その、意中の彼、
と、出会う機会が多くなった。♪ (笑)
遍路出発の下準備のために・・・。
知ってはいたけど、今までそれほど接点はなかった。
買い出し時、必需品、その小物を扱う手付きを見ていると、
不器用。(笑)
『貸してン! ぼんぼん育ちやなぁ~。爺々がしてやる!」
彼は良家のぼんぼんである。
引き取ったものの、目がわるい。老眼鏡がないことには、どうにもならない。
爺々、今年71歳、もう古希を過ぎた独居老人。(笑)
同じ地区ながら、家も少し離れている。
あまり会う機会もなかった。
時々突飛もない大冒険の旅にでるから、地元では知られた存在だ。
だけど、彼のことは、知っていそうで、あまり知らない。
打ち合わせのために、彼の家に伺ったら、玄関に、
シャガールだかの、淡い幻想画。
ドアーの向こうの応接間には、
ルオーだから、ニンジンのようなほそい横顔の、人物画。
そして彼は中々出てこない。
結婚する気がないのか、彼も、もういい歳をして、一人暮らしなのだ。(笑)
アウトドア派のくせして、
こういう絵を玄関に飾る子の心情も、
何か可愛くて、面白いなと思った。(笑)
「いつ、行くンや?」
一寸雑用で表を歩いていたら、知人が集まってきた。
「28日の日曜が出発予定なんやけど、ズボラ。まだ準備が間に合わなくて・・」
「お前! 大丈夫かいな?」
彼の家が見えるという知人、
「昨日一日中、一生懸命、軽トラ、掃除しとったワ~ぁ!」
昨日、その軽トラ、御料車のお披露目がありました。
タイヤ交換をして、
軽トラ荷台、幌の下は、白いレースのカーテンで覆われていて、
幌を上げれば、下は、
まるで御簾の中の貴賓席。
こうなってくると、まるで枕草子か、源氏絵巻の世界。
ズボラ爺々を尻目に、準備は着々。
爺々!
ブログなど書いている場合じゃない!
早く準備しろ!!
かくて28日、日曜朝、軽トラ、
四国遍路に出発することになりました。