おはようございます。
本日もQAコーナーです。
生徒くん
「では、本日の質問読み上げますね～。」
先生
「はい。よろしく！」
質問
「私は自分のことが好きになれません。どうしたら好きになれますか？」
先生
「そっか。自分のことが好きになれずに悩んでいるんだね。・・・実は僕もずーっと自分のことが大嫌いだったし、今でも過去の自分のことを嫌いだなって思う瞬間がよくあるんだ。」
生徒くん
「えーーー！意外！！先生でもそんなことあるんですね！！」
先生
「もちろん。過去を振り返って落ち込んだまま一日を終えることもあるし、自分にがっかりして一日を終えることもよくあるよ。」
生徒くん
「へー。なんかこういう系の先生って100％自分のことが大好き！って人ばっかりだと思ってました。」
先生
「そういう先生もいるかもね。口ではなんとでも言えるし、『先生だから100％自分のこと大好きなのは当たり前よ！』って言ってる人もいるだろうしね。でも、実際はどうだろう？本当に100％自分が大好きな人がわざわざ人前で「100％自分が大好き」っていう必要なんてあるかな？生徒くんは、自己紹介するときに『僕は人間です！』なんて自己紹介する？」
生徒くん
「はっ？しないですよ。僕は人間です！なんて自己紹介したらその瞬間に合コンでの敗北が決定しますよ。」
先生
「言わないのはなんで？」
生徒くん
「だから！合コンでの敗北が決定するからです！」
先生
「いや、そうじゃなくて。人間です！って紹介しない理由。」
生徒くん
「人間だからですよ！いちいち言わなくても見りゃわかるでしょ！」
先生
「そうそう。そういうこと。見りゃわかることをわざわざいう必要はない。だから、本人の申告よりもその人の他者との関わり方や、言動を見ていればその人が自分のことを本当に好きかどうかくらいはすぐにわかるよね。」
生徒くん
「なっなるほど！そういうことかー！！で、自分を好きになるにはどうしたらいいんですか？」
先生
「自分を好きになるには、過去の自分の失敗や失態も含め、これから起こるであろう失敗や失態も、やさしく許してあげること、だね。」
生徒くん
「だーかーらー、それが出来ないから、自分を好きになれないんですけど。」
先生
「そうだね。それではまず、自分ではなく自分の大親友や大切な人の顔を思い浮かべてほしいんだ。」
生徒くん
「はい・・・・。」
先生
「で、次に、君が過去にしてしまった『自分では許せないくらいの失敗』を思い出して。」
生徒くん
「僕が許しきれない失敗は、小さいころ教卓の壺を割って、その破片が加代子ちゃんの足に当たって加代子ちゃんを傷つけてしまったことだな。・・・ごめんね、加代子ちゃん。」
先生
「では次に、その失敗を君ではなく、君の大切な人がしちゃった失敗だとしたら君はその大切な人にどう接するかな？」
生徒くん
「壺を落としたのが、僕じゃなくてケンちゃんだったとしたら・・・・。」
『壺を落としたのは事実だけど、あんなところに割れやすい壺があったら誰だって落としちゃうリスクはあったし、たまたま加代子ちゃんの足に当たって傷つけちゃったけど、痕になって残ったわけじゃないし、加代子ちゃんだってきっと許してくれてるよ。っていうかもうほとんど覚えてないんじゃないかな？なんなら加代子ちゃんに確認してあげようか？目に刺さらなくてよかったよ。でも、たとえ目に刺さってしまったとしても僕はケンちゃんを責めたりしないし、ケンちゃんが悪いとは思わないよ。ずっと友達でいようね！』
生徒くん
「せんせ・・・・。なんか泣けてきました・・・・。」
先生
「自分を許せないなら、大切な人を許すことから始めたらいい。どんな人にだって失敗はあるし、人に言えないような失態もある。それを許してあげるんだ。そうすると、君の中に『許し癖』がついてきて、気が付くと自分を許せるようになってるからね。自分を許せるようになると、自動的にどんどん自分が好きになってくるよ。」
生徒くん
「・・・確かに・・・自分がしたら許せないことでも、友達がしたことなら許せます・・・。」
先生
「そうだね。そして君が他人を許すことが出来るようになってくると、周りには君を許してくれる人たちが集まってくる。そうすると、君も少しずつ自分自身を許せるようになってくるんだ。」
生徒くん
「そっかぁ・・・。いい循環ですね・・・。」
先生
「そうだね。先生も自分を好きになれなくてずっと悩んでた。だけど、人のことなら好きになれるって気づいたんだ。そして周りの人を許すことから始めたんだ。これはあくまでも自論だから、合う合わないはあると思うけど、一つの方法として覚えておいておくのはいいかなって思うよ。」
生徒くん
「わかりました。そんなダメな先生のことも許してあげますね！」
先生
「あ・・・ありがとう・・・。」
皆さんは自分が好きですか？
人が好きですか？
失敗しない人なんていません。
「失敗してもいいんだよ」って言える大人でありたいなと思います。
ということで今日は、「失敗してもいいんだよと」と言いながらポチ！いつも応援ありがとうございます！
