今回は私のホストファミリーについて。
実は、私は渡仏1週間でホストファミリーを変えました。
家族構成はお父さんとお母さんと幼稚園に通う子ども2人、さらに可愛いラブラドールがいて、私の他に同じ語学学校に通う3人の学生がいた。
家族は誰一人として英語が話せないし、他の学生たちのフランス語のレベルは私よりも遥かに高く、十分にコミュニケーションが取れるか心配だったけど、私がまだフランス語学習者なのは理解しているわけで、ホストファミリーなんだからきっと優しく受け入れてくれるだろうと思っていた。
簡単にいうと、「学生との交流を通して異文化を知るのが好き、他国の状況に興味がある、一生懸命話そうとしている学生に対して笑顔で頷きながら忍耐強く理解しようとしてくれる 」っていう、今まで私がホストファミリーに対して抱いていたイメージが、たちまち音を立てて崩壊したってわけ。
まず、私が申し込んだプランでは「平日は朝食と夕食、休日は1日3食が含まれる」というものだった。
だけど、蓋を開けてみたら朝食はキッチンに置いてあるりんごかバナナをご自由にどうぞスタイル。夕食は毎日パスタかじゃがいも(つまりオール炭水化物&野菜ゼロ&タンパク質ゼロ)の料理を1品だけ。
いやいや、1週間の滞在ならまだしも、こんな食生活を3ヶ月間もしたら、帰国時にはお相撲さんになっちゃうって。
元々健康志向な私にはそんなのもっての外で耐えられないので、ホストファミリーに「私は野菜が大好きで毎日食べたいから、スーパーで何か買ってきて夕食の後にでも自分で追加で食べても良い?そのとき、キッチンか、無理なら電子レンジだけでも使っても良い?」と、控えめに言ってみた。
すると予想もしてなかった回答。
「キッチンは学生には使わせたくない。電子レンジは使っても良い。それと、家に滞在するからには“本当のフランスの食文化”を体験してもらいたいから、夕食に関しては僕が用意したもの以外には食べちゃダメだよ。部屋での飲食も一切禁止ね。」
...え?
この時点で、あぁ、もう食生活に関する価値観が根本的に違うんだな、と悟った。
でも流石に3ヶ月間いるのに、2日目で険悪になるわけにもいかないし、彼らなりにフランスの文化を教えようとしてくれてるのかな、って思うことにした。
夕食をヘルシーに食べるのは諦めて、朝食と昼食でなんとか十分な栄養バランスを保とう!ってポジティブ思考に徹することに。
ところがどっこい、その翌日。
夕食に出されたのは「スペイン産」と大きく書かれた紙パックのトマトスープとカピカピになった小さくて薄い食パン1枚。以上。
控えめに言っても、流石にどうかしてるんじゃないかって思った。
ただでさえフランスの夕食は20時で、日本に比べて遅いから空腹状態だったのに、そんなので足りるわけがなかった。
でも前日には夕食に出されたもの以外を食べることをはっきり禁止されてる。
私は泣きそうになるのを必死に堪えながら夜明けを待った。
これに懲りた私は、スーパーでそのままか電子レンジ調理だけで食べられるものをたくさん買い込んで、朝食と昼食に食べることにした。
その家には、一階のキッチンにある家族用の大きな冷蔵庫と、3階の私たちのフロアにある小さいの、2個あったから、私たちは3階のものを使えってことだなと判断して、そこに入れておいた。
翌日、身支度を終え、朝食を食べるために3階の冷蔵庫を開けたら空っぽ。
パニック。
何回目を擦って確認しても何も入ってない。
大急ぎで1階に降りてホストファミリーが眠る部屋をノックした。
すると超絶不機嫌なお父さんがドアを開けたので、「朝食べるために食材を買っておいたんだけどそれが全部無くなってて。どこにあるか知っていますか?」と聞いたら、「部屋では飲食禁止だとすでに言っただろ。ルールを破ってたから1階の冷蔵庫に移した。」と。
まず、勘違いが起きている。私はあくまで朝食用に買ったわけで、自室で食べようなんて思っていなかったし、3階にも冷蔵庫があるということはそれを使わなければならないのだと思っての行動だった。
ただ、この時の私にはそれを自力で説明できるほどのフランス語力はないし、また誤解されても困るから、ちゃんと弁解するために翻訳アプリを使おうと携帯を取り出したら「これに翻訳は必要ないだろ。ここはホテルじゃない。泊まらせてやってるんだからもっと尊敬の念を見せろ。それと、僕らが子供といるときは忙しいんだから話しかけるな。」と声を荒げて言われた。
いくらホストファミリーであろうと、こっちだって決して安くないお金を払っているわけだし、そもそもいかなる理由があろうと他人の私物を何の断りもなしに触って移動するなんて人としておかしい。なのに、私が完全に悪者にされてしまった。
その日はそのまま泣きながら学校に向かった。
学校に着くと、先生が私の異変に気づいて真っ先に話を聞いてくれた。
渡仏直後でただでさえ何もかもが不安な中でこの事件が起きて、一番安心してくつろげる場所のはずの家が一番怖い場所になってしまったので、今まで抑えていた感情が全て溢れ出して、話しながら号泣してしまった。
そんな私を見て、只事ではないと勘づいたのか、学校の先生たちは迅速に動いてくれて、ものの数時間で、翌週からすぐに住める受け入れ先を用意してくれた。
次のホストファミリーが良い人たちだという保証はなかったし、一度こんなホストファミリーを経験してしまったから、少しトラウマになっていたけど、これより悪い環境はないはずだと思って、ステイ先を移ることにした。
このホストファミリーはハズレだったけど、学校の先生たちには本当に恵まれた。
晴れて滞在先を変えて、今は最高のホストファミリーのもとで過ごしてる。
最初のホストファミリーについて、ここまではあたかも食生活に関する部分だけが合わなかったかの様だけど、実は問題はこれだけじゃなかった。
あまりブログという公の場で悪口は書きたくないけど、
ホームステイであり得る難点についても知っておいた方が良いこともあるかなと思うので、
他の問題点いついても次の記事で書きます。
