昨日の読書感想文。
『告白』湊かなえ

湊さんは、かなりの確信犯だと思います。生々しい事件、というテーマを扱いながらも、独白形式の文体にすることで、どこか他人事のような、傍観者のような立場に読者をおく戦略。

そのくせ、聴衆としてだけでなく、日記の内容まで晒すことで、一部秘密を共有させる。

罪悪感や秘密の共有は、事象から目を離させない効果がありますが

それらをわざとらしくしないいやらしさが、どこか夢の中みたいな、曇りガラスの向こうの出来事といった印象をもたせる。読者は、場から離れたい気持ちもありながら、曇りガラスの向こうで動く何かが気になり、うごけない…そんな風にページをめくらせる。

それを狙って書いたとするならば、この人は相当な確信犯。

極限の生々しさやグロさを描くのは簡単だとおもいます。

それに抑制をかけつつ、想像の余地を残すあたりが、もやもや感を生む…

内容とは別に、作家がどんな効果を狙って書いたかの真意が気になり、にやりとした作品。
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さんまごはん

にんじんのスイートチリマヨネーズ

しめじのゆかりレモン和え

枝豆いりさつま揚げ

しそ

桜梅