今回は、最近私が出会った
史上最高の化粧水
Curél キュレル
湿潤保湿 ディープモイスチャースプレー
の成分解析&使用感についてです!
(画像は公式サイトより)
キュレルというブランドについて
ディープモイスチャースプレーの素晴らしさを語る前に、まずはキュレルというブランドについて少しだけ。
キュレルは、「乾燥性敏感肌」に向けてつくられた花王さんの化粧品ブランドです。「肌内部のセラミド不足」が肌荒れや乾燥の原因になっていることに着目し、セラミドケアがコンセプトになっています。
厳密に言うと、キュレル商品にセラミドは入っていない
キュレル商品のパッケージには全て「セラミドケア」という表記がありますが、厳密に言うと、どのキュレル商品にもセラミドそのものは配合されていません。
セラミドの代わりとして、花王さんが開発したセラミド機能成分の「ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド」という成分が配合されています。(しかしこの成分は化粧水には入っていないです。後で解説します。)
セラミドと似た効果を発揮する成分で、「擬似セラミド」とも呼ばれていますね!
何故本物のセラミドを入れないのか?
答えはひとつで、天然のセラミドは高額だから!特にキュレル開発時期の1980年代は今よりもかなり高額だった為、花王さんは独自でセラミドを開発。
そのおかげで、手の届きやすいお値段でセラミドを補充出来るキュレルが生まれたんですね。
本当に、ありがたいです…!感謝!
天然セラミド>擬似セラミド?
そして、ここで頭に浮かぶのが
「でも、擬似セラミドよりも、天然セラミドの方が効果があるんじゃないの…?」
という疑問です。
たしかに、セラミド成分の最大のメリット「バリア機能の改善」に関して、擬似セラミドはやはり天然セラミドには劣ると言われています。
しかし、天然セラミドは水にも油にも溶けにくいという厄介な特性を持っているため、化粧品に高濃度での配合が難しいのです。
この点、擬似セラミドは安価かつ高濃度での配合が可能なため、「擬似セラミドでも、高濃度での配合であれば、天然セラミドと並ぶ効果が期待できる」と思っています。
それでもやはり、水には溶けにくい
擬似セラミドは、天然セラミドよりも溶けやすく作られているとは言え、脂質なのでやはり水には溶けにくい。という背景があってのことだと思うのですが、キュレルの化粧水の全シリーズには「擬似セラミド」が配合されていません。
化粧水のパッケージにも、もちろん「セラミドケア」の記載があるので、勘違いして買っている人も多いと思います。(いい化粧水ではあるんですけどね…!!)
キュレルのスキンケアで擬似セラミドの補充するにはクリームor美容液の選択肢しかなかったのですが、なんとこのディープモイスチャースプレーにはしっかり擬似セラミドが配合されているのです。キュレルの革新的商品だと思います。いや、本当に!
キュレル ディープモイスチャースプレー
前置きが非常に長くなってしまいました。
というわけで、ここからはディープモイスチャースプレーについてです!
まず、成分表ですが、医薬部外品のため全成分ではない可能性もあります。
アラントイン*、水、グリセリン、DPG、ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド、ユーカリエキス、BG、コレステロール、ステアロイルメチルタウリンNa、POE水添ヒマシ油、アジピン酸、アルギニン、エデト酸塩、フェノキシエタノール *は「有効成分」無表示は「その他の成分」 |