昨日は世間でとても印象に残る出来事が重なりました。


その一つは、逃走犯の逮捕。


あれだけの世間の注目を浴びながらも、17年もの年月

世の中に背を向けた生活というのはどんなもんなんだろう。。。。


結局、住み慣れた地元を離れられず、近いところを

行ったりきたりしていたんだろう。


彼、彼女達が見た世間でどんなんだったんだろう。

長い長い17年間で築き上げた彼らの哲学ってどんな物だったんだろう。


それでも、二人共ちゃんと働いていたこと、

逃走犯の割には身なりがきっちりしていて、律儀そうな感じ。


昨日までと今日からが全く違う生活になるのでしょう。

生涯をかけて罪を償って欲しい。


今までの17年と、これからの17年。しみじみします。

昨日は世間でとても印象に残る出来事が重なりました。


一つはマイナリさんの帰国。


東電OL殺人事件で逮捕されて、ひたすら無実を訴え続け、

先日保釈されました。

桐野夏生さんの『グロテスク』や佐野眞一氏の『東電OL殺人事件』

等を読んでいたので、ミウロもずっと関心があった事件です。


昨日、バンコク経由で故郷ネパールに帰られるときの

飛行機のタラップをうつむきながら、一歩ずつ登る姿が、

とても印象的です。喜んでいるのか悲しんでいるのか、、、、、


おそらく、今後日本に来られることは無いかもしれないけれど、

マイナリさんは日本のことをどう思っているんだろう。

二度と関わりたくない国、それとももう一度来たい国。


きっと、不遇な年月の中にもいろいろとお世話になった人たちや、

忘れられない出来事はたくさんあったはず、

罪もないのに17年以上も貴重な時間を拘束されて、

その期間、どんなことを考えていたんだろう。


その反面、重大な罪を犯しながらも17年もの年月、

逃げ隠れし続けた人。あまりに、理不尽な世の中に戸惑いを感じます。


今後のマイナリさんの人生が幸せなものであることを願ってやまない。

昨日読み終えた本


タイトル:仁淀川

著  者:宮尾登美子

出版社:新潮社

ISBN:4-10-129317-1


『櫂』 『春燈』 『朱夏』 と続き最後の『仁淀川』を読み終えた。

内容的にはタンタンと進んで行き、戦後引き上げてからの生活や

お姑さんとのやり取り、綾子自信の心の動きを描いています。


子供の頃の綾子に比べてだいぶ分別のある、

大人の女性になってきましたね。。。。


長いようで早かった綾子シリーズもこれで終わり、

最後に岩伍覚書にて締めくくりとします。

昨日読み終えた本


タイトル:朱夏

著  者:宮尾登美子

出版社:新潮社

ISBN:4-10-129309-0


『櫂』 『春燈』 ときて第三部作目の『朱夏』


だんだん、文庫本の暑さが増してきて

とうとう、朱夏では700ページ近くになりました。


印象としては綾子がだいぶ普通の人になっていたこと。

わがままいっぱいに育てられたということで、

嫁入りした後も、ハチャメチャにするのかなと思ったけれど、

思いのほか、理性のあって分別のある女性だったこと。


戦争中の満州での捕虜生活などを語ったこの小説。

こんなにリアルで残酷な話は読んだことなかったので、

衝撃もありました。きっと、本当にこんな生活を

強いられていたんだと思います。


どこか憎めない綾子。凄惨な経験をすごした後、

最後の『仁淀川』でどういった結末になるのか、

あともう一息です。



一言で言ったら、くすぶり続けた一ヶ月。

チカラの入りすぎた一ヶ月。


なかなか思うように、『こと』がすすんでいかない。

自分の願いと現実が追いついていけていない。


ふっと買った録音できるラジオが全然、録音できない。

どこにおいて録音してもザ~っと雑音ばかり。録画時間も決まらない。

なんか裏切られた感じがして悲しい。


天気が良ければそれなりに気持ちも良いけれど、

あまりにも天気が良すぎると、落ち込んでしまう。


せっせと『明治神宮』に通い続ける。


念願だった『井上陽水』のコンサートに行ってきた。

曲目はどれも知っている曲ばかり、そらで歌える曲もたくさん。

新しいラプソディの頃には思いもよらず涙を流してしまった。

久々に感動したコンサート。記憶に残る。


いつか願いはかなうはず。。。。信じ続ける。

自分自身とずっと話し続ける。一緒にね。。。と


そんなこんなのミウロの5月が終わろうとしています。