リストカットの君へ
最初は、黒髪に金のインナーカラーを入れていて、いいなあ〜と思いました。
私は、硬派な会社の営業職だからそんな派手髪はできず、休日時々ウイッグを被ってみたりして気持ちを満たしております。
ふと貴女の腕を見たら、一筋の傷が何本も何本も連なっているのをみて、涙が出てきました。
この文章を書いている今でさえ、涙が浮かんできます。貴女が可哀想だからと同情しているからではなく、私の姉も同じことをしていたからです。
昔の私はそれをみて、なぜそんな傷を見せつける。親を心配させる親不孝者だと思っていました。
しかし、社会人になった今ならこの世の中の生きづらさはわかる。
女性だからとナメて来る奴、男性のハゲデブには容赦なく非難し、笑い者にする上司たち。心がひどく汚い者が多く、心から尊敬できる上司など本当に一握り。
酒を飲むなり、趣味に没頭して心を取り戻さないとやっていけない。
貴女を救うことはできなくても、私一人でノンと思うことはノンと言って私なりの正義を貫くよ。
全然まとまらないや。
でもね。リストカットで自分を罰するようなことはやめてほしい。
罰されるべきは何も考えず、貴女を容赦なく傷つける人や環境なのだから。
どうか貴女の周りから嫌な人や環境が遠ざかりますように。