先日、母の体調が優れず、夜中に救急車を呼んだ。
なにぶん、「119」に電話をかけるのは人生初。
結構緊張するなぁと思いつつ、母の体調もあってか、話し出すと、
テンパることもなく、なぜかスラスラと話せた。
人生初のことであっても、そこは年の功というのか、
わたしも改めていい大人なんだなぁとしみじみ。
結果的に、母は即入院となった。
病名は「急性虫垂炎」いわゆる「盲腸」だったが、
抗生物質では散らせないほどの‘石’と腫れもあり、
翌日朝一で手術が決定。
付き添いだった私は、夜中3時ごろに一旦帰宅したが、
朝一の手術に寝坊するわけにもいかないと思うと一睡もできず。
結果、前日の朝7時から翌日の夕方までほぼ一睡もしない状態が発生。
手術は無事に終わったが、いろいろ驚くことが。
まず、外科医の方が手術後の説明をする際、
体内から切り取った幹部をなんの前触れもなしに、目の前で見せたこと。
おそらく、人によっては苦手だったり、
気分が悪くなる人もいると思うのだが、そのあたりの配慮はないのかと…
そしてもう一つ。
「手術は無事に終わりましたので、待合室でもうしばらくお待ちください。」と言われたが、手術室から母が出てきたのは、それから2時間半後だった。
医者からして見れば普通のことかもしれないが、
一般人からしてみれば、術後何かあったのでは…と心配になりつつ、
最後のほうは、「私、忘れられてる?」と思うことも。
なんせ途中で待合室の電気がすべて消えて真っ暗になったんです。
これってあるあるなんでしょうか?
麻酔が切れるまで待っていたのか??
と思ったがそうではなかったそうで、
結果、手術をしてから2時間ほどはICUに入り、
そこで何事もなければ病室に戻るため、
その間、ただひたすら何の説明もなしに待たされていたということだった。
全国の医療従事者がそうとは限らないが、
さすがに付き添い家族への配慮や説明を、
はしょりすぎではなかろうか。
こちらは、まったくの素人で、
医療従事者内での常識が世間の一般常識ではないということを、
改めて考えてほしいと思いつつ、これから母がお世話になることも考え、
結果的には何も言いませんでしたが、かなりモヤモヤ。
最終的に、朝一の手術だったが、
私が母と病室に戻った時には、14時を過ぎていた。
睡魔と空腹で限界ではあったが、
前日は夜中であったためできなかった手続きや必要備品の手配等を行い、
家に帰宅したときには16時を過ぎていた。
睡魔はもちろんあったが、とりあえず、お風呂に入り、
倒れないよう胃に何か入れ、仕事で連絡できていなかった兄弟に電話し、
18時に倒れるように就寝。
23時頃、目を覚ましたが、
5時間の睡眠では前日の疲労はまったく取れておらず、
再度朝方4時に就寝。
さらに5時間ほど寝て、ようやく少し回復。
自分の体力の限界を再確認した出来事だった。
end