ずっと実家を出たかった。

家族に問題は無かったと個人的には思う。



共働きの親のお陰で金銭面での不自由はなかった。

公立高校を落ちて私立高校に行った時、塾に通わなかったことと数割の学費免除で公立と対して変わらないとは言われた。

学ぶための物は十分に買い与えてくれたし、小遣いも日常で困らないくらいは貰っていた。


家族仲も悪くはなかった。

些細なことで不機嫌になることはあったが、両親は2人で出掛けることもあるくらい未だに仲が良い。

兄弟とも喧嘩した覚えはないし学ぶ分野が近かったためか議論になったりアーティストを教えあったりするくらいで仲が良い方だとは思う。

親子喧嘩で空気が悪いこともあったがそれはまあ思春期の兄弟が成長する過程で往々にあることだろう。


基本的に自分の意思を尊重してくれる親だった。

高校や大学を決める時も話を聞いてくれたが止めることはほぼ無かった。

親が教師故にその知識や兄弟の経験からアドバイスをくれることすらあった。



でも何故か居心地が良かったか、安心出来る家だったかと言われると素直に頷けない。




今更だが「いい子」でなければ、と思っていたような気はする。


小中学生の頃はどの教員も親の名前を知っていたし、兄弟がいることもあって「あの先生のお子さんね」「あの子の兄弟ね」と新年度に言われるのは常だった。


学校で何か問題を起こせば親や兄弟が悪く言われると思っていた。

学校では教師が全てだと思っていた。

教師の言うことを聞くことが当たり前だと思っていた。

所謂「いい子ちゃん」をすることが当然だと思っていた。



自分で考えて行動するなんてしなかった。

空気を読んでいれば間違いは無い小中学生時代だった。




疲れたので気が向いたらまた書きます。