夢。
夢を見ている。
ずっと終わることのない夢。
流れる風景が好きだった。
冬。
雪の舞う街。
新しい足跡を残しながら商店街を駆け抜けるのが好きだった。
春。
雪解けの街。
木々の幹に残る、小さな雪のかたまりを、手で救いとることが好きだった。
夏。
雪の冷たさを忘れた街。
傾けた傘の隙間から、霞む町並みを眺めることが好きだった。
秋。
冬の到来を告げる街。
見慣れた雲から舞いおちる小さな白い結晶を、手の平で受け止めることが好きだった。
――そして季節は
冬。
街が白一色に覆われる季節。
流れる風景が好きだった。
だけど、雪に凍りつく水溜まりのように、
僕の時間は止まっていた。
この四角い部屋の中で
季節のない時間の中で
僕は、ずっと独りぼっちだった。
繰り返し、繰り返し
夢の中で同じ風景を眺めながら。
明けない夜に、身をゆだねながら。
だけど、
ゆっくりと、夜が白みはじめていた。
夢。
夢を見ている。
大好きな人がそばにいる夢。
その人が僕に話しかける。
いろんな話を聞かせてくれる。
七年ぶりにあった、いとこのこと。
人間になった子狐の話。
毎日学校の裏庭を訪れる、不思議な少女。
おばけと戦う女の子。
そして、夕暮れの街で再会した、幼なじみ。
夢。
夢を見ている。
大好きな人のそばにいる夢。
繰り返される、当たり前の毎日。
そんな夢のかけらが何度も何度も訪れて、心を少しずつ満たしていく。
空から降る雪のかけらが、街の色を白く染め変えるように。
それでは僕の最後のお願いです。
佑一くん。
僕のこと、
僕のこと…忘れてください。
『Kanonは奇跡』
おぷみと秋進の話で盛り上がってたら
崎中出身の秋進ファミリーのなおとしから久しぶりにメールが来るというこの奇跡
起こらないから奇跡って言うんですよ
じゃあこれはやつの…!
"J"の仕業なのか…?
おぉ~あかんよ