『ウルトラマンA』の竜隊長を演じた当時の瑳川哲朗さん。


 1972~1973年に放送された『ウルトラマンA(エース)』において地球防衛チーム「TAC」の隊長・竜五郎隊長を演じた瑳川哲朗さんが17日、筋萎縮性側索硬化症のため84歳で亡くなりました。


 竜隊長については2014年11月8日、自身のブログに書きましたが竜隊長はウルトラシリーズの歴代地球防衛チームの隊長では最も理想とする隊長として視聴者からの評価が高い存在でした。それは地球防衛チームのみならず竜隊長は一般企業の理想の上司とも見られていました。それは『ウルトラマンA』の作品においては竜隊長の部下を思う気持ちや戦闘や作戦においても常に的確な判断で人間の心の隙に入り込んで侵略活動を行なう異次元人ヤプールに対抗する最もな武器である「優しさ」を持ち合わせていました。

 その存在感の大きさが『ウルトラマンA』終了後、次回作の『ウルトラマンタロウ』更に『ウルトラマンレオ』では瑳川哲朗さんは番組のナレーターも担当して視聴者からも喜ばれました。その後もTACメンバーの同窓会やウルトラ兄弟を演じた俳優の集まりなどにも顔を出しウルトラの世界に貢献してくれました。

 『ウルトラマン』から『ウルトラマン80』までの歴代地球防衛チームの隊長を演じた俳優が次々に亡くなり、瑳川さんも頑張って生き続けてくれましたが遂に瑳川さんも亡くなり残されたのは『ウルトラマンレオ』のMACのモロボシ・ダン隊長役の森次晃嗣だけになってしまい本当に残念で寂しくなりました。


   瑳川哲朗さん、御冥福を祈ります。合掌・・・


 



後年の瑳川哲朗さん。