ホントはどうなの!? -394ページ目

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ブログネタ:あなたの貧乏自慢

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貧乏自慢ってのとは
少し違うかもしれないけど

今となってみれば
懐かしい思い出のひとつ

今から十数年も昔の話。


当時は当たり前の様に
お金がなかった。

そのうえ、毎朝パチンコ屋に並んでいる様な
自堕落なプータロー生活を送っていた。

そんな僕にも
同棲している彼女がいた。

近くのビデオ屋に
新作がでる度に借りに行ったり
パチンコ屋に早朝から並んだりと

僕たちは何をするにも一緒だった。

ダラダラした毎日だったけど
妙に楽しかった。

そんな日々を過ごしていた
ある日の夜中。

節約もかねて、同じ銘柄のタバコを吸っていた僕たちは
タバコが切れている事に気付いた。

そして、たまらなく小腹がすいている事にも。

しかし、二人の財布の中身を合わせてみても
500円にも満たなかった。

タバコを買うか
吉野家で牛丼を買ってくるかで
迷ったあげく、

牛丼をひとつだけ買う事に決めた。

そして、お持ち帰りで買ってきた牛丼を

『一杯のかけ蕎麦みたいだね。』

と笑いながら、

プラスチック容器に入った熱々の牛丼を
ふたり仲良く、箸でつついた。

はずせない食後のタバコは
灰皿に残されているシケモクで我慢した。

ワンルームの狭い部屋で
肩を寄せ合って過ごしていたあの頃

貧乏くさいけど
大切な思い出。

今じゃ夫婦になった僕たちの
懐かしい笑い話だ。