そう…

あの唄のように

わけもなく溢れて

おぼろげな月に

貴方の名を呼んでた



貴方が傍にいれば

そんな願いをかければ…

心配そうに…

月が覗き込んでた



笑っていたいのに

人が…

嘘が…

それぞれのオモイが…

弱った心に

跳ね返って

潰されそうになる



月と歩けば

心に…貴方がいれば

私は…無敵になれる

辛くても…苦しくても…

昨日より…笑えるはず

だから…

貴方の魔法にかかって

少し…眠ろう



そう思ってた…あの日も

過去になり

また現実が始まる

眠れは…しなかったけど

貴方をまた…傍に感じられた


負けは…しない

どんな未来にも

貴方が居てくれるから

さぁ…また顔を上げて

笑って生きよう


どうして…
その場所に手を伸ばしたのか
わからないけれど…
戸棚の上の
缶箱いっぱいにあった
手紙を見つけて…
数時間ずっと…読んでいた。

今みたいに
携帯なんかない時代
私宛の…沢山の手紙達。

どんな手紙を…
私から送っていたかは
わからないけれど

手元の手紙には…
心に仮面をかぶり…
未来を諦めていた
そんな私へ
今…と
変わりない言葉があった。

誰かの記憶の中でも
私は…笑っていたんだ。
それが…何より嬉しかった。


貴方も…そう。
どんな空模様の心でも
投げなりに思えた日々でも
きっと…
今の貴方と変わらない。
変わらないんだよ。


五月雨は…
心に静かに降ってる。
どんな私でも
貴方が笑ってくれるから
過去も…許せる気がする。

『…責めなくていい。』

そう云ってくれたみたいに
ゆっくり…少しずつ
貴方も許せる日が…来るから。
これでちゃんと…
送ってあげられる。
私の中で
このオモイはずっと生き続ける。

貴方が居てくれたからだよ。
有り難う。

何も…出来ないから

帰るまで起きていよう


何も…出来ないから

眠りにつくのを待っていよう


何も…出来ないなら

せめて笑って送りたい


何も…無い私だから

この心を

馳せる気持ちの変わりに

風に乗せて届けたい



髪が揺れたら

貴方は…笑ってくれるかな

そっと…

その胸に…忍ばせてくれるかな


何も…出来ないけど

私全部で

貴方を…想ってるよ