

 

 

 こんな「ノルマンディー」級戦艦ですが、もちろん1/2000での市販キットは存在せず、一から自作するしかありません。

 

 プラ板を積み重ねて船体を作って行く「築層式」で船体を作るのですが、舷側の副砲の設置位置が一部窪んでいる場所があるため、そこの造形に考慮した加工をしつつ、プラ板を切り出した後に重ねて接着して行きます。

 

 かなり苦戦させられましたが、とりあえず「それらしい」形状に仕上げる事が出来ました。ここにもう一段(船首楼)を載せると、こんな感じの形になります。

 

 

なんか戦艦というより、客船の客室部分を作っている途中の様にも見えますよね・・・。

 

 

このアングルだと、窪んだ副砲配置部分がよく見えますね。

 

 

 続いて、本艦一番のアクセントたる4連装主砲を3つ程作って行きます。この主砲塔ですが、ぱっと検索した限りでは正確な大きさなどが見当たらなかった為、完成予想図からサイズを計測。縮尺を合わせる事で対応いたしました。ですが、この主砲塔も厚みの調整などに手間が掛かりました。

 

Wow・・・・いつもの可動式主砲(ただ未接着なだけとも言う)

 

 艦首側の主砲搭載位置を決めたら、続いてその後方にある艦橋やマスト、煙突の位置なども決めていかねばなりません。本艦の艦橋は非常にコンパクトながら曲線を多用した、まーたスクラッチするのは手間が掛かる造形。フランス艦ェ・・・・。

 

上部構造物の設置位置の目星がついたら、あとは作って行くだけです。

 

 かなり苦戦させられましたが、完成した1/2000スケールの「ノルマンディー」級戦艦が、こちらになります!

 

艦首側に広がる副砲郡が非常にユニーク。

本当はもっとカッター(短艇)なんかが乗る予定だったらしい。

副砲のせいで本艦を持ち上げる際には、2番主砲側面を挟むしか有りません。

船体はかなりずんぐりしており、初期の弩級戦艦らしいスタイル。

もしかしたら大西洋では、この様な光景が見れたのかも知れない。

 

 

  

 さて、「ノルマンディー」級戦艦は如何だったでしょうか。

 

 正直に申し上げますと、「ここまで作るのが面倒くさい」形状をした弩級戦艦も、なかなかお目にかかれません。勿論それより前の前弩級戦艦の時代のフランス戦艦には、もうやる気すら起きない程複雑な形状をした戦艦が多数あります。なので、フランス海軍は「当分の間」作ろうと思う事は無いでしょうww

 

  ですが、これでWW1前後の時期に計画された戦艦の種類は、かなり豊富になりました。米・英・仏といった欧米列強の戦艦が、どの様に進化するハズだったのかという流れが、僅かながらに皆様にも見えてきたのではないかと思います。

 

 

ということで、今回はここまで。

 

 

 次回ご紹介する予定の艦は、アルゼンチン海軍が保有した弩級戦艦になります。多分その前にひとつ、「静岡ホビーショー探訪記」を挟むかも知れませんが、出来ればそちらもご覧いただければと思います。

 

 

 

                    それでは、また来週お会いしましょう!! ノシ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

通常更新の日曜日で御座います。ニャンモです。

 

 

 今回は、WW1時にイギリスで計画された、史上最大の巡洋戦艦をご紹介致します。

 

 この数週間の間にドカドカと色々な艦艇を作って参りました。更に言えば、1/2000スケールの模型を2011年末に集め始めてから、はや12年。そんな12年間の中で、いずれ作ってみたいと思っていたとある巡洋戦艦がありました。

 

 

 時は遡り、1900年代。イギリスの第一海軍卿「ジョン・アーバスノット・フィッシャー」は、とある考えを持っていました。その考えとは、「副砲を沢山搭載するより、主砲を沢山搭載した戦艦を建造して無駄を省き、艦橋からの指示で射撃を行った方が効率が良いのでは?」という物でした。

 

 その結果出来上がったのが、1906年に完成し、世界を根底から変えた戦艦「ドレットノート」です。

 

 副砲を廃止し、30.5㎝連装主砲を5基搭載。産業革命以降、長年使用されてきた「レシプロ機関」をやめ、当時の最新鋭技術で高速を確保できる「タービン機関」を導入。装甲を少し減らした代わりに、戦艦としては高速の21ノットを実現。また主砲射撃についても、各砲塔に任せるのではなく、艦橋から指示して砲撃する「斉射」方を採用。この「斉射」は、日本海海戦での帝国海軍の戦果から有効性が証明され、フィッシャー卿も確信を持った事でしょう。

 

以降世界中の海軍は、この「ドレットノート」に倣った戦艦を作り始めます。

 

 こんなセンセーショナルを生んだフィッシャー卿だが、彼にはもう一つの考えがありました。それは、「速力こそ最大の防御である」という思想でした。

 確かに速力が相手よりも高速を維持できれば、常に相手より有利な位置取りを確保出来、万が一被弾・損傷しても、すぐに戦場から離脱する事が可能になります。

 

 そんな思想を実現するべく、更に機関を強化し装甲を削って建造した艦が、最高速力25ノットを超える装甲巡洋艦「インヴィンシブル」級。後の「巡洋戦艦」と呼ばれる艦の登場でした。

 

 

 しかし、そんな艦が大量に登場すると、近隣各国もこれに対応する為に建造競争が起こります。更にサラエボ事件を発端に第一次世界大戦が勃発すると、フィッシャー卿は、またも独特な艦を作ろうと画策します。

 

 それは、バルト海での上陸作戦の「砲撃支援用大型巡洋艦」という突拍子の無い物。「ハッシュ・ハッシュ・クルーザー」と呼ばれる、事実上「高速モニター艦」の建造に着手します。同計画の際に建造された2隻「カレイジアス」と「フューリアス」の2隻は、17000tの船体に45.7㎝(18inch)単装砲を2基搭載し、これを32ノット以上の高速で航行させる事が出来ました。

 

 この艦を更に巨大化し、巡洋戦艦にまで大型化させた物こそが、後の「インコンパラブル」級です。

 

 

 「インコンパラブル」級は、全長304m、全幅は31.7mと超巨大。「大和」型や「アイオワ」級よりも長い船体に、世界最大の50.8㎝(20inch)連装砲を3基6門搭載するという、正に「インコンパラブル(空前絶後、比類する物無い)」の名に恥じない巨大戦艦でした。しかしそんな巨艦の割に、排水量は48000t前後と「大和」型の7割程度しかなく、装甲は厚い所でも279mm(11inch)程度と薄く、正に「巡洋戦艦」と言える物でした。

 

 しかし、そんなフィッシャー卿の「究極巡洋戦艦」案は、ガリポリ上陸に発生した多大な損失に対する責任問題を巡って「辞任する」という、最低の形で潰えました。また後年に発生した「ユトランド沖海戦」にて、巡洋戦艦の脆弱性が露わとなり、巡洋戦艦の存在意義そのものが危ぶまれる事となるのでした。

 

 

 そんな夢の巨大戦艦は、私も昔から「いずれ模型を作ってみたい‼」と思っていましたが、艦船模型のメジャースケールである1/700だと43㎝という大きさ。実家暮らしだった当時では、置き場の問題で絶対に作れない事が分かっていました。

 

 

だが、今作っている1/2000なら或いは・・・・?

 

 

 ということで、遂に建造に着手するに至ったのですが、ここでまた問題に直面します。本艦の完成予想図は、それこそ十人十色。どれが正しいとも言えない「計画艦」故の選択肢の多さに、どれにしようか悩む事になりました。

 

 そこで、3つ程の完成予想図をピックアップし、それらを混ぜ合わせた形で建造する事としました。予想図に共通する点は「煙突が2本」という所だけでしたが、先にご紹介した「G3」型の時と同じ手法を取った訳です。

 更に、手元にはアオシマ製「ワールドネイビーシリーズ」の「フッド」のパーツが余っていた事もあり、これらの上部構造物を流用する事で、省力化を図りました。本当に1からスクラッチするより、メーカーの既製品の方が、それらしさを引き出せますからね。

 

 

 

  そして、自分好みのアレンジと創造の結果、完成したのがコチラになります!

 

 

           ・・・・デカイ。マジでデカイんよ。

 

 

煙突の間には、航空機用カタパルトと格納庫を搭載させました。

 

 正直甲板上には、更に兵装を追加出来そうでしたが、主砲の重量を考えると・・・

 

こんな巨砲がこっちを向いたら、相手側もさぞ怖かったでしょうね。

 

「G3」型戦艦と比較してもこの差・・・・。デカ過ぎんだろww

 

 

という事で、巡洋戦艦「インコンパラブル」、如何だったでしょうか。

 

 

 まぁ、言いたいことは前半で語りつくしましたので、最後はスッキリと終わりたいと思います。しかし・・・・本当にデカイ。前回ご紹介したアルゼンチン海軍の「インディペンデンシア」が全長3.6㎝、「インコンパラブル」が15.1㎝・・・・。

 

 

                デカイなぁ。

 

 

  ということで、次の日曜日は5/13日なのですが、実は静岡ホビーショーを見に行く予定でして・・・。更新できるかどうかは分かりませんが、なるべく出来る様に頑張ってみます。

 

 次回ご紹介する予定の艦は、英国の永遠のライバル、フランス海軍にて建造されるハズだった「未成戦艦」をご紹介します。5隻中最後の1隻だけが、空母として生き残ったアノ戦艦です。お楽しみになさって下さい。また、本艦や以前にご紹介した作品へのコメントなどもあれば、是非頂けますと幸いです。

 

 

では、また来週お会いしましょう!ノシ