ガン闘病中の夫が先月、間質性肺炎のために亡くなりました。

享年53歳。

今年の5月に病気がわかり、6月に脳腫瘍摘出手術。その後、全脳照射による放射線治療。そして、悪性縦隔腫瘍のため、抗がん剤投与開始。
4クールの抗がん剤治療を乗り切りました。

退院後、自宅療養中に体調を崩しました。
PET検査で判った『間質性肺炎』
再入院して5日後に、人工呼吸器を装着。
その2週間後に天国へ。

我慢強い夫は、抗がん剤治療中は一切『辛い』と言ったことがありませんでした。

人工呼吸器を着け、言葉のコミュニケーションがとれない中、私の声かけに涙を流しながら頷くだけ。
『辛いね』と聞いたら、
『うん』と目で合図。
初めて弱音を吐きました。

夫、頑張りました。
治療には勝てたけど、お薬に負けちゃいました。

主治医の先生も、精一杯の治療をしてくれました。

夫も頑張ってくれてたから、私は認知症の義母の介護と、夫の看病を頑張れました。
今は、義母の介護をする状態にはなれず、施設へ入所させました。

お義母さん、ごめんなさい。
何してますか?
私の事を忘れちゃったみたいだけど、必ず会いに行きますよ。

今はただ、夫の居ない悲しみや寂しさを、毎日乗り越えてます。

結婚して21年
こんな私と一緒になってくれて
『ありがとう』
『愛してます』

読んでくださり、ありがとうございます。